営業に向かない社長

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 292
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・11

このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   昨日、福岡空港で声をかけられました。
   「村上さん! こんにちは!」とさわやかに。
   目と目が合い、僕もあいさつをしようと
   思った瞬間でした。先に声をかけてくれたのは
   株式会社トゥトゥモロウの坂田智裕社長。
   クリーニングのあり方を革命的に新しくした、
   つまり革新ビジネスモデルをつくった坂田社長。

   うれしいものです。1年半ぶりくらいに会ったのに、
   目が合ったとたん、名前で呼びかけていただけるのは。

   でも、ちょっぴり恥ずかしかった。
   僕はそのとき、空港内のコンビニで買った
   110円の梅おにぎりを食べていたからです。
   おにぎりを持ったまま立ち上がり、モゴモゴ。
   「坂田社長、先日、日経に載っていましたね」と
   気の利いた挨拶もできず、ただモゴモゴ。

   でも、僕を見かけたら、みなさんもどうぞ
   声をかけてください。お気軽に。
   たとえ貧乏そうに握り飯を食べていたとしても。
   貧乏なのは隠しようのない事実ですので(笑)

   
  今日の内容
  *営業に向かない社長(おたより本文)
  *スピーチ後半(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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    営業に向かない社長

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 警察に何度も何度もお世話になり、
 検察庁にもお世話になり、
 学校に迷惑をかけ、親にも心配をかけてきた
 沖縄県の金城亨(きんじょうとおる)さん。

 腕っぷしは強く、道路交通法もなんのその。
 サラ金だって返済できなければ親が払ってくれる。

 小学生の頃、「ケンカはやっていい」と
 父親に言われたことはありますが、
 それはあくまでも子どものケンカのこと。

 にもかかわらず、話を聞くかぎり、
 どこまで親を困らせるんだ……と思うほど
 心配をかけ続けてきました。


 そんな金城さんの目が覚めたのは、
 留置場に迎えに来てくれた母親の姿を
 目にしたときです。

 まわりの人に、「すみません。すみません」と
 何度も頭を下げて謝る母親は小さくなっていました。

 プロボクサーを目指した金城さんです。
 腕は太いし、大柄で体格もいい。

 その大きな男、金城さんの目に涙があふれ、
 しばらくとまりませんでした。


 心を入れ替えて面接を受けたのは塗装会社。
 塗装がメインですが、鳶(とび)仕事もあり、
 左官工事も防水工事も請け負う会社です。

 少なからず危険をともなう仕事ですから
 給料が高め。そこにひかれて就職しました。

 大きな会社でした。
 2、3人で、あるいは3、4人でひとつの班をつくり、
 全社で10班に分かれて現場を受け持つ会社です。


 金城さんはがんばりました。
 1年目は見よう見まね。言われた通り作業し、
 注意されたことは二度としない。

 やがて仕事ぶりが認められ、職長に。
 金城さんはリーダーとして後輩社員を教育し始めます。


 社長もいい人でした。

 段取りに手落ちがないかどうか厳しく、
 塗装前の下地の処理に厳しく、
 必要な厚みに達するまでの塗装に厳しく、
 予定通りに作業を進めることに厳しく、
 現場ごとの最終利益に厳しい社長だったからです。

