マルかバツの葉書

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 306
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・06・12

このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
  近江牛と言えば千成亭(せんなりてい)。
  千成亭といえば近江牛。
  カルタの読み札と取り札のように、
  和歌の上の句と下の句のように、
  滋賀県では誰もが株式会社千成亭を評価します。

  千成亭さんの5ヵ月間にわたる全社員研修が始まり、
  昨日、2回目の研修をおこないました。
  会場は多賀大社の参集殿。すばらしい会場です。
  「お伊勢参らばお多賀へ参れ。
   お伊勢お多賀の子でござる」
  とうたわれた多賀大社。伊勢神宮の神様は、
  多賀大社の神様の子どもであると教えていただきました。

  研修の最初と最後に挨拶をします。
  100人ほどの社員全員が起立。講師に礼をしてくれるのです。
  学校ではあるけれど、企業内研修では初めて。
  社員の顔つきが違います。研修会場の空気が変わります。
  もともと社員教育がされている会社の研修は“楽”です。
  お客が増えている会社は、加速度がついて増えていきます。

   
  今日の内容
  *マルかバツの葉書(おたより本文)
  *「俺はできる!」ができる社員に(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   マルかバツの葉書

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 ハガキは、文字をたくさん書かなくていいのです、
 とセミナーや勉強会で申しあげています。

 たくさん書こうと思うから困ってしまう。
 いいことを書こうと思うから書き出せない。
 書くことがない、と思ってしまうから続かない。

 そう打ち明ける方が大勢います。
 実際、そのとおりだろうと思います。


 文字数は少なくてもいいのです。
 1行、2行だっていいのです。

 一文字だっていいのです。
 伝わるときは伝わります。

 場合によっては、一文字もないハガキだって…。


 『字のない葉書』という随筆があります。
 向田邦子さんが書いたものです。

 昭和20年、東京での空襲被害を避けるため、
 向田邦子さんが16歳のとき、一番末の妹が
 甲府に学童疎開をするときの話です。

 向田邦子さんにとって、「最も心に残る手紙」
 として、疎開した甲府から、小学1年の妹が
 東京の父親に宛てて出したハガキのことを
 随筆に書いたものです。

 これがいいのです。書き写しました。

 途中からですが、それでも長いものです。
 関心ある方、時間の都合がつく方、
 どうぞお読みください。



 (ここから)

 終戦の年の四月、小学校一年の末の妹が
 甲府に学童疎開をすることになった。
 すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた
 上の妹は疎開をしていたが、下の妹はあまりにも
 幼く不憫だというので、両親が手離さなかったのである。
 ところが三月十日の東京大空襲で、
 家こそ焼け残ったものの命からがらの目に遭い、
 このまま一家全滅するよりは、と心を決めたらしい。

 妹の出発が決まると、暗幕を垂らした暗い電灯の下で、
 母は当時貴重品になっていたキャラコで肌着を縫って
 名札をつけ、父はおびただしい葉書に几帳面な筆で
 自分宛の宛名を書いた。

 「元気な日はマルを書いて、
  毎日一枚ずつポストに入れなさい」

 と言ってきかせた。妹は、まだ字が書けなかった。
 宛名だけ書かれた嵩高(かさだか)な葉書の束を
 リュックサックに入れ、雑炊用のドンブリを抱えて、
 妹は遠足にでもゆくようにはしゃいで出掛けて行った。

 一週間ほどで、初めての葉書が届いた。
 紙いっぱいはみ出すほどの、威勢のいい赤鉛筆の
 大マルである。付き添っていった人のはなしでは、
 地元婦人会が赤飯やボタ餅を振る舞って歓迎して
 下さったとかで、南瓜の茎まで食べていた東京に較べれば
 大マルに違いなかった。

 ところが、次の日からマルは急激に小さくなっていった。
 情けない黒鉛筆の小マルは遂にバツに変った。
 その頃、少し離れた所に疎開していた上の妹が、
 下の妹に逢いに行った。
 下の妹は、校舎の壁に寄りかかって梅干しの種子を
 しゃぶっていたが、姉の姿を見ると種子をペッと
 吐き出して泣いたそうな。

 間もなくバツの葉書もこなくなった。
 三月目に母が迎えに行った時、
 百日咳を患っていた妹は、
 虱だらけの頭で三畳の布団部屋に
 寝かされていたという。

 妹が帰ってくる日、私と弟は家庭菜園の南瓜を
 全部収穫した。小さいのに手をつけると叱る父も、
 この日は何も言わなかった。
 私と弟は、一抱えもある大物から掌にのるウラナリまで、
 二十数個の南瓜を一列に客間にならべた。
 これ位しか妹を喜ばせる方法がなかったのだ。

