店の都合かお客の都合か

お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 403
 
 
このメールレターは、
お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。
 
 
無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
 
 
ただし、
「お客が増える★プロダクション 村上のメールレター」
であることを必ずご記入ください。
かつ、気前よく全文まるごと転載をお願いします。

  
  
はいさい、ぐすーよー、ちゅーうがなびら。
村上やいびーん。
  
(訳)
みなさん、こんにちは。ごきげんいかがですか。
村上でございます。
  
  
  
  
「歩きお遍路」をしています。
  
四国八十八ヶ所の札所(ふだしょ)を
歩いてまわるお遍路です。
 
 
「四国を一周ぐるりと囲むように点在する
 弘法大師空海ゆかりの八十八の札所寺院」と
 四国八十八箇所霊場会公式ホームページに説明されている、
 お遍路です。
 
 
1400キロメートル歩くことになります。

  
歩き方は2通り。
 
ひとつは、「一気に歩き通す」。
平均して40日から50日で歩き通すそうです。
 
もうひとつは、「少しずつ区切って歩く」。
人によって所要日数は変わります。

  
僕は、少しずつ歩く「区切り打ち」をしています。
 
2016年の11月に数日。
2016年の12月に数日。
2017年の5月に数日。
2017年の11月に数日。
 
 
現在、徳島県の1番札所「霊山寺」から、
高知県の36番札所「青龍寺」まで歩きました。
 
 
始める前は心配していました。

  
歩けるかどうか…、
歩けないんじゃないか…。
 
筋力がものすごく劣っているからです。
脚力があまりにも衰えているからです。
 
 
からだのことはプロに頼るにかぎります。

鍼灸の分野は宮崎県の「おすず治療室」。
整体の分野は沖縄県の「元氣サポートルーム kokokara」。

  
昨年、お遍路を始める前、kokokara(ここから)の
照喜名弘彦(てるきなひろひこ)さんに相談。

  
「1400キロ歩ける足がほしい。筋力をつけたい」と。
 
 
驚きました。
 
 
“断られる”とは思っていなかったからです。
 
 
「どうしてもとおっしゃるんなら、
 筋力をつけるトレーニングをします。
 が、おすすめしません。
 おそらく、いまの状態で筋トレをしても、
 1400キロ歩ける脚にならないと思います。
 筋トレの前に大切なことがあります。
 そこから始めてはいかがですか」
 
 
という主旨のアドバイスをいただきました。

 
だから、断られたわけではありませんね。
逆提案してくれたという感じですね。
 
 
僕の掲げた目的を果たすために、
最適と思われる提案をしてくれたのです。
 
 
結局、筋トレはしていません(笑)
「筋トレの前に大切なこと」をしただけ。
 
それで高低差600メートルなどの山を登り降りして、
一日25キロ歩いたり、
峠を越えて一日40キロ歩いたりしています。
 
必要もないのにMacを入れた思いザックを背負いながら(笑)
 
 
 
「筋トレの前に大切なこと」を教えてもらい、
ああなるほどと思いながら歩いています。
 
 
戦略が整っていないのに、
戦術の腕をあげようと思うのはいけません。
 
会社のあり方を定めていないのに、
経営のやり方だけでうまくいきません。
 
戦うことばかりではなく、
戦わずに勝てる方法も考える必要があります。
 
 
照喜名さんから、
こころと、
からだと、
経営のやり方を教わりました。
 
 
ちからを入れることばかり考えていた僕ですが、
ちからを抜くというか、
よけいなちからを入れないようにすると、
よりちからが出させるというか…。
 
これ、経営に必要なことだと痛感しています。
 
 
僕は照喜名さんに救ってもらい、
歩きお遍路を続けていられます。
 
 
あなたにも知ってほしいのですが、
僕ではうまく説明できないので(笑)
一緒にセミナーをすることにしました。
 
経営者はこれから、
こんなテーマが不可欠だと思います。
 
 
http://www.okyakugafueru.com/colum/20171211_seminar.html
 
11月30日現在、あと5名、受講できます。
 
  
  
