スパルタ的大家族主義

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 051
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・09・14

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   
   ポストカード専門のホワイトベース、小串社長の「特別レポート」に
   たくさんのお申し込みをいただきました。ありがとうございます。

   9月7日、8日にお申し込みいただいた方は、
   お手元に届いているころと思います。

   特別レポートもいいけれど、ポストカードのカタログもまたステキでしょ?
   かわいい! と思うあなた、
   うわぁ、きれい! と思うあなた、
   おもしろい! 楽しい! と思うあなた、
   こんなところに行きたいなぁ……としみじみ感じたあなた、
   そんなあなたに感謝。ありがとうございます。 
   

 今日の内容
  *スパルタ的大家族主義
  *発行の目的に立ち返る


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★      
  スパルタ的大家族主義
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★


 小学校2年のとき母親が病気になり、父親は看病につきっきり。
 3ヵ月半ものあいだ、2歳上の兄と4歳の妹と3人だけの生活。

 「ウチは愛妻家の家系だから、おやじはおふくろを愛していたし、
  僕も家族を愛している」
 と、今でこそ笑顔で語る稲村道雄氏ですが、なにしろ当時は子ども。
 お母さんもお父さんも早く家に戻り、
 家族全員で暮らしたいと日々祈っていたそうです。

 しかし母親は天国に。

 妹のめんどうをみながらも毎日思い出すのは母親のこと。
 周囲の子どもにいじめられ、友だちはできません。
 それでも父親の愛を一心に受け、兄妹仲良く暮らしていました。

 中学に入ると牛乳配達をはじめ、勉強も熱心に続けます。
 何十年か前のこととはいえ、神奈川県では指折りの進学校に入学。

 しかし、大学進学は断念。
 父親がプレス機で指を2本切断し、傷がもとで病気になり失業。
 家計を助けるために高校卒業と同時にヤマト運輸でアルバイト。

 集配先で気になる会社があったと言います。
 ペンチの柄の部分を赤くコーティングする工場でした。

 元気な従業員の活気ある会社。おもしろそうな仕事。

 「その仕事を僕にもやらせてもらえませんか」

 思い切って頼んでみたところ、なんと快諾。
 2週間習った後、独立です。

 自宅の一角を仕切った2坪の作業場。
 兄と二人でペンチの赤い部分をつくりはじめました。

 吃音のために電話に出られない稲村氏は、
 あまりしゃべらずもくもくと作業をこなしました。

 これが現在の株式会社ニッセイエコ創業時の姿です。

 仕事をもらう親会社の2倍のスピードでつくり、
 稼いだお金は家に入れて、残りはためました。

 「まずしく育ったからかな、お金は尊いものでした」

 お金が貯まっては土地を買い、工場を建て、
 いまでは売上21億8000万円、経常利益3億円。

 通信業界で使用される光ファイバー用のチューブ、
 医療業界で使用される酸素吸入用のチューブなど
 圧倒的市場占有率を占める商品力が成長の鍵では…。

 そう予想してニッセイエコの代表取締役会長、
 稲村道雄氏に取材をしました。

 返ってきた答えは意外なものでした。

 「ウチが家族主義の会社だからでしょ」

 経営者は親、社員は子ども。
 自分の子どもが世界中でいちばんかわいい。

 だれよりも愛情を注ぐけれど、厳しくもできる。
 他人の子には厳しくできないが自分の子なら叱ることができる。

 子どもにはそれぞれ得意なことがある。
 旋盤が得意な子、設計が好きな子、
 企画力にすぐれた子、営業センスにあふれた子…。

 どんな子どもでも受け入れ、我が子として育てる。
 各自が得意な能力をよりいっそう発揮させる。

 兄や姉の言うことをきいて、仕事の姿勢を見習い
 妹や弟はたくましく育っていく。

 その積み重ねが結果的に世界中のお客さまに喜ばれた。

 「家族は仲良く。僕にできるかぎりの愛情を注ぎます。
  だけど、甘やかさない、しつけは厳しく。だから、
  当社はスパルタ的大家族主義」

 そんな親子論を語る稲村会長にも“親”がいます。

 仕入先がなければ何もつくることができません。
 仕入先の協力がなければ販売先は生まれません。

 仕入先があってはじめて生きていくことができる。
 だから仕入先は親も同然。親を大切にする。

 買っていただくお客より、
 売っていただく仕入先が大切と言います。

 
 子ども時代の思いや経験が、その後の人生に
 大きく影響を与えることがあります。

 稲村会長は家族にこだわります。
 家族の愛、親子の愛にこだわります。

 目的も目標も戦略も戦術も、それは見事なまでの
 ニッセイエコですが、その実行を支えているのは
 大家族主義であり親子論です。

 経営には戦略、と日頃わかったようなことを唱えている僕ですが、
 戦略だけではなく、経営者の思いなくして成り立ちません。

 経営のむずかしさとおもしろさ、すごみを教えてくれる
 経営者にまた会うことができました。


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 047  
   
  発行の目的に立ち返る
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 

 9月7日のこのコーナーで「出さないほうがマシ」という
 話をしました。

 鹿光電業(ろっこうでんぎょう)の奥さん、
 大坂優子さんのニュースレターに関する考え方です。

 以前は、ニュースレターを発行した以上
 「定期的に出さなきゃまずい、申し訳ない」と
 思っていたそうです。

 しかし途中で気がつきました。
 (ニュースレターを発行する目的はなんだろう…)
 そう考えた結果です。

 「自分と同じ思いのお客さまがいるかしら?」
 「共感してくれたお客さまがロッコウを利用してくださればいい」
 「価値観が同じ人を見つける手段でもある」

 そんなことも考えたと言います。

 僕は優子さんに尋ねました。
 「アンケートでもお客の声を集めたり聞くことができるのでは?」

 すると、「よくあるアンケートには疑問を感じます」
 というような答えが返ってきたのです。
 (次号に続く)

    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 お客の数を増やしたい……でもどうやって?

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

 そこで『お客が増える!』事例のセミナーが人気なのです。
   
http://nakagawa-consul.com/000048.html

 今週の金曜日、9月18日です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「旭山動物園の1位づくりに隠された★戦略」CDが好評です!

 
http://www.okyakugafueru.com

市営の動物園、すなわち公務員にできることが民間の会社に
できないわけがない。そう思うのは僕だけ?

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
 FAX  :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
 
info@okyakugafueru.com

 ホームページ
 
http://www.okyakugafueru.com
  (お客が増える どっと混む)
 
 Google(グーグル)でもYahoo!(ヤフー)でも
 お客が増える!
 と検索すると……No.1

 ★メールレターのバックナンバーをごらんいただけます。
http://www.okyakugafueru.com/mailletter/backnumber.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~