おバカと言われても

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 269
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20121130

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。
     
   
   ここ一週間ほど、村上は北海道にいる、ということを
   ご存じの方々からたくさんメールをいただきます。
   「停電の影響はだいじょうぶですか」
   「雪や暴風の被害はありませんか」
   「北海道は完全に雪ですね。体調にお気をつけ
   ありがとうございます。僕はなにも問題ありません。
   みなさん、ほんとうにありがとうございます。

   小串社長、長〜〜〜い メールレターをお読みいただき、恐縮です。
   坂本社長、坂本社長が談志師匠から学んだことばに快哉を叫びたく。
   「行き過ぎた謙遜は傲慢である。」
   旭川の千葉さん、いつも感想ありがとうございます。早く経営者に!
   大泉先生、感謝状に心からお礼を。大泉先生に感謝状を差し上げたい! 


   今日の内容
  *おバカと言われても(おたより本文)
  *あたかも初対面でプロポーズ(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  おバカと言われても

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 1119日、「価格をめぐる現実問題」という
 メールレターを発信しました。

 「価格面で大手にかなわない」
 「量販店とは価格で戦っても負ける」
 という声に対する、異論、反論の内容です。

 会社や店は価格だけで選ばれるわけではない。
 価格だけで選ぶお客ばかりではない。

 ということを、「家電サポートいまい」の
 事例を紹介しつつ申しあげたメールレターです。


 当日、何人もの方から、いろんなおたよりをいただきました。
 今回、そのなかから、志賀内泰弘さんのメールを紹介します。
 「しがない やすひろ」さんです。

 これまで何度も、このメールレターで紹介しています。
 あの志賀内さんで通じるとうれしいのですが。

 最近、読者登録をされた方はご存じありませんね。
 ごめんなさい。
 つい最近、この本を出した方です。僕はもう2回読みました。
 http://www.amazon.co.jp/s?_encoding=UTF8&search-alias=books-jp&field-author=志賀内%20泰弘


 志賀内さんに「メールを転載させてください」とお願いしました。
 「いいですよ。そのつもりで書いていないから校正してくださいね」と
 さすが作家。僕も、編集者として接してくれてうれしいやりとり。

 ということで、「ほら、こういうお客がいるでしょ」
 と今井さんの事例を証明してくれる志賀内さんのメールです。


 (志賀内さんからのおたより/ここから)

 本日の
 「価格をめぐる現実問題」
 を拝読してメールさせていただきました。

 今年の8月のことです。
 8年乗ってきた愛車を買い替えなくてはならなくなりました。
 カミサンと以前から付き合いのあるトヨタの販売店に出掛けました。
 8年前に買った担当者は、今もそのお店にいました。

 そこで
 こちらのニーズを説明すると2台の車種を勧められ
 早速試乗させていただきました。

 近くをグルリと回ってお店に戻ると
 担当者はこう言いました。

 「トヨタの他の系列店や、
  他社さんの車とも比べられた方がいいでしょうから
  ご返事はそれからでもかまいません」
 と。

 実は、お店に来る前に、私たち夫婦は決めていました。
 その気持ちを相手に伝えました。

 「私たちは、他のお店に行くつもりはありません。
  ここへ来る前から、あなたから買わせていただくと決めて来ました。
  だって、他のお店に行ったら、迷ってしまうかもしれないでしょ」

 というのには、理由がありました。

 この8年間、年に2度ほど、
 「○○キャンペーン」という売り出しの案内が
 その担当者から届いていました。

 でも、
 「そろそろ買い替えませんか」
 と勧められたことは一度もありませんでした。

 ちょっと、車の調子が悪いと、パッと飛んできて
 サッと直してくれます。

 ある年の1月のことでした。
 少しの間、家を留守にしていて、
 久し振りに車に乗ろうとしたらエンジンがかからないのです。
 慌てました。
 約束の時間に間に合わない。
 とてもタクシーで行けるような近くではありませんでした。

