辞める理由

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 126
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・17

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   すみません。ごめんなさい。
   6月14日に送ったメールレターで『来来亭』の字を
   間違って『未来亭』と書いてしまいました。
   正しくは、来来亭です。らいらいてい。

   固有名詞の校正ミスは恥ずかしいこと。
   申し訳ありません。

   「来来亭のことじゃありませんか? 未来亭は知りませんが
    来来亭なら知っています。来来亭の社長の話が
    聞けるのであれば、参加したいと思います」
   というメールをいただきました。そうです。来来亭です。
   ですから、どうぞご参加ください。
    
http://keigaku.com/seminar/rairaitei.html
    
  

 今日の内容
  *辞める理由(おたより本文)
  *部室は理科の実験室(村上 透ものがたり)


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  辞める理由
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 長年つかえてきた社長が亡くなってしまうと、
 きっと親を失ったような気持ちになるのでしょう。

 僕にはそういう体験がありません。
 でも、ジャパンパック株式会社の社長、
 長田宏泰さんの話を聞き、
 そういうものかもしれないなと思いました。

 富山県滑川市(なめりかわし)にあるジャパンパックは
 少し変わった段ボール製品をつくっています。

 液体を入れる段ボール箱。
 冷凍・冷蔵品を運ぶ段ボール箱。
 ものを取り出したらたたみ、
 何度でも使える段ボール箱。

 特許を持つ“機能性段ボール製品”をつくる会社です。

 設立後、今年で12年目になる同社の長田さんは、独立前、
 三十数年にわたりひとりの社長につかえてきました。

 その社長は大きな心、広い心を持った人でした。

 長田さんに梱包材や包装材部門をまかせ、
 君がいいと思うように思い切ってやりなさいと
 見守ってくれたそうです。


 「金は出すが、口は出さないという人でした。一年に一度、
  『よう儲けてくれたな。たいへんだったな』としか言わず、
  いつもわたしを信頼してくれました。
  その信頼に応えようと、わたしも必死に仕事をしました。
  地元大手企業と取引できるようになり、仕事のおもしろさを
  味わわせてくれました。わたしにとって名経営者です」


 長田さんは社長の期待に応え、
 まかされたパッケージ部門を
 会社の大きな柱として成長させてきました。

 地元大手企業とはYKK APです。
 売上高3000億円ものYKK APは、
 巨大な製造拠点を全国に5ヵ所もっていますが、
 そのうち2ヵ所が富山県、ひとつは滑川市にあるのです。

 長田さんの作る段ボール製品がYKK APで使われました。
 大口取引先どころではありません。超大口。


 長田さんはナンバー2、専務取締役になりました。
 会社は絶好調。

 しかし、社長はいつも長田さんに言っていたそうです。

 「時代を意識するように。調子がいいときに
  次のことを考えなければいけないよ。
  いつまでも同じことをしていてはだめだよ。
  人と同じことをしていてはだめだよ」


 長田さんは社長の言葉を信じ、次のように考えました。


 人と違うことをしよう。
 他社と違うものを考え、つくっていこう。


 長田さんの目には、明るい未来が見えていました。


 ところが、いいことは永遠に続きません。
 YKK APとの取引がなくなってしまったのです。
 「今後は自社でつくる」
 そう言われてしまってはあきらめるしかありません。

 社長の言っていたとおりです。

 世の中はどうなるかわからない。
 いつまでも同じことをしていては行き詰まる…。

 大口の得意先を失っても動じない会社にするには
 オリジナル製品を開発し、差別化をはかるしかない。

 長田さんは独自製品を考えだします。


 しかし、不幸な出来事はひとつではありませんでした。
 社長が亡くなってしまったのです。

 長年、二人三脚で会社を成長させてきた社長が亡くなり、
 経営は同族に継承されました。

 長田さんの構想は足踏みします。
 後継者はオリジナル製品の開発に
 乗り気ではなかったからです。

 後継者によって打ち出された方針は、
 汎用性のある段ボール製品の量産化。


 専務といえどもトップではないことはたしかです。
 経営者の判断を優先するのは当然。

 しかし汎用性のある段ボールを作っていたのでは
 同業他社との競争に巻き込まれるばかり。
 量産すればするほど価格競争に陥ることは想像できます。

 売上が重要なことは理解できる。
 しかし長い目で見れば、一刻も早く
 差別化製品の開発に取りかかるべき…。

 先代の言葉がしみいります。
 次のことを考えなければなりません。

 おもしろみのある仕事がしたい。
 人と違うことをしたい。
 世の中に存在していないものをつくりたい。


 長田さんは会社を辞めました。

 誰もが反対しました。
 先代が亡くなったとはいえ、
 従業員300人ほどの会社の専務です。
 54歳で辞めることはない。
 周囲のだれもがそう思うのは当然。

 しかし、長田さんは独立を決意したのです。



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  村上 透ものがたり 045  
   
  部室は理科の実験室
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 3日間で終わった山岳部のトレーニングですが、
 なにも活動しなかったわけではありません。

 山岳部用の部室はなく、放課後になると
 理科の実験室に集まります。

 実験室ですから、それなりの設備が整っています。
 ビーカーに炭酸水のようなものをつくり、
 甘みを感じさせるものを加えたソーダー水をつくり、
 みんなで飲む。そんなことをやっていました(笑)

 山岳部だからといって、すぐ登山はしませんでした。
 北海道の屋根と言われる大雪山はすぐ近くですが、
 4月はまだまだ冬山状態。

 気温は低く、雪もかなり積もっています。
 天気が崩れれば吹雪、
 気温が高い日には雪崩の危険性が高く、
 登山はためらわれたのです。

 その代わり、旭川近郊の低い山は問題なし。
 4月下旬に神居山の沢登りに出かけました。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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 村上も参加します。大阪で会いましょう。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透

 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
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