30人より2人がいい

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 048
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・09・03

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   
   夜9時半頃、外に出たときには何もありませんでした。
   その2時間後、玄関に出てみるとクロネコメール便の
   速達が届いていました。やるなあ……。

   僕が速達メール便で出した封書も、きっと早めに確実に
   届いているだろうな…と思う一方で
   あまり夜遅くに届いてほしくないな、とも。
    
   ひとつお知らせです。おすすめです。
   「不況になってもびくともしない 圧倒的な差をつける経営のやり方」
   というセミナーです。
   中川式賃金研究所さんが主催です。

   
http://nakagawa-consul.com/000048.html
   
   

 今日の内容
  *30人より2人がいい
  *感謝とお礼のニュースレター


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  30人より2人がいい
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 よほどたしかな戦略眼を持っているか、あるいは
 常人ならざる強い精神力を持っているか…。

 声を出してうなってしまうことがありました。

 昨日、ランチェスター経営大阪の井上秀之先生の勉強会で
「わたりがに専門の割烹松屋」の濱田憲司社長に会いました。

 4、5ヶ月ぶりです。わたりがに博士の濱田社長に会ったのは。
 少し精悍な顔つきになっていました。

 濱田社長のことは、以前メールレターで紹介しました。
 新しいことを始めるには、代わりに捨てることも大事。
 その優れた事例として、濱田社長の取り組みを
 少しばかり書きました。

 「ごぶさたしています。お元気でしたか」
 「その後、なにか“やめたこと”はありますか」

 以前、話をうかがってから半年経っていません。
 正直言って、新たにやめたことはないだろうと思いましたが
 あいさつ代わりに「その後、なにか断ちましたか?」と
 尋ねたのです。

 それから5、6分間、濱田社長の話を聞き、
 驚き、唖然とし、顔が少し紅潮し、自分の発言を恥じました。

 また新たに「断つ」ことを実行していたのです。
 しかも、売上減少を覚悟して、実際に売上をダウンさせてまで。

 濱田憲司社長はこう言いました。
 途中からあわててメモをとりましたので、ほぼ正確です。


 (以下、濱田社長の話)

 春から変えたことですか? ありますよ。
 大人数の予約を断るようになりました。

 来店してほしい客層ははっきりしているのですが、
 これまでよく団体さんも受け入れていたんです。

 10人だったり20人、ときどき30人もの宴会もありました。
 会社の会合だったり、町内会の集まりだったり。

 でも僕は、できれば夫婦2人でお越しいただくのが理想なんです。
 せいぜい4、5人です。

 わたりがにをおいしく味わい、「松屋っていいね」と
 感じていただける価値観を持っている方だけで
 お店をいっぱいにしたい。

 いまどき、ありがたい話だとわかっています。団体客は。
 でも、30人になると料理を出すにも時間差がありすぎたり、
 飲み物の注文を受けたりするにも正直、対応しきれません。

 30人で宴会された方は、どんな印象をもってくれるでしょうか。
「松屋? ああ、まあまあじゃない」
「わたりがに? 食べたけど、酔って忘れちゃったなあ」

 そんなところじゃないでしょうか。

 「松屋は本当にいいね。おいしかったね。ゆっくりできたね」
 そうしみじみとおっしゃっていただきたいんです。

 だから、大人数の予約は理由を説明し、お断りしはじめました。

 最近、法事もお断りしたことがあります。
 今後は完全にやめようかと思います。

 売上的には魅力です。
 これまでもずいぶん助けられました。団体さんには。

 ここ数ヵ月、そういう団体さんを断ったことで
 売上は大きく落ち込みました。

 法事も、断ると一気に何十万円も失います。

 でも、2人でお越しのお客さまで店をいっぱいにすれば
 同じことですからね。それを目指してここは耐えます。

 宮参りなど子どもさんが中心の行事もどうしようか思案しています。
 子どもだからしかたないのですが、なかには騒ぐ子もいます。
 親御さんが注意しないことも多々ありますからね。
 お子さん連れの予約も断ろうかと考えています。

 余裕?  とんでもない!
 怖いです。大変怖いです。

 実際、売上が下がっていますから、かなりへこみます。
 が、目標への近道だと思ってがんばります。

 ほかに? ええ、1000円2000円台の弁当もやめました。
 売上は下がりますが、利益性を高めるためにやめました。

 商工会議所に年間28万円の会費っていうんですか、
 それもやめました。

 おやじの代より入会していましたが、いま、これといって
 なにか活動できるわけではありませんしね。

 これまでのことをいろいろやめるのは、
 今年は、わたりがに料理のほかに
 「かに飯」の通信販売にも力を入れようと思っているからです。

 「わたりがにを食べたい! でも泉佐野市まで行けない」
 そういう、ありがたいけど残念な声もいただけるようになりました。

 遠方の方にわたりがにを味わっていただくために、
 僕なりにかなり研究しました。わたりがに博士ですしね(笑)
 そして、「かに飯」がベストだと行き着いたんです。

 かに飯は、ハレの日の食事として思い出に残ると思います。
 お祝い事やお返しなどにお使いになると、
 「こんなかに飯いただいたの初めて! おいしい!」と
 喜んでいただけると思います。

 一人でも多くの方に、松屋のかに飯を知っていただきたい。
 それに力を注ぎたい。だからいろいろなことを絞るんです。

 (ここまで)

 ここまで一気に濱田社長は語りました。
 なんて言うか、迫力を感じました。

 何かに打ち込むために何かを捨てる。
 戦略がはっきりしているから捨てる戦術が見えてくる。
 (すぐ、そういうふうに考えてしまうのは僕のくせです)

 札幌に戻ってすぐ松屋さんのホームページを見ました。
 ははぁー、かに飯のページ、たしかに充実していますね。

 ご贈答用の特上シリーズは、さすがにうまそうです。
 贈り物に使ったら、「センスある人だ」と思われそう。

 でも、自宅用なら2合折か3合折でも十分ですよね。
 自分用にしてはもったいないほど高級そうだし。

 と思う反面、1500円とか2000円出して
 レストランで「釜飯」を食べることを考えれば
 かに飯はさほど高くないかなぁ…という気もします。

 「かに飯」と「かま飯」、似てるけど全然違いますね(笑)

 しかし、久しぶりに松屋さんのホームページを見ると、
 けっこうおもしろい。ためになります。

 「岸和田だんじり祭り」は別名「がに祭り」なんですね。
 かっぽう職人が作る糠床を使って水茄子を漬けるから
 「水茄子のかっぽう漬け」と言うのか…などと発見。

 また人に勧めたくなってしまいました。
 あなたもいかがですか。割烹松屋の「かに飯」
 僕もいま、注文しました。

 
http://www.kappo-matsuya.com/

 それにしても30人の予約を断るとは…。経営者の決断ですね。



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  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 045  
   
  感謝とお礼のニュースレター
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 ニュースレターの基本的なことをひとつ。

 感謝とお礼を込めた内容にしてください。

 なにかをテーマにしたくわしいレポートでも
 スタッフの紹介でもいいんです。

 内容は問いません。
 読者にお礼の気持ちをもってつくるのです。

 何を書いても、印刷しても
 とにかくお客さまにありがとう。
 読んでくださっている方に心から感謝。

 感謝とお礼の気持ちですから、
 売り込みは考えられません。

 感謝とお礼の気持ちですから、
 立派な印刷物じゃなくてもいい。

 ニュースレターには、それが大切です。

    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
 FAX  :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

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