信用するから信用される

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 115
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・05・17

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   昨夜、京都の「がんこ 三条本店」へ行きました。
   かねてより「がんこグループ」の店へ行きたかったのです。
   葉っぱビジネスの「いろどり」横石知二社長は、
   偶然入った「がんこ寿司」で“つまもの”と出会いました。
   そんなエピソードがあるからです。

   知りませんでした。
   飲み物を注文したあと、12、13種類の小鉢を手に
   「お通しとしていかがですか」と店の人に勧められました。
   注文しなくてもけっこう。僕は注文しませんでした。

   居酒屋はことごとく、好まざるお通しを出されたときでも、
   お金を払うのがふつうです。
   要不要をお客の選択にまかせる。
   注文する場合でも多数のなかから一品を選べる。
   気に入りました。

   肝心の“つまもの”チェックを忘れました(笑)
    
  

 今日の内容
  *信用するから信用される(おたより本文)
  *数学排除(村上 透ものがたり)


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  信用するから信用される
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 いつもいつもメールレターに感想や意見、
 共感をお寄せいただき心からお礼を申し上げます。

 ありがとうございます。

 5月14日のメールレターにも問い合わせをいただきました。
 富山の薬売り方式を支える考え方、「先用後利」について
 「今の世の中に通用するシステムでしょうか」
 という疑問というか意見です。

 商品をお客のところに置いてくる。
 使った分だけ、あとでお金をいただく。

 「これは売掛金ですよね。回収できないリスクがあります」
 とご指摘いただきました。

 先に利益を与えることはいい。
 しかしそれは理想。
 商品と引き換えにお金をいただかなければ
 あるべき営業、経営とは言えない。

 そう述べられていました。


 たしかに、商品と引き換えにお金をいただくのが
 あるべき姿である、と僕も思います。

 お客が欲しいと思う商品を提供し、
 正当な対価をもらう。商売、取引とはそういうものです。
 掛け売りをすると“とりっぱぐれる”可能性がある。

 正しい見方です。

 ではなぜ富山の薬売りは商品を置いてきたか。なぜ、
 行商人は半年後や一年後にお金をもらえると思ったのか。

 むずかしいことを申し上げるつもりはありません。
 そして、僕のまったくの推測でしかありません。

 行商人はお客を信用していたから。
 そうではないでしょうか。

 商売で重要なことは、お客に信用されること。
 それがまず大切なことでしょう。

 それと同じくらい大切と思えることがあります。
 売り手がお客を信用するということ。
 会社がお客を信用する。
 営業社員がお客を信用する。

 その思いはきっとお客に伝わります。
 目に見えないことですが、お客は感じとります。

 (このお客は代金を払ってくれないかもしれない…)
 などと疑い、恐る恐る商品を置いてくる営業に対して
 お客は敏感に感じとると思うのです。

 しかし富山の行商人はお客を信じた。
 半年後か一年後に使った分だけお金をいただけばいい。
 お客を信用してかなりの種類の薬を預けてきた。

 行商人に信用されたお客は、
 行商人を裏切らない。ウソをつこうなどと考えない。

 だからしばらくぶりの対面を喜び、
 お互いに近況報告をして、お金を払った。

 そんなやりとりが全国各地で繰り返されていた。
 きれいごとを言うようですが、
 僕にはそう思えてなりません。

 置いてきたのは薬じゃなくて信用、信頼。
 あるいは、“まず与える”。

 いまで言うところのギブ&ギブ。
 それに近いものがあったのではないでしょうか。

 情緒的、と思われるかもしれませんが
 日本だから、日本人だから成り立つ商売の形。
 そんなことを思いました。


 でも、お客を信用しつつ、薬売りの行商人も
 きっちりと顧客管理をしていました。
 経営として考えると、富山の売薬業に伝わる
 「懸場帳(かけばちょう)」の存在も見逃せません。

 富山の薬売りのトレードマークとも言える
 柳行李(やなぎこうり)には薬はもちろん、
 おみやげとしての紙風船のほかに「懸場帳」も必ず入っていました。

 お得意先ごとに家族構成、健康状態、薬の名前や数量、
 それぞれの使用量、使用金額、支払金額が記帳されたものです。

 回収もれを防ぐことができるだけではありません。
 無駄な在庫もなくなります。

 使用状況を見れば、その家の需要がわかることから、
 よりふさわしい薬を補充することができます。

 目の前で懸場帳を開き、チェックし、記録する。
 その姿を見たお客は懸場帳を信用したでしょう。
 ウソをつかない行商人、きちんとした“会社”と映ったでしょう。


 懸場帳は行商人にとってなくてはならないものですが、
 薬業者にとっても“財産”として扱われました。

 顧客情報はかけがえのないものです。
 懸場帳は売買の対象とされ、仲介人まで存在していたそうです。

 先日、富山へ取材で出かけた際、
 富山の売薬業に関する資料が多数展示されている
 金岡邸を見学してきました。

 保存されている懸場帳を見て、
 当時のやりとりを思い描きました。

 僕の家にも富山の薬売りのおじさんが来ていましたが、
 残念ながら懸場帳を目にした記憶がありません。

 子どもにとっての楽しみは、おみやげの紙風船。

 金岡邸では見学料200円を払うと、リーフレットのほかに
 子どものころの記憶がよみがえる紙風船をもらえます。

 なつかしさのあまり、人から見えないところで
 一度ふくらませ、もったいないのでまた畳みました。

 信用していただくためにも
 お客さまを信用して仕事をしていこう。
 がらにもなく、そんな思いにいたりました。



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  村上 透ものがたり 035  
   
  数学排除
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 いつか作家になろう。

 そう決意して気が楽になったことがあります。
 (もう数学や理科を勉強しなくていい)
 そう思い込んだのです。

 ものを書くのに数学は不要。
 国語は大事だけど、理科は関係ないな…。

 もちろん間違った考えです。
 もの書きになろうと決めたからといって
 数学や理科を勉強しなくてもいいことにはなりません。

 自分に都合いいように決めただけ。

 中学はもとより高校時代もひどかった。
 数学の試験は100点満点のうち4点。
 追試を受けさせられてようやく28点とか…。

 「なぜおまえはこんな点数なんだ?」
 と数学の先生に聞かれました。

 数学不要論を述べましたが、
 当然、聞き入れてもらえませんでした(笑)


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透

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