喜んでもらえる喜び

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 100
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・03・25

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   学校の卒業式シーズンを迎えると春が近いと感じます。
   こんなに積もってどうする! と嘆いていた雪が
   ぐんぐん解けはじめると春はもうすぐと思います。

   でも、いちばんうれしいのは夜明けが早くなること。
   今朝は5時すぎに空が明るくなりカラスも鳴きはじめました。

   北海道のメリットのひとつは夜明けが早いということです。
   まあ、暗くなるのも早いんですけど(笑)
    
  

 今日の内容
  *喜んでもらえる喜び(おたより本文)
  *けっこう苦しい弁論大会準備(村上 透ものがたり)


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  喜んでもらえる喜び
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 クリーニング屋では衣服やふとんに限らず、
 革製品もきれいにしてくれる店が多いそうです。
 汚れた表面をきれいにしてくれるのです。

 前号のメールレターで紹介した福井市の齋藤社長も
 以前からカバンのクリーニングはしていました。

 バッグがきれいになると、すごくうれしいだろうな。
 僕はそう思いました。そして、誰もが同じだろうと。


 ところが現実は違うらしいのです。

 「はい、このようにきれいになりました」と渡しても、
 さほどうれしそうではない人がほとんど。

 「ワイシャツやスーツと同じ感覚なんです」
 そう齋藤社長に聞いて、そうかなるほどと思いました。

 クリーニングされたワイシャツを受け取ったとき、
 (うわぁーこんなにきれいになった!)
 なんて喜びません。

 きれいになるのがあたりまえ。だからいちいち感激しない。
 たしかにそうです。

 (のりの利き方が甘いな…)とか
 (ここはアイロンのかけかたが下手だな…)などと
 マイナス面が気になることはあっても感激はしない。

 バッグ類をクリーニングしてもお客の満足度は高くない。
 それが現実だというのです。


 お客が気になるのはバッグが壊れたり傷がついていること。
 もう使えない。でも捨てるに捨てられない大切な革製品。


 「これ、直りませんか」という要望は以前からありました。
 告知をしなかっただけで修復の実績は積んできました。

 よし。うちも革製品の修復を正式にはじめるか。

 齋藤社長がそう決心したのは昨年です。

 やるならブランド品に限定。齋藤社長は絞り込みました。
 ブランド品は、ほかの店があまり手がけたくないからです。

 高度な技術が要求され、それゆえ修理代も高額。
 ブランド品の修復は受注の間口を狭めるだけ。

 「ブランド品に限定するのはやめておいたほうがいい」
 周囲はみな反対。心配してくれます。


 (だったらなおさら絞り込もう)


 戦略社長である齋藤社長は考えを変えませんでした。

 「革修復はじめました」とポスターをつくり来店客に案内。
 専用サイトをつくり持てる技術を披露。

 すると続々集まります。


 「まさか、こんなの直りませんよね」
 「色を塗り替えることもできるんですか」
 「これ、ぼろぼろですが形見なので修復できたら」


 もしこれが修復できるんだったら……。
 そんな思いで革製品を持参する人が多いんですね。


 一所懸命に直しました。
 一つひとつ、心を込めて修復しました。

 すると、受け取りに来た女性が涙を流して喜んでくれました。
 目の前で心底喜んでくれる姿を見て齋藤社長ももらい泣き。


 「クリーニング屋をやっててよかった。本当によかった。
  クリーニング屋って感激されることがないんです。
  きれいになってあたりまえ。うれしい! なんて言われない。
  涙を流してくれるお客さんはいませんでしたから」