 夜遅く、出窓で見張っていた弟が、
 「帰ってきたよ!」
 と叫んだ。茶の間に座っていた父は、裸足でおもてへ
 飛び出した。防火用水桶の前で、痩せた妹の肩を抱き、
 声を上げて泣いた。
 私は父が、大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た。

 あれから三十一年。父は亡くなり、妹も当時の父に
 近い年になった。だが、あの字のない葉書は、
 誰がどこに仕舞ったのかそれとも失くなったのか、
 私は一度も見ていない。


(『眠る盃』向田邦子/講談社文庫より「字のない葉書」)


(ここまで)



 ありがたいことに、僕は字が書けます。
 1字と言わず、1行、2行書くことができます。

 もらったひとがうれしい気持ちになる葉書を
 書こうと思えば書ける僕です。

 少ない枚数ながら、書き続けていこうと思います。


 僕の、葉書の2番目の師匠である、小串社長から
 教えてほしいことがまだまだあります。

 小串社長と「2人クラブセミナー」をおこなう際、
 僕もひとりの受講生として、真剣に、でも楽しく
 小串社長のセミナーで学んでいます。

 戦略があるかぎり、ハガキでお客が増えます。
 目的と手段を間違えないかぎり、ハガキでお客が増えます。

 あなたも一緒に学びませんか。


 三方よし! 2人クラブセミナー 
 
http://www.ekeiei-no1.com/seminar/20130712.html
 
http://www.okyakugafueru.com/colum/tokyo_20130807.html

 お読みいただきありがとうございます。


 
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  村上 透ものがたり 215

 「俺はできる!」ができる社員に
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 「村上は、売れる!売れる!売れる!ってやれるだろ。
  でも、Mホームの営業マンはできないだろうな」

 直属上司はそんなことを言い出しました。

 Mホームの営業社員は、よく言えば紳士的。
 育ちがよく、学歴もまあまあで、おとなしい。

 強引な営業はしないし、できないが、
 「何が何でも成績を上げる!」という気迫もない。
 と、僕の上司は言います。

 「村上、おまえはMホームのような営業社員になるな。
  紳士的でおとなしいのに、俺はできる!と
  こぶしを握って振りおろせる営業になれ」

 上司の「分析」は続きます。
 「Mホームの奴らは手ごわいぞ」
 と、もう一社、Mで始まる会社の話をしてくれました。


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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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 ※勉強を行動に移せば、お客が増えます。
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。

  7月12日姫路セミナー。西日本のあなた、お待ちしています。
  8月 7日東京セミナー。東日本のあなた、お待ちしています。

 ★7月12日(金)午後 姫路 三方よし! 2人クラブセミナー 
 
http://www.ekeiei-no1.com/seminar/20130712.html
 ★8月7日(水)午後 東京都五反田 三方よし! 2人クラブセミナー 
 
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 ★6月10日(月)午後 滋賀県草津市 お客が増えるハガキ勉強会

 ★7月8日(月)午後 東京都銀座 お客が増える事例セミナー
 
http://nakagawa-consul.com/seminar/065.html
  ↑2人クラブとしてはスペシャルセミナーby村上です。

 ★7月11日(木)午後 滋賀県草津市 リピート・紹介90%セミナー
 
http://www.facebook.com/events/109571789248264/

 ★7月12日(金)午後 姫路 三方よし! 2人クラブセミナー
 
http://www.ekeiei-no1.com/seminar/20130712.html

 ★7月13日(土)夜 岡山 経営計画フォロー勉強会
 ★7月16日(火)午後 滋賀県草津市 お客が増えるハガキ勉強会

 ★8月4日(日)午後 岡山市 お客が増えるハガキセミナー
 ★8月6日(火)夜 福井市 「非売三原則」でお客が増えるセミナー
 ★8月7日(水)午後 東京都五反田 三方よし! 2人クラブセミナー 
 
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 ★9月10日(火)午後 草津市 お客が増えるハガキ第3シーズン①
 ★9月12日(木)夜 金沢 ランチェスター実践交流会事例セミナー
  ↑9/13(金)で案内していましたが、正しくは9/12(木)です。

 ★9月19日(木)午前 沖縄金武町 とっておきの事例セミナー
 ★10月2日(水)午後 草津市 怒って泣いて27年、丁稚奉公社長コラボセミ

 ★10月3日(木)午後 草津市 お客が増えるハガキ第3シーズン②
 ★10月4日(金)午後 水戸 三方よし! 2人クラブセミナー
 ★11月8日(金)午後 草津市 お客が増えるハガキ第3シーズン③
 ★11月13日(水)夜 沖縄北谷町 お客が増える事例セミナー
 ★12月5日(木)午後 栗東市 ショーで楽しむ戦略社長(詳細後日)

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 
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 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

            お客が増える★プロダクション
                      村上 透


 電話:090-9435-0043(ソフトバンクです)
 FAX :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
 
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 ホームページ お客が増える! と検索すると……No.1
 
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