 手抜きは不可能。毎日、社長が現場を見にきます。
 ゆるんだ気持ちでおこなった仕事は見抜かれます。

 その代わり、社長が立てたスケジュールより
 早く工事が完了すると高く評価されました。

 工事完了後の利益が20パーセントを超えると
 とても高く評価されました。

 基本に忠実な仕事をおこなえば、
 予定工期より一日か二日、早く終わるものです。

 早く終われば終わっただけ利益が生じます。

 「会社に必要な利益は20パーセントだ。
  超えた分は、おまえの手当だ」

 金城さんはいつも意気に感じ、
 部下に分配し、さらに仕事に精を出します。


 そんな金城さんに社長は安心したのでしょう。
 「もうすぐ30だぞ。そろそろ独立しないか。
  おまえならもう一人でやっていけるぞ」

 認められたことがうれしく、独立を決意。
 会社を辞めた金城さんですが、ひとつ問題が。

 たしかに技術力もリーダーシップも
 若いわりに身についたと言えるレベルです。

 しかし営業力は未知数。
 それまで、仕事はすべて社長がとっていました。

 会社が受注し、金城さんたちが施工する。
 親鳥にエサをもらっていたようなものです。

 自分でエサを取ってくることができるのか…。


 営業というものについて知りたく、
 独立前に訪問販売を経験しました。
 個人を対象とした高額商品の訪販です。

 半年続けましたが、辞めました。
 「悪いことをいっぱいやってきた僕ですが、
  それでも、この仕事は良心が痛みました」

 たまたま入った会社の指導が、
 金城さんの良心と離れていたのです。


 次は、扱い商品を変えて、やはり
 飛び込み営業を経験しました。

 1件も契約できないまま、というより
 見積りすら1件もとれないまま3ヵ月が経過。
 当然、辞めました。

 しかし、金城さんにとっては収穫でした。
 「自分は営業に向かない」ことがわかったからです。

 金城さんは、いよいよ独立することを決めました。
 「売らない塗装屋」を始めようと考えたのです。


 お読みいただきありがとうございます。

 
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  村上 透ものがたり 201

  スピーチ後半
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 最優秀新人賞授賞式のステージで
 わけのわからないまま始めたスピーチ。

 S店長に言われたことを伝えたのです。


「同期社員が売ったからって、気にするな。
 契約できないからって気にするな。
 積水ハウスは、おまえ一人が契約しない
 からって、つぶれるような会社じゃない。

 おまえが気にしなきゃなんないのは、
 おまえの成績じゃない。お客さんのことだ。
 お客さんに好かれろ。お客さんに、
 『村上さんだったら安心してまかせられるわ』と
 言ってもらえる営業マンになれ。

 そう言われて毎日、毎日、飛び込みをしました。
 そしてある日、S店長に言われたのです。
 今日から契約していいと。
 すると、なぜかそれから契約ができました。

 はっきりいって、なぜなのか、なにがなんだか
 僕にはいまだにわかりません。
 S店長に言われたとおり、言われたことを
 今日までやってきただけです。
 S店長と先輩社員のおかげです。
 ほんとうにありがとうございます」

 つまり「僕はバカになりきっただけ」ということを
 話したスピーチでした。

 しかしこのスピーチが、しばらくのあいだ、
 積水ハウス社内で語り継がれることになったのです。


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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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 ※勉強を行動に移せば、お客が増えます。
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。

 ★4月11日(木)午後 熊本 公開取材
 ★4月19日(金)午後 福島県郡山市 三部会計事務所
  
http://www.sanbe.co.jp/seminar/index.html

 ★5月8日(水)夜 沖縄 お客が増える事例セミナー
  
http://www.okyakugafueru.com/colum/20130508_okinawa.pdf

 ★5月11日(土)夜 岡山 経営計画フォロー勉強会
 ★5月12日(日)午後 福岡 経営計画フォロー勉強会
 ★5月20日(月)午後 滋賀県草津市 お客が増えるハガキ勉強会
 ★6月10日(月)午後 滋賀県草津市 お客が増えるハガキ勉強会

 ★7月8日(月)午後 東京都銀座 お客が増える事例セミナー
 ★7月11日(木)午後 滋賀県草津市 リピート・紹介90%セミナー
 ★7月12日(金)午後 姫路 三方よし! 2人クラブセミナー
 ★7月16日(火)午後 滋賀県草津市 お客が増えるハガキ勉強会

 ★8月上旬 午後 2人クラブ東京スペシャルセミナー
 (8月6日か7日か8日あたりをあけておいてください)

 ★9月13日(金)夜 金沢 ランチェスター実践交流会事例セミナー
 ★10月4日(金)午後 水戸 三方よし! 2人クラブセミナー
 ★11月13日(水)夜 沖縄 お客が増える事例セミナー


「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 
http://www.okyakugafueru.com


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 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:090-9435-0043(ソフトバンクです)
 FAX :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
 
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 ホームページ お客が増える! と検索すると……No.1
 
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  (お客が増える どっと混む)
 
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