後発でもやり方しだい

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 065
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・11・10

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   唐に渡り、密教を学んだ空海が帰国して広めたのが真言宗。
   唐僧の鑑真が伝え、平安初期に最澄が開宗したのが天台宗。

   空海は弘法大師ですね。
   最澄は比叡山に延暦寺を建てて天台宗を広めました。

   大事なことは数多くありますが、
   学校で歴史を学ぶって重要だとあらためて思います。
    


   

 今日の内容
  *後発でもやり方しだい(おたより本文)
  *大声で宣伝したいなら(読んでもらえるニュースレター)
  *鈴木法衣店の続きは次号にて(追伸)


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  後発でもやり方しだい
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 真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗……。
 日本では、仏教の代表的な宗派が13あると言われています。

 どの宗派であってもお寺のお坊さん、つまり僧侶は基本的に
 法衣(ほうい)を着て袈裟(けさ)を肩からかけています。

 男性に限りません。尼もいらっしゃいますから僧尼(そうに)
 と言ったほうがいいですね。

 少々乱暴な言い方ですが、
 僧尼の着用する法衣とは着物のような服とお考えください。
 (そういえば着ているな…)と思い浮かべましたか?

 僕は最近まで意識して観察したことがありません。
 いろんなお寺でたまたま目にする法衣は、どれも同じに見えます。
 と言うより同じかどうかさえ考えたことがありませんでした。

 法衣は宗派によって様式が異なり、一定ではないそうです。
 鈴木法衣店の鈴木教之(のりゆき)社長から聞きました。


 鈴木法衣店は真言宗と天台宗の法衣を中心に扱っています。

 「法衣に関するあらゆるご用命にお応えします」ではなく、
 「全宗派のお袈裟を取り揃えてお待ちしております」でもない。

 真言宗と天台宗用の法衣と袈裟を製造販売しているのです。
 そのことを知ってしまったからにはじっとしていられません。

 (お、絞り込んでいる…。会いたい、聞きたい、知りたい)

 と思い、お目にかかってまずプレ取材しました。
 話をうかがうと、やはり僕の大好きな(笑)絞り込みをしています。

 人に会って話を聞き、レポートにまとめるのが僕の仕事です。

 いろんな業種の取材をしますが、こまかく分類すると
 その数は1200種以上あると言われています。

 でも法衣店は初めてでした。そしておもしろかったのです。


 全国のお寺の数は6万とも8万とも数えられています。
 そのなかで真言宗と天台宗のお寺が鈴木法衣店の市場。

 あえて狭い市場を対象とするには戦略と勇気が必要です。
 鈴木社長はその両方を備えていました。

 だからこそ当然かもしれませんが、
 真言宗と天台宗のお寺に対するシェアは1位です。

 本社のある関東地方にかぎって言えば市場占有率は50%以上。
 圧倒的な強さを持っています。

 社内に製造部を持ち、自社で仕立てて販売しているのは同社だけ。
 あえて手間をかけるという、完全な差別化要因です。

 お得意さんにかぎっては訪問し、こまかい要望を製品に反映する。
 これも同業他社にはなかなかできないことです。

 その一方で業界では初のカタログ販売にも取り組み、売上比率で50%超。
 お寺に法衣を販売するという古い業界にあって思い切った革新です。

 これらは同社の強さを物語る一面ですが、
 僕がすごいと思ったのはもう少し違ったところにあります。


 仏教が日本に伝わったのは飛鳥時代、
 1400年以上も前のことと学校で習いました。

 仏像は衣のようなものをまとっていますから、
 そのころから法衣の原型となるものはあったのでしょう。

 法衣店のなかには平安時代や鎌倉時代から続いているところが
 あるほど歴史の長い業界です。

 ところが鈴木法衣店の創業は大正6年、1917年です。
 創業して90年と少し。

 古い業界にあって後発も後発、最後発と言っていいほど
 歴史の浅い会社です。

 それなのに、それとも、それだから?
 業歴の長い会社をおさえて1位をとることができました。


 聞くと納得。
 他社がやらないことをやる。
 他社とおなじようなことはやめる。


 基本に忠実。絞り込む。それが勝因です。


 あなたに法衣は必要ないと承知していますが、
 参考となる経営のやり方は必要と思います。

 同社の優れた経営についてご関心があれば
 『お客が増える!』No.11をごらんください。

 
http://www.okyakugafueru.com/

 鈴木法衣店のネットショップもあります。

 七條(しちじょう)や大乗衣(だいじょうえ)など、
 美しさに目を見張ります。
 知らない世界をのぞいてみるのも楽しいですよ。

 
http://www.suzukihouiten.jp/




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  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 058  
   
  大声で宣伝したいなら
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 ニュースレターで“買って、買って”と迫ってはいけない。
 そう申し上げたところ質問をいただきました。

   それは理解できるが、こちらの気持ちもわかってほしい。
   『ぜひご購入を』と書くつもりはないが、
   少しは宣伝しないとやってられない。
   なにかいい方法はないだろうか。

 そういう主旨でした。
 以前にも同じような問い合わせをいただきました。
 そこがニュースレターの壁になっているようです。

 では宣伝しちゃいましょう。
 それほど売り込みたいのであれば、
 大声で売り込みましょう。

 ただし、あなたが売り込んではいけません。
 ではだれが?

 お客さまです。
 お客に宣伝してもらいましょう。

 この続きは次号で。


 追伸

 鈴木法衣店を取材し、もうひとつおどろいたことがあります。
 掃除に対する考え方です。
 次号のメールレターで紹介します。


    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


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 お客の数を増やしたい……でもどうやって?

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

 『お客が増える!』は勉強熱心な社長のための教材です。
 
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「旭山動物園の1位づくりに隠された★戦略」CDが好評です!

 
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「動物園の“経営”を通して、はじめて戦略の意味がわかった
 ような気がします」
 というおたよりをいただきました。ありがとうございます。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
 FAX  :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

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