 そのトヨタの担当者に電話をしたら
 すぐに
 (本当にすぐに)飛んできてくれました。

 「あ〜やっぱりバッテリーが上がってますよ。
  持ってきて良かった」
 と言い、その場でバッテリー交換をしてくれたのです。

 「ありがとうございます」
 「よかったですね」
 「急いでいるので助かりました」
 「行ってらっしゃい」

 あの寒波の来た日の出来事を
 私たち夫婦は忘れることができないのです。

 だから、
 「あなたからしか買うつもりはない」
 し、
 「値段が高いか安いか」
 は、まったく関係ないのです。


 担当者は、たいそう感激してくれました。

 言葉に詰まった後、ひとこと。

 「ありがとうございます。
  お父様の時代からのお付き合いでもありますし嬉しいです。
  あれこれと、値引きのやりとりをさせていただくのは
  やぶさかではありませんが、
  一発で満足いただける価格を、
  今、この場で提案させていただきます」

 「いえいえ、
  言い値で買わせていただきす」

 と言いつつも、やっぱり少しは価格も気になります。
 サッと差し出された電卓の数字を見て驚きました。

 「大丈夫ですか。上司に叱られませんか」
 「はい、今の有難いお話を上司に伝えますから」


 沖縄の宮古島に住む友人から
 こんな話を聞いたことがあります。

 「この島ではね、物は知り合いから買うことに決まっているんだよ」
 「どういうこと?」

 「例えばね、テレビが壊れたとするでしょ。
  最近では普通は、大手の家電販売店をいくつか回って
  一番安い店で買うでしょ。
  でもね宮古ではそういうことはしない。
  誰か親戚か友達で、
  電器屋さんに知り合いがいないか聞いて回るんです。
  小さな島だからね、どっかで電器屋さんに繋がるんだよ。
  その間に、二人か三人の人が入るかもしれないけれど。
  そしてね、やって来た電器屋さんに、修理できないか頼む。
  電器屋さんもできるかぎり修理できるように頑張る。
  でもね、どうしても修理できないとき、その電器屋さんに
  新しいテレビを注文するんです。
  その際ね、『いくらいくらに負けて』なんてことは言わない。
  負けてもらうと、こちらは得をする。
  でもね、こちらが得をするということは、
  相手が損をするということだよね。
  でも、何も言わなくても、ちゃんと負けてくれるから心配はない。
  なぜなら、だって、お互い知り合いだもの」

 この話を聞いて以来、
 「無料(タダ)、安い、オマケ、値引き」大好き人間の
 名古屋人である私は、物を買うとき
 「負けて」「オマケして」
 と言うことを一切やめました。
 「負ける」と言われたら
 プラスして支払うくらいしようと心掛けています。

 もちろん、何かちょっとした物でも買うときには、
 「誰か友人か知人で、それを売っている人はいないか」
 と、探すようになりました。
 そのおかげで、友達は増えるし、信頼は深まるし
 いい事尽くめです。

 仮に、年間、200万円の物を買っているとして、
 5%の値引き分である10万円の損失をしていたとしても
 (実際には、友人たちが黙って負けてくれているので、
  そんなことはないけれど)
 10万円を遥かに超える「目に見えない価値あるもの」を
 得ていることは間違いありません。
 その一つが、件のバッテリー交換というサービスです。

 他にも、
 何かあるとすぐに飛んできてくれる
 近所の電器屋さん、ガスショップがあります。

 この二件のおかげで、どれほどピンチに救われたことか。
 (お風呂が壊れたり、エアコンが故障したり)

 せっかくなので、ここでバラしちゃいます。
 そのトヨタの販売店の担当者とは、
 名古屋市北区の「ネッツトヨタ辻本通店」の片山さんです。

 この話、文字にしたり
 (書く仕事をしているので)、
 メールで人に送るのは初めてですが、
 あちこちの友達に喋っています。

 そうやって、口コミっていうのは生まれて伝播していくんですよね。
 きっと、片山さんは、私たち夫婦のようなファンがいっぱいいるのでしょう。


 そうそう
 私は講演する仕事もさせていただいており
 系列のトヨタホームさんでの研修でも片山さんの話を
 させていただいたことがあります。
 「ぜひ、物を売らずに心を売りましょう」
 などと。


 日本全体が、こういう物の売り方になったとき
 日本人全員が、こういう買い方をするようになったとき
 日本という国は、世界に類を見ない豊かな国になると信じます。
 もちろん、夢ですが。

 でも、
 せめて、自分の身の周りだけでも、
 そんな買い方、売り方をしたいものだと思います。
 おバカと言われても。

               志賀内泰弘より。 


 (志賀内さんからのおたより/ここまで)