ではメールレター
『今日も元気にお客が増える!』
No.403のはじまりです。
  
  
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 店の都合かお客の都合か
  
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行きつけ以外の店で髪を切ることがあります。
 
髪を切ろう、切ろうと気になりつつ、
理美容室へ行く時間がないまま出張へ。
 
 
気になったまま一週間はいやです。
気になったままセミナー講師として
人前に立つのがいやです。
 
 
よって出先で髪を切ることに。
 
 
とはいえ、どの店に行けばいいか、
見当がつきません。
 
だから地元の経営者に聞きます。
 
どこへ行ってますか、
おすすめの店はありますかと。
 
 
 
ある都市で、
知り合いのA社長から、
B店を紹介してもらいました。
 
 
B店へ行くと、
C店長が髪を切ってくれました。
 
C店長はA社長を担当している人でした。
A社長の紹介なのでCさんがカットしてくれたんですね。
 
 
C店長はいい人でした。
技術、対応に関して何ひとつ不満はありません。
いい店だと感じました。
 
 
翌月、またその都市に行ったので、
B店へ予約の電話を入れました。
 
以下、B店のスタッフとのやりとりです。
  

   
「明日の昼過ぎ、カットをお願いしたいんですが…」

    
「明日の午後は……、あいにく店長のCは予約でいっぱいです。
 午前中なら空いています。午前中でいかがですか」

   
「昼過ぎしか時間がとれないんです。Cさんじゃなくても、
 ほかの方でもかまいません。
 スタッフのみなさんが予約でいっぱいですか?」

   
「あ、いえ、そういうわけではないんです。
 あぁ…でもぉ……担当はCなので……」
 
  
「ええ、前回、C店長に切ってもらいましたが、
 どうしても昼過ぎしか時間がないので、
 ほかの方に切っていただくことはできませんか」

   
「そう言われましても、担当はCなので、
 こちらとしましても……」
 

  
 
「ほかのスタッフでもいい。どなたでもいい」
 との申し出は聞き入れてもらえません。
 
 
結局、僕は予約を入れませんでした。
 
 
店には店の考え方があります。
 
「大切な常連客から紹介された客は、
 店長みずから担当しないと失礼になる」
 
あるいは、
 
「C店長が担当する客は、
 ほかのスタイリストがカットしてはいけない」
 
あるいは……。
 
 
早い話、B店の仕組みにのっとって対応しただけのことです。
むしろ、(無茶なことを言う客だ…)と困ったことでしょう。
 
時間帯を指定せざるをえない僕は、
“10分1000円”などの店を利用すれば
いいだけのことかもしれません。
 
 
 
店には客層を設定し、客を選ぶ自由があります。
「お客様第一」「顧客満足」のとらえ方もまた自由です。
 
 
でも、念のために問い直したい。
 
 
自社の経営は“店の都合、会社の都合”になっていないか。

  
長年、繰り返し継続してきた仕組みが、
現在では“業界慣習”“惰性”になっていないか。
 
 
“こだわり”とか“流儀”とか“方針”が
望む客層に支持されるものになっているか。
 
 
 
まあ、僕が勝手で偏屈で異端児なだけですが(笑)

 
  
   
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 ここで会えるとうれしいです
 
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12月11日(月)
福井県福井市で経営者向けのセミナーを開きます。
「非売三原則」に加え「非ストレス三原則」を紹介します。
 
講師力、アップしてます(笑)
理由はあります(笑)
 
http://www.okyakugafueru.com/colum/20171211_seminar.html
 
 

1月23日(火)
宮崎県宮崎市で経営者向けのセミナーを開きます。
 
「商品の差別化、独自化は当然。用途と効果を伝えることで
 他社他店にまねされない売り物をつくるからお客が増える」
 
というセミナーです。
 
10時から16時。
 
一度、頭をつかえば一生、経営が楽しくなります。
 
お問合せは村上までメールをください。
 
murakami@okyakugafueru.com
 
 
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 沖縄で会うのもうれしいです
 
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904-0301
沖縄県 中頭郡 読谷村 座喜味3170 4F
(「なかがみぐん よみたんそん ざきみ」
お客が増える★プロダクション  村上 透
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郵便物はこれで届きます。
  ↓
904-0301
座喜味3170 4F
村上 透
 
 
配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ。
配信停止依頼に慣れています(笑)
 
 
 
あなたのお客さまがもっともっと増えますように。
あなたのお客さまのお客さまが一人でも多く増えますように。
好きな人、愛する人がたくさん増えますように。
 
気持ちを込めて祈っています。心より。
 
 
お客が増える★プロダクション   村上 透