一緒に仕事をする意味

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 053
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・09・24

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   
   埼玉県秩父市の「むさしの」さんへ取材に行ってきました。
   葬儀会社ってたいへん。わかっているつもりでも
   くわしく話をうかがうと、あらためてそう思います。

   とにかく休めません。社員はもちろん役員も。
   いつでも即座に駆けつけてくれる非常勤のパートさんも
   余裕をみてかなりの数を抱えています。

   高橋賢司常務のある言葉が胸の奥に残ります。
   「長生きしてほしいんです。みんな長生きしてほしい」
   ご自分の父親を亡くしていっそう思いを強くされていました。 
   

 今日の内容
  *一緒に仕事をする意味
  *男か女かすぐわかる


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  一緒に仕事をする意味
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 つい先日、「まんが新聞在中」と印刷された封書が届きました。

 (まんが新聞? そんなのあったっけ?)と思いましたが、
 封筒に印刷されたイラストに気づいて納得しました。

 「のぎくちゃん」のイラストが描かれていたからです。

 のぎくちゃんは1000のスキルを持つ女性社員。
 ネットマガジンに連載している4コマ漫画です。
 大阪のまんが制作会社である「画屋(かくや)」がつくっています。

 どれどれ…と、まんが新聞なるものを拝見すると
 株式会社画屋(かくや)のニュースレターです。

 しかも創刊号。手にした僕にも力がはいります。
 どんな構成か、だれに向けた内容であるかが気になるからです。


 さすが……。

 A4サイズの両面印刷で2色刷り。発行にいたる経緯とあいさつ。
 「まんがの学校」入門編の募集案内はありますが売り込み色なし。
 尼崎市にある会社の商品を案内するまんがも読めます。

 「関西を応援するマンガレター」と打ち出しています。
 関西と絞るには勇気が必要だったと思います。

 (新規客ねらいのDMにはなっていない……オーケー!)

 そう確信し、ひさしぶりに画屋(かくや)の代表である
 小川満広さんに電話をしました。

 やはり、これまで受注したお客だけに送る、
 忘れられないことを目的にしたニュースレターとのこと。


 「まんがやイラストの業界も最近は値崩れが激しく、
  低価格競争になりがち。単に価格で決められるのではなく
  画屋と一緒に仕事をして本当によかったと選ばれたい。
  見込客を追うと、すぐ『価格は?』と泥沼になります。
  まんがやイラストを使ってどうしたいのですかと尋ね、
  打ち合わせする以前の問題なんです…。さびしいでしょ。
  だから、いままでのお客さまを大切にしたいと思います」


 そんな話もしてくれました。やはりそうですよね。

 一緒に仕事をしたお客さまを大切にしたい。
 そのためのニュースレターが、まんが新聞というわけです。


 小川満広さんに出会ってから6、7年になります。

 当時、僕は営業社員向けのマンガテキストもつくっていました。
 20ページくらいのマンガ冊子です。

 マンガではかなり実績のある出版社から何冊も出版している
 マンガ家に作画を依頼していました。

 プロ中のプロだけあってマンガには満足していたのですが
 僕には、いくつかぜいたくな悩みがありました。


 完成までにけっこう時間がかかる。
 作品の受け取りは出向いて喫茶店で行わなければならない。
 シナリオライターが書いた台本を提出しなければならない。
 修正をお願いしにくい雰囲気がある。
 プロにとっては妥当な金額だが、こちらとしては予算を抑えたい。


 すべて、ないものねだりのようなわがままかもしれません。
 しかし、非礼をかえりみず口にしたい要望があったのは事実。


 もう少し早く仕上げてほしい。
 たまには郵送で送ってほしい。
 素人が書いたシナリオで作画してほしい。
 「遠慮なく修正を依頼して」と言ってほしい。
 中小出版社向けの価格にしてほしい(これはわがまますぎ…笑)


 これらをどうにかしたい、早く改善したいと思いつつ
 何ヵ月も時間がすぎていくばかりでした。

 そんなとき、経営者が集まる会合で小川さんと出会ったのです。


 後日、ダメもとと覚悟して小川さんに相談しました。
 早い話が、現在頼んでいるマンガ家への不満を打ち明けたのです。

 すると小川さんはこんなことを言いました。


  村上編集長、こうしたいという要望をはっきり言ってください。
  その要望に応えられるかどうかはわかりません。
  僕にもマンガ家としてのプライドがあります。
  引き下がれない線があるかもしれません。
  でもズバリ言ってみてください。
  条件的なことは、歩み寄れる接点を見つけられるかどうか、
  僕も最大限の努力をします。
  大事なことは、村上編集長はどんな仕事を望んでいるかということです。
  どんなマンガで、どんな人に、どのようになってもらいたいのか
  その可能性をお互いに追求することではないでしょうか。


 このように流暢に話したわけではありませんが
 訥々(とつとつ)と小川さんは言ったのです。

 僕はその場で小川さんと一緒に仕事をすることに決めました。

 仕事ですからお金も時間も自分に有利にもっていきたい。
 仕事をお願いする側、される側双方の思いです。

 きれいごとは言っていられません。
 だから要望は述べ、譲歩できるところはする。
 譲れない部分は理由を説明して理解してもらう努力をする。

 それしかありません。

 それより、どんな仕事をしたいか。どんな協力ができるか。
 そこがもっとも重要。

 まず腹を割って話しましょうというスタンスだったからです。


 発注するから強い立場ではなく、受注するから弱い立場でもない。
 大切なことは互いに描くものを見せ合い、
 いいものをつくってお客に満足してもらうために協力しあうこと。


 その仕事姿勢を小川さんに感じたのです。
 創刊したまんが新聞を目にして、そんなことを思い出しました。

 これも縁です。
 次号のメールレターでは、マンガやイラストの頼み方などについて
 僕の経験をあなたに伝えてみようかと思います。

 続きは次号で。


 ちなみに画屋(かくや)のホームページです。
 
http://www.kakuya.com

 「がんばれ! のぎくちゃん」はこんな感じです。
 
http://www.lxl-net.com/on/job/nogiku/vol_05/01.php



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  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 049  
   
  男か女かすぐわかる
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 このコーナーで何度か紹介している
 鹿光電業(ろっこうでんぎょう)の大坂優子さんの話です。

 ドキッとすることを聞きました。

 「男性が書いたニュースレターはすぐわかる」

 もちろん筆跡のことではありません。
 紙面をみると、男性が書いたものは
 どことなく“優位に立ちたい”雰囲気が感じられる。

 優子さんはそう言っていました。

 女性は、一般的に横のつながりを求めるそうです。
 共感してもらいたいという気持ちが紙面にあらわれる。

 男性は、自分が知っていることを読者に“教える”そうです。

 「うちの社長が書くと、どうしても“売り”がでちゃう。
  だから書きたいと言っても社長には書かせません(笑)」

 優子さんがそう言う隣で、社長の桂一さんが苦笑していました。

 この話を聞くと、男性が書いたか女性が書いたか
 なんだかわかるような気がします。

 あなたはどちらのニュースレターを読みたいでしょうか。

    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


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 お客の数を増やしたい……でもどうやって?

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

 『お客が増える!』は勉強熱心な社長のための教材です。
 
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「動物園の“経営”を通して、はじめて戦略の意味がわかった
 ような気がします」
 というおたよりをいただきました。ありがとうございます。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
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