   日本全体が、こういう物の売り方になったとき
   日本人全員が、こういう買い方をするようになったとき
   日本という国は、世界に類を見ない豊かな国になると信じます。

 志賀内さんはそう言います。
 そうだなとしみじみ思います。
 会社も店もお客も、そうなれるはず。

   せめて、自分の身の周りだけでも、
   そんな買い方、売り方をしたいものだと思います。
   おバカと言われても。

 志賀内さんはそう言います。
 僕もそうしようと思います。
 あなたもきっと、そうなりたいと思っているはず。


 志賀内さんからのメールは、僕に書いてくれたメールです。
 どこかの雑誌や本に載せる原稿ではなく、
 僕のメールレターに対する、村上宛の返信なんです。

 ものすごく一生懸命書いてくれているのがわかります。
 僕の書いたものに共感してくれて、
 「私も同じ体験をしてきましたよ」と承認してくれる。

 もったいないと思いました。
 このメールを僕だけ読ませていただくのは。
 そこで、あなたにも読んでいただきました。
 ありがとうございます。


 僕が直接出会った、「この人すごい!」を紹介するのが
 このメールレターの中心的役割ですが、今後、もっと
 すごい人からのメールや、
 すごい人のメルマガ、ブログも
 メールレターにのせて紹介していくつもりです。

 おバカと言われても。
 (使い方、使うところを間違っていますか笑)


 お読みいただき本当にありがとうございます。

 あ、いま気がつきました。志賀内さんからのメール文、
 校正していませんでした。が、発信しちゃいます。
 きっと、だいじょうぶです。

 お読みいただきありがとうございます。


 
   
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  村上 透ものがたり 179

 
  あたかも初対面でプロポーズ
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 「僕にまかせていただけませんか?」

 今年、家を建てたいというお客に
 思い切ってかけた言葉です。

 「建てたいと思っている」ということだけ。
 わかっているのは、それだけです。

 土地の場所も広さも、間取りの要望も、
 家族構成も、予算もわからない。

 僕がわからないだけではありません。
 どれくらいの価格になるか、お客もわからない。

 なにより、僕について名前すらわからない。

 そんな初対面の営業マンに、
 「僕にまかせていただけませんか?」
 と言われても困るだけ。そりゃそうです。

 まるで初対面でプロポーズされるようなもの。
 人生の大きな出来事を前に、決断を迫られるのです。

 「僕にまかせていただけませんか?」
 と言われ、顔を見合わせた若いふたりは、
 やがて僕のほうに顔を向けました。

 彼女? 奥さん? とにかく女性のほうと
 目が合いました。


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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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 勉強すれば、お客が増えます。
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。


 ★1112日(月)午前 京都 ある商工会の勉強会 満席です。
 ★1112日(月)午後 滋賀県草津市 ハガキ勉強会 満席です。
 ★1114日(水)午後 長野県須坂市 経営相談会 満席です。
 ★1116日(金)午後 東京目黒区 お客が増える学校
 ★1117日(土)午後 岡山 戦略勉強会
 ★1118日(日)午後 福岡 ホワイトベース
 ★1120日(火) 夜 熊本 続研 戦略勉強会
 ★1121日(水)午後 宮崎 戦略勉強会
 ★1216日(日)午後 水戸 戦略勉強会
 http://www.sr-ohizumi.jimusho.jp/seminar.html

 ★1月12日(土)夜 岡山 戦略セミナー
 ★1月16日(水)午後 滋賀県草津市 ハガキ勉強会 満席です。
 ★2月15日(金)夜 金沢 実践交流会
 ★2月20日(水)午後 東京戦略社長大学
 ★3月11日(月)午後 滋賀県草津市 お客が増える事例セミナー
 ★5月8日(水)夜 沖縄 お客が増える事例セミナー

 お気軽にメールでお問合せください。


  2013
年、東日本で村上のセミナーをご要望の方、
 日程を相談いたしましょう。
 お互いに経費があまりかからないセミナーを
 開催しましょう。
    
 福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形、参ります。



「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 http://www.okyakugafueru.com


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 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:090-9435-0043(ソフトバンクです)
 FAX 050-3488-496624Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
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 ホームページ お客が増える! と検索すると……No.
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  (お客が増える どっと混む)
 
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