 そう感動する齋藤社長は“荒れた”少年時代を送ったそうです。
 暴走族にはいり、親を困らせていたと言います。

 家業はクリーニング屋。父親がコツコツ続け、
 店の数も着実に増やしてきました。

 18歳のある日、父親が言いました。


 「そんな人生を送りたいんならそれでいい。お前の人生だ。
  好きにしていい。だけど、仕事をしたいというのなら、
  あるいは家業を継ぐ気があるのなら修業しろ」


 真剣な顔でそう言う父親の言葉を聞いた翌日です。

 カバンひとつに着替えだけを詰め、
 齋藤社長は福井市の実家を出ました。


 名古屋のクリーニング会社に奉公に出たのです。


 父親が勧めてくれたそのクリーニング屋で住み込み修業。
 3年間まじめに勤めました。


 「名古屋は大都会。正直言って遊びたかった」

 しかし住み込みだから外に出れば社長に気づかれます。
 一切遊ばず、お金も使わず技術を習得しました。


 実家に戻り、35歳で父親に代わり社長へ。
 業績が落ちていました。

 大手業者が福井市内に進出してきた影響です。

 「なぜかウチの店の近くばかりに出店したのです」

 必死に働きました。
 
 その結果、数千万円も落ちた業績を回復させます。
 社長を継承する前より、さらに数千万円を上積みしました。


 それでもここ数年の状況は厳しいと言います。


 洋服のカジュアル化が進み、クリーニングの需要が減少。
 2007年問題以降、サラリーマンのワイシャツやスーツも減少。
 洋服が安くなり「長く大事に着る」から「短期間で買い替え」へ。
 洗濯機が安く、高機能になり自宅で洗濯する人が増加。
 競争相手が増えに増え、パイの取り合い……。

 そういった状況からみても革修復事業は救世主でした。


 「売上が増えてよかった。お客さまも増えて本当によかった」


 「しかし、修復という仕事をはじめてよかったという理由、
  続けていこうと思った理由は別にあります」
 
 と齋藤社長は言います。


 「売上といい利益といい、革修復をはじめたことは大正解。
  でも、なにがいちばんうれしいってお客さまの顔ですよ。
  『うわぁーホントにー!』って喜んでくれるんです。
  涙を流して感激してくれるんです。こんな体験は初めて。
  クリーニング屋っていい仕事だなあって感動しています」


 喜んでもらえることを知った喜び。
 感動してくれたことに感動し涙を流せる喜び。

 そういう気持ちになれたことがいちばんの収穫だと言うのです。


 「父親にも修業先の社長にもお客さまにも感謝しています」


 そう語ってくれた齋藤陽士社長に、僕も心から感謝しています。


 おすすめです。

 革修復ドットコム
 
http://www.kawasyuri.com/



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  村上 透ものがたり 021  
   
  けっこう苦しい弁論大会準備
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 防火意識を高めよう。
 そう訴えることにしたものの、
 弁論大会で話す原稿はまったく書けません。

 旭川市の消防署に出向き、
 「なにを書いたらいいのか、わかりません…」と
 正直に打ち明けてみました。

 いま思えばなさけない、はずかしい。
 「僕が書くことを教えてほしい」と丸投げしたのですから。

 でも、そのときは助かりました。

 ここ数年の火災発生件数について。
 その原因について。
 それらは心がけしだいでかなり防げること。

 消防署の署員がデータや事例をもとに話してくれました。

 ノートにメモをとりましたが録音はしていません。
 それがよかった。

 もし録音などということができたとしたら、
 署員の話を丸写し状態で書いていたと思います。

 中学1年生らしくない、予定調和的な作文になっていた。
 そう思うからです。

 メモをもとに悪戦苦闘。
 作文は書いたことがあっても弁論の原稿なんて初めて。

 校内弁論大会だから先生に相談できません。
 えこひいきになるから具体的な指導ができないのです。

 なんとかかんとか原稿を書いたあとは読む練習。
 「理想は暗記」とのことなのでおぼえる毎日。

 両親が聴衆役をつとめてくれました。
 親の前で弁論の練習です。

 「そこはもっと訴えかけるように」
 などと、わかるようなわからないアドバイス。

 そんな日々を過ごして本番。
 極限の緊張状態で弁論大会にのぞみました。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透

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