〈ダイジェスト〉
応募してもらえる会社になりたかった

清掃業務を中心としたビルメンテンス会社、グローバル・クリーンの創業は平成12年。当時27歳の税田(さいた)和久さんが代表となり会社を起こしたのには理由があります。税田さんの父親が経営していた会社が倒れ、ばくだいな借金を抱えたことです。
前身の会社をたたみ、新しい会社で再起をはかる税田さんに、引き続き清掃業務を依頼するお客は皆無といっていい状態でした。
厳しい状況で唯一の救いは、お客が3社、残ってくれたことです。その3社は偶然にも病院でした。
以後、単に掃除をしてワックスをかけるという清掃業務にとどまらず、お客が求めたるものを求めてさまざまな取り組みを重ねてきました。
とりわけお客が病院であったことが、他社との差別化を助けました。除菌クリーニングができること、院内感染予防を目的とした日常清掃ができることは、病院以外のお客からも高く評価されるようになったからです。
といっても、お客に恵まれ、いい商品との出会いに助けられた面が大きかったことは否めません。


きっかけは、社員を募集した際、応募者が相次ぐような「いい会社」になろうとしたことだったといいます。
税田さんが思う、働く人にとって「いい会社」の条件は、目新しいものではありません。
仕事に喜びと誇りを持てること。
自分の存在理由が明確で、役に立っている実感を持てること。
お金かどうかを問わず、仕事に対して正当な報酬が得られること。
これらの条件は、会社によって大きく異なるものではありません。重要なことは、そういういい会社にするためにどんな戦略を立て、実行していくかということです。
グローバル・クリーンが提供している本当の商品は、“いい会社になろうとする姿勢”そのものだと言えます。
そしてなにより、目的、目標、戦略、仕組み、戦術、研究と情報と教育といった実行手順そのものを常に考え続け、社内外に発信していることが強みです。
現在、ビルメンテンス業界でもっとも重要な課題は、従業員の確保と言われています。社員と現場スタッフを確保できてこその受注であり、お客づくりです。
グローバル・クリーンは「魅力ある会社」を目指すことで、お客が増え続けている会社です。
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