山田方谷の「上下節約」

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 232
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110923

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  
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  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   岡山は、山田方谷を生んだ土地だけの
   ことはある
と心から納得できました。
   「商売の勉強をしませんか!」という呼びかけに
   これほど敏感に反応するの? と驚きました。

   
1013日の木曜日、岡山県倉敷市で開かれる
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今日の内容
  *山田方谷の「上下節約」(おたより本文)
  *名刺は本当に投げられる(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  山田方谷の「上下節約」

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 企業だったら倒産していたに違いありません。
 
160億円もの借金を抱えた貧乏な藩、
 備中(びっちゅう)松山藩の財政責任者に
 任命されたのが山田方谷(ほうこく)です。

 山田方谷の対応策は、
 
木を見るだけではなく森全体を見る
 という考えにもとづいています。

 山田方谷が書いた『理財論』には、
 次のように書かれています。

 (ここから)

 財の外に識見を立て、
 道義を明かにして人心を正し、
 習俗の浮華(ふか)を除き
 風紀を敦厚(とんこう)にし、
 賄賂を禁じて官吏を清廉(せいれん)にし、
 民生に努めて民物を豊かにし、
 正道を尊重して文教を振興し、
 士気を振い武備を張るならば、
 政道はここに整備し政令はここに明確になる。
 かくて経国の大道は治まらざることなく、
 理財の方途もまた従って通じる。

(ここまで/「入門
山田方谷」・山田方谷に学ぶ会著より)

 「浮華」とは、うわべばかりはなやかで
 内容がないこと、という意味です。
 「敦厚」とは、誠実、素直、人情味がある、
 といった意味です。

 内容の優れた文章です。
 名調子ではありませんが名文だと思います。

 乱れた生活やモラルを立て直そう、
 もっと教育に力を注ごう、
 使うべきところにお金を使うことで
 政治はよくなり、結果的に財政もよくなる!

 と言っているように読めます。

 
30代前半に、この考えを唱えていた方谷です。
 財務大臣に任命されたのは
44歳。機は熟しています。
 すぐ具体策を打ち出しました。

 具体策は大きく分けて7つ。

 1【上下節約】
 2【負債整理】
 3【藩札刷新】
 4【産業振興】
 5【民政刷新】
 6【文武奨励】
 7【軍制改革】

 文字からおおよその内容がわかります。
 なんとなく予想できる、一般的な改革
……
 のはずがありません。
 なんたって7年間で
160億円の返済ですからね。

 では【上下節約】とはどういうことか。
 ひと言で言えば「倹約令」です。

 家計が苦しいから節約しようね。
 会社の収支が悪化しているから経費を抑えようね。
 国家財政が危機的状況だから
というのと同じ。

 9ヵ条からなる、具体的な号令でした。
 第一条は「年月を期して藩士の穀禄を減ずる」

 よくある
減給ですが、山田方谷はまず、
 自分の給料を大幅に下げました。
 大臣級の給料から役所の中間管理職程度に下げ、
 家臣が反発しにくく先手を打ったのです。

 それだけではありません。第八条、九条は
 「奉行代官等、一切の貰い品も役席へ持ち出す」
 「巡郷の役人へは、酒一滴も出すに及ばず」
 と役人へのワイロもごちそうすることも禁じました。

 庶民は大喜び。これだけでも生活が楽になります。

 【上下節約】の上下とは、生活水準が上の層から
 下級武士や、お百姓さんなど生活が苦しい人まで
 全員で倹約しましょうという意味が込められています。

 だから、庶民向けの通達も出されています。

 「衣服は上下とも綿織物を用い、絹布の使用を禁ずる」
 「足袋(たび)は九月節句から翌年四月までに限る」
 「結髪は男女とも人手を借らず」

 うーむ、なるほど、ここが山田方谷のすごいところです。

 「絹はぜいたく。綿の服を着てください」
 「足袋は寒い季節だけ。あとはがまんして」
 「髪を結うためにお金を使うのはもったいないですよ」

 などと、いかにも庶民を対象としているようですが、
 じつは、下級武士や貧しい農民にはあてはまりません。
 すでに、もっと貧しく苦しい生活を送っていたからです。

 つまり、藩の財政が大赤字なのは富裕層の問題。
 赤字幅がふくらむ一方なのは、中級以上の武士や役人
 裕福な商人、豪農が生活を改めないから。
 山田方谷はそこに目をつけたのです。

 もちろん山田方谷自身、木綿の衣服を着用し、
 気の毒なほど祖末な食事に徹したといいます。

 いまの政治も
……ということはほかの人にまかせて
 会社でも同じ状況が考えられます。

 従業員に「経営が苦しい」と言いながら、
 社長や幹部は、いい車に乗り続けたり、
 高級なクラブでお金を使ったり


 「言っていることとやっていることが違う」
 という従業員側の声を聞くことがあります。

 と、会社経営にあてはめてしまうと、
 山田方谷の優れた改革物語が終わってしまいます。

 【上下節約】だけでは
160億の返済は困難。
 破産寸前の藩を救うには、改革の2番目である
 【負債整理】にも注目してほしいのです。

 どんな負債整理をしたのか
は、次号にて。
 これがまた経営にあてはまるのです。

 お読みいただきありがとうございます。


 
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
  村上
透ものがたり 142

 
  名刺は本当に投げられる
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 飛び込み営業をしていると、いわゆる
 門前払いを受けることがあります。

 社名を名乗ったとたん、インターフォンの
 スイッチを切られることは日常茶飯事。

 名刺を渡したとたん、お客の顔色が変わり、
 「セールスはお断りって言ってるだろ!」と
 名刺を放り投げられたこともあります。

 インターフォン越しに断られるほうがマシ。
 顔を合わせた直後に断られるほうが
 精神的ダメージが大きいとわかりました。

 それだけ、お客と顔を合わせて話をする
 ということの重要性がわかるというものです。



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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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勉強して、お客を増やし、
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。



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 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:
090-9435-0043(ソフトバンクです)
 
FAX 050-3488-496624Hいつでもどうぞ)

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