肉体より痛い言葉の暴力

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110628

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   あなたはフェイスブックをやっていますか。
   気軽に発信すればいいのでしょう。
   みなさんどんどん発信しています。
   ところが僕にはできない。すぐ書けません。
   何かを書こうとすると、ついかまえてしまう。
   もっと気軽に書ければいいのにと自己嫌悪。
   まじめすぎるのかもしれません

   だれも言わないので自分で言ってみました(笑)


  今日の内容
  *肉体より痛い言葉の暴力(おたより本文)
  *社会人最初の勤務地(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  肉体より痛い言葉の暴力

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 厳しい上下関係って、和食の世界だけじゃなく
 洋食店でもあるものなんだ


 板前の見習いは下働きばかり。
 なかなか包丁を持たせてもらえない。
 怒鳴られて殴られる
教育という制裁もあり。

 かつて、和料理の世界で生きている方に
 厳しい師弟関係の話を聞いたことがあります。

 一般的な会社であれば、パワハラとかイジメとして
 大問題になる可能性があります。

 しかし技術を教えてもらう丁稚(でっち)の世界では
 昔ながらの教え方が続いている店もあるようです。

 といっても、僕のイメージでは和の業界のみ。
 根拠はありませんが洋食や洋菓子の世界では
 恐ろしい状況を描くことがありませんでした。


 洋菓子屋を取材したときに聞いた話では、
 見習い経験年数によって上下関係が決まる、
 という納得できるものでした。

 年齢が自分より下の人であっても、
 先に修業を始めていれば先輩として接する。
 当然のことですね。そうあるべきでしょう。

 しかし、本田広之さんの話を聞いたとき、
 (そうだよなあ、和食も洋食も関係ないよな

 と思いました。

 熊本県植木町(うえきまち)にある、
 「洋食や はなこまち」のオーナーシェフ、
 本田さんには悲惨な修業時代があります。


 スイカ生産日本一の植木町で生まれた本田さん、
 地元熊本のホテルに就職。厨房に入ります。

 朝6時から夜中3時まで長時間労働。
 和も洋も中華もすべて作らなければならない
 ホテルでの修業は収穫あり。

 料理のおもしろさはわかりましたが、
 どうせやるなら、ひとつのことをきわめたい。

 4年勤めたホテルを辞めて、フランスやイタリアに
 渡ります。一流になるにはヨーロッパの料理を
 食べ歩くにかぎります。

 料理人の多くは、ここで進む道が決まります。
 「三ツ星レストラン・・・で修行し

 「ミシュラン三ツ星のお店で数軒働いたのち


 フランス、イタリア、スペインなどで現地の味を
 おぼえ、帰国してから開業するシェフが大半。

 ところが、本田さんは違いました。


 「フランスもイタリアも、あまり自分の口には
  あいませんでした。多くの人がいいという
  ものは食べてみました。ここが一流という
  お店にも入りました。しかし、僕は日本で
  お店を開きたいし、日本人に食べてもらいたい。
  自分が心からおいしいと思う料理をつくるには
  フランス風、イタリア風でありながら、僕の
  オリジナルで勝負しようと思ったのです」

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「世間」を「東日本」に

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 【今日も元気に
お客が増える!】 220
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110623

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   「しばらく出かけてきます」と、このメールレター上で
   伝えましたが、その表現では不十分でした。
   多数の方に、さまざまな心配をかけてしまいました。
   申し訳ありません。ありがとうございます。

   往復の行程を含め、足かけ
10日間、宮城県へ旅しました。
   震災被災地で、床下の泥出しなどを手伝ってきました。
   ボランティアというものは、だまっておこなうもの、と
   僕は思っています。が、思っているだけでは伝わりません。
   この間メッセージやご注文などをいただき、たくさんの方に
   失礼をしました。なにとぞご容赦。ありがとうございます。


  今日の内容
  *「世間」を「東日本」に(おたより本文)
  *人事部から赴任通知(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  「世間」を「東日本」に

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 習志野、八王子、横浜、湘南、川越、沼津、富士山、
 鈴鹿、滋賀、京都、高知、倉敷、北九州、鹿児島


 国内に存在する車のナンバーをすべて目にしたかも、
 と思うほど全国から大勢の人が集まっていました。

 宮城県東松島市の災害ボランティアセンターの
 敷地では、車とテントで寝泊まりする人がたくさん。

 僕もそのひとり。北海道の苫小牧(とまこまい)から
 フェリーで仙台港へ。復旧していない信号が多く、
 警察官の手信号にしたがい、宮城県を北上。

 東日本大震災でもっとも不明者が多いのは石巻市。
 石巻の手前に東松島市があります。

 6月
18日時点では、東松島市の死者は1039人、
 いまだに約
1450人が避難しています。

 津波に流されず、残った家々が多数あります。
 一見、なにもなかったかのように感じますが
 どの家も1階部分は水につかっています。

 庭も床下も道路の側溝も、泥とヘドロと海の砂。
 1階には住めず、2階で寝泊まりできればさいわい。

 風呂が使えず、自衛隊が用意してくれた簡易お風呂を
 利用している人がたくさんいます。

 重油が混じると、土は真っ黒になり臭います。
 タタミが水につかると男4人でも持ち上げるのが大変。
 海水にひたると植物の多くが枯れてしまいます。
 砂と泥とヘドロは湿っていると重く、
 乾いているとさらさらで回収しにくいものでした。


 活動しているのはボランティアだけではありません。
 地元住民も休みなく参加しています。

 若い人や働き盛りの住民もかなりいます。
 何人もの人に「仕事は?」と尋ねました。
 今回の震災で仕事がなくなってしまった方が多数でした。

 ボランティアはおもに3タイプ。

 
60代、70代の「時間あります!」という先輩たち。
 サラリーマン、自営の「休みとった!」同輩たち。
 若者から中高年までの「仕事がない
」失業中の働き者。

 失業中の人と休憩時間に話すと、
 (どうして
)と思うことが多々あります。

 会話の受け答えはしっかりしている。
 コミュニケーションも過不足なし。
 指示されなくても自発的に作業ができる。
 1ヵ月も2ヵ月も自炊生活ができる。
 無報酬で見返りを求めず黙々と仕事をする。

 そういう人たちなのに働く場所がないのです。

 美化したり過大評価をしたりするつもりは
 ありません。が、求人するなら、失業中の
 ボランティアから選