1万円札を描く

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 354
~~~~~~~~~~~~~~~~~~20140425

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。



田んぼに水がはられています。
水面が鏡のように空を映しています。
まもなく田植えが始まります。

稲を一本一本、植えていきます。
機械で植えることはかまいません。
少しずつ品種改良されてきた苗を
植えていくのでしょう。

時間がかかることはわかっているのに、
何百年も千数百年も前から、
米がつくられてきました。

どれだけ機械化が進んでも、
品種改良が繰り返されても、
何ヵ月もかけて米一粒ひとつぶの収穫を
待つ、ということは変わりません。

今年の秋も、きっと立派な稲穂が実ります。
お客を育てることもしかり。
種を蒔き、関係性を深めてきた会社は、
今年もきっと、多くのお客に恵まれます。
  
  
        
 
  今日の内容
  *1万円札を描く(おたより本文)
  *テープ1巻、一巻の終わり(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   1万円札を描く

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あなたは、大好きな人がいますか。


いま、その人の顔を思い浮かべましたか。

大好きな人の顔ですからね、
こまかい特徴まで描くことができるかもしれません。

が、描くことができないかもしれません。
好きだからといって、
くわしく覚えているとは限りません。


そんなことを考えたのは、
熊本で初めての体験をしたからです。



「みなさん、みなさんはお金好きですか?」


僕は元気よく答えました。胸のうちで。
(はい、大好きです!)と。


嫌いなはずがありません。
とくに、1万円札は大好きです(笑)


「では、配付した用紙に
 1万円札の表と裏を描いてください」

机のうえにはA4サイズの紙。
長方形の枠がプリントされています。


ははぁ~なるほど、お札のサイズか。

(えっ……表? 裏?)

(たしか、福沢諭吉が左……いや、右……?)

10000って数字があったよな……4ヵ所か)

(えっ? 裏面? まったく思い浮かばない



ちょっとお待ちください。
財布を取り出すのをお待ちください。

あなたも、10秒くらいでいいです。
お付き合いください。

頭の中で思い浮かべてください。

1万円札の表面と裏面を。



どれくらい再現できますか。
何年も何十年も目にして、手にしてきた
お札です。覚えていそうなものです。


ものすごく落胆。
撃沈という感じでした。僕は(笑)



熊本でカフェ経営ナンバーワンの
「ココロ」という会社があります。

ココロの関戸一也社長が主宰する
「力塾(ちからじゅく)」でのことでした。


2日間にわたり、経営者、そして
独立起業を計画している人向けの塾。

経営者に不可欠の戦略。
人の育て方。
お金について、人間について。


今回は4人の講師が講義をしましたが、
僕が衝撃を受けたのは
後藤ひとみ先生の講義でした。


「みなさんが大好きなお金、
 とても大切に感じているお金、
 1万円札を描けますか」

と問いかけてくださったのが後藤先生。


いま、このメールレターを書きながら、
なんだか心もとない感じですが、僕は、
お金を粗末にしてきたつもりはありません。


お金がほしいと願い、
お金がたくさんたまることを願い、
有意義なお金の使い方をしようと思ってきました。


でも、千円札でも1万円札でも
じっくりお金をながめたことはありません。


たとえふだんは保管しているものであっても、
大切なものはときどき取り出してながめたり、
大切な人の顔はながめていたいと思い、
大切な時間は忘れないようにと願ってきました。


なのに、なぜだろう。
お札のデザインが思い出せない。



もう一度、自分に問いかけます。

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50歳の重みと喜び

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 353
~~~~~~~~~~~~~~~~~~20140422

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。



本文が長いので
前置きはなし。

メールレターを発信して
初めての試みです。

さみしいです(笑)

  
  
        
 
  今日の内容
  *50歳の重みと喜び(おたより本文)
  *抜け駆け禁止(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   50歳の重みと喜び

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クジラの寿命は100年と言われています。
ゾウの寿命は70年、ホッキョクグマは25年。

平均寿命を大幅に上回って生きた動物は
長寿” “大往生などとマスコミにとりあげられます。

動物は長く生きると話題になりますが、
はたして会社はどうか。


僕が社会に出たのは30年くらい前。当時は、
創業20年、創立30年だからといって
必ずしも話題になりませんでした。

会社の寿命が短くなった現代、
創業10年でも20年でも「すごい」と言われます。


「創業して5年後の会社生存率は
10年経って生き残っている店は


そんな数字を見たり聞いたりすることが増えました。
会社の平均寿命は短くなっているのでしょう。

それだけに「50周年のご挨拶」をいただくと、
しみじみ、たいしたものだなぁと思います。


先日、「50周年のご挨拶」をいただきました。
大阪府泉佐野市の「割烹松屋」からです。


割烹松屋と言えば、「わたりがに」。

「お客が増える!」事例レポートでも
大人気の客層戦略中心事例です。


どんな業界も楽なところはありません。
しかし、とりわけ飲食業界は競争相手が多い。
し烈な戦いが繰り広げられ、消えていく店が多い。

そんな飲食業界で50年。

生き残っているからには、
生き残ることができるだけの
たしかな理由があります。


といっても割烹松屋は、順風満帆のまま
50
歳の誕生日を迎えたわけではありません。

会社として常時、健康な体質だったから
長生きしているわけでもありません。

調子がいいときもあれば、
調子が悪いときもある。

多くの会社がそうであるように、
割烹松屋も苦労をしてきました。


そのつど必死に治療を試み、
そのつど乗り越えてきたからです。

それどころか、危篤状態とも言える時期を
大手術で打開し、体質も改善してきたからです。


それゆえ、50周年を迎えることができたことは
割烹松屋のみなさんはもとより、
5年前に取材させてもらった僕としても
うれしいことこのうえないのです。


その割烹松屋を、先月も訪ねました。

岡山で学ぶ経営者12人と一緒に、
「割烹松屋 視察研修」をおこなったのです。

2代目大将、濱田憲司(はまだけんじ)さんから
経営の話をうかがい、僕も補足いたしました。

体験発表の後、わたりがに料理をいただき、
聞いておいしい、食べておいしい場を
味わうことができました。


僕は日頃、取材しているからわかっています。
苦難を乗り越えてきた経営者に会い、
直接話をうかがえることがどれほど勉強になるかを。


岡山の経営者12人もみなさん、
「濱田社長に直接、話を聞けてよかった」と
とっても喜んでいました。


「また行きたいです」
「もっと話を聞きたいです」


そうおっしゃるのは、
本を読む以上に、
セミナーを受講する以上に
得るものがあったからでしょう。


そこで、企画しました。
次なる「割烹松屋 視察研修」です。


以下、「割烹松屋 視察研修」に関心を
抱いた方のみ、お読みください。


「究極の客層戦略? 聞きたい!」
「わたりがに? 食べたい!」

という、あなたと、
割烹松屋で会いましょう。


割烹松屋
http://www.kappo-matsuya.com/


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地域不撤退宣言

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【今日も元気に お客が増える!】 352
~~~~~~~~~~~~~~~~~~20140418

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。



自分のことは自分が一番わかる。
そう聞いてきました。
僕はそう思いません。
自分のことはわからない。

「あなたはこうですよ」
「あなたにはこんな面があるよ」
と教えてもらうほうがいい。

経営は見えにくいものです。
戦略は見えません。
目に映るのは戦術面です。
取材をして20年。
つくづくそう思います。

  
  
        
 
  今日の内容
  *地域不撤退宣言(おたより本文)
  *「レッスン1」終了(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   地域不撤退宣言

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『モチベーション・アップ通信』に毎月、
「お客が増える着眼点」を掲載しています。
経営者向けの事例レポート連載です。

とてもやりがいのある仕事です。
連載ページをいただけるだけでもうれしいのに、
「読みました!」「参考になります!」
という反響が大きいからです。

モチベーション・アップ株式会社のお客が日々
増えており、比例して読者も増えています。

「読みました!」の声も、やはり
連載回数に比例して増えるものです。


これまで48回連載しましたが、
「すごい会社ですね!」
「この会社、社長を知っています!」という声が
もっとも多かったのは、2013年8月号の事例です。


紹介した会社は
「株式会社ビイサイドプランニング」。

情報誌を制作、発行している滋賀県の会社です。

シェア1位の会社は強い。
あらためてそう思ったしだいです。


ビイサイドプランニングの永田咲雄社長を
取材するにあたり、事前に調べたことがあります。

「求人情報誌で強いところは?」と、
いろんな人に質問をして「求人情報誌と言えば」を
聞いてまわったのです。


答えはほぼ同じ。
リクルート、アイデム、
アルバイトタイムス、学生援護会

そうですよね。規模が大きく、発行部数も多い。
歴史もある。知名度も高い。

大手の社名や情報誌名を耳にするのは予想通りでした。
しかしそれは、実を言うと滋賀県以外でのことです。


滋賀県においてはようすが異なります。
同じ質問をすると、違う答えが返ってくるのです。


求人情報誌と言えば、
「ビイサイドプランニング」あるいは、
同社が発行する求人誌名を答える人がほとんどです。


滋賀の3強はリクルート、アイデム、
そして、ビイサイドプランニング。

しかし、リーマンショックで求人広告の需要が
激減した際、シェアが入れ替わりまた。

ビイサイドプランニングが1位なのです。


リーマンショックの後、数年経っても、
ビイサイドプランニングの優位性は変わりません。

何をしたのか?


あえて申しあげますが、

何もしなかったから

と表現するのが的確でしょう。


滋賀県の企業による求人が激減すれば、
情報誌会社の売上も激減します。


3強のうちの1社は、「滋賀県版」を休刊し、
「京都・滋賀版」に変更しました。
滋賀県より市場が大きい京都版に吸収したのです。

別の1社も、一部の地域から撤退しました。
滋賀県内を8エリアに分けて営業していましたが、
5つのエリアから撤退したといいます。

売上に貢献してくれないエリアは不要とみなす。
それが大手における一般的な営業地域設定です。


永田咲雄社長は言います。

「滋賀県での仕事が少なくなったから京都へ行くなんて、
 そんなさみしいことは考えたこともありません。
 滋賀の会社に元気がなくなったら、
 元気を出してもらうことを考える。
 滋賀に仕事が少なくなったのなら、
 仕事が増える策を考える。
 それが情報誌の役割です。
 滋賀県の会社の使命です。
 だから当社は滋賀県でがんばります。
 滋賀県から出ません」


と、『地域不撤退宣言』を出したのです。

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いまどきの無断欠勤

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じゃこ専門店の「じゃこばんざい」
という店を知っています。
店長の中尾彰良(なかお あきよし)さんと
出会って何年にもなります。

毎年、春になると「じゃこばんざい」で扱う
『くぎ煮』を味わいます。
瀬戸内? 淡路? このあたりのくぎ煮は
一度食べると、毎年食べずにはいられません。

おそらく、おいしい理由は中尾さんの
素直で、まじめで、目利き(めきき)が
抜きん出ていることだと思います。
専門店って、やっぱりいい。

今年も格別おいしかったので、
くぎ煮が好きな方、
くぎ煮をご存じない方へお知らせ。
このサイトのどこかで調べられます。
http://www.dashi.biz/

って、もしシーズン終わりだったら
ごめんなさい。ご容赦。

  
  
        
 
  今日の内容
  *いまどきの無断欠勤(おたより本文)
  *移動時間を無駄にせず(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   いまどきの無断欠勤

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従業員が、もし、無断欠勤したら、
どう対応しますか。


そっとしておく。
事情を聞く。
叱る。
辞めてもらう。
繰り返したら辞めてもらう。

これらのどれかでしょう。


では、20日間のうち、
5日間も無断欠勤の従業員だとすると


「仮定の話をしてもしかたない」
と思うかもしれません。


なんとなく、なさそうな話ですよね。
20
日間のうち、5日間も無断欠勤するなんて。


ところが、あったんです。
僕は直接、体験したわけではありません。


僕が毎月、楽しみにしているメルマガに
『西遠労務協会メールマガジン』がありますが、
つい先日、発行された3月25日号に載っていたんです。

「こんなイマドキ社員への対策」というタイトルで
20
日のうち5日も無断欠勤した話が。実話なんです。


西遠労務協会は、静岡県浜松市にあります。
「せいえん ろうむ協会」です。

西遠労務協会に勤めているパートさんが、
小さな喫茶店で聞いてきた話です。


その話を、山口悦子先生がメルマガで
紹介してくださったんです。


代表の山口悦子先生は、地元で大人気の社労士さん。
お忙しいことはよく知っているのですが、
メルマガを読んですぐメールしてしまいました。

内容に驚いたことを伝えたかったから。そして、
教えていただきたいことがあったからです。


経営者のみなさんにとっては、
驚かない話かもしれません。

僕が無知というか、世間を知らなさすぎるのか、
いままで知ろうとしてこなかっただけなのか。


とにかく、山口悦子先生に聞きました。
「パートさんでも、誓約書は必要ですか?」と。


こんなこと、いまここで申しあげても
通じませんよね。

あと3分、時間が許されればご一読ください。



〈『西遠労務協会メールマガジン』より転載/ここから〉


こんなイマドキ社員への対策≫

「ネットで何でも検索できる今、
誰でもいろいろな情報を得ることができる」

よく耳にする言葉ではありますが、
昨日パートさんから聞いた話は、
まさにこれを実感させられるものでした。


20日の内、5日も無断欠勤だなんて

西遠労務の一人のパートさん、
行きつけの小さな喫茶店があり、
この3月の3連休にその店に行った、
その時のことだそうです。

もともとご夫婦2人だけで
切り盛りしていたその喫茶店、
前回訪れた時には
若い男性が従業員として働いていた、
けれども今回はその男性がいなかった。


そこで、「今日はあの方お休みなんですか?」
と聞いてみると、ご主人、
「辞めてもらったんですが、大変だったんですよ」と。

他にお客さんもいなかったので
詳しく聞いてみると、元社員の男性、
働き始めて20日しかたっていないのに、
なんとその間に無断欠勤が5日もあった!
常識では考えられません。


懲戒解雇ができなかった

我慢も限界に達し、
「懲戒解雇」を言い渡したご主人。

ところがその男性から返ってきたのは、
「懲戒解雇はできませんよね」との返事。

ご主人は「エッ! 何故??」と思い、
ハローワークや弁護士に相談。
けれども答えは「難しいでしょう」だった。


納得はできなかったが、
とにかくこれ以上嫌な思いをしたくない、
早く縁を切りたかったので、
その従業員にお金を払ってやめてもらった。
(いくら払ったかまでは聞けなかったそうです)


その元社員は何を知っていたのか。

「労働契約法では懲戒解雇をするためには
就業規則に 懲戒解雇について規定しておくことが
必要とされている」ことなのか、
「5日の無断欠勤程度では
懲戒解雇は厳しすぎるというという通説」なのか。

いずれにしても雇う側に無い知識を
この男性は持っていたわけです。
もしかしたら、はじめから
解決金目当てだったのかもしれません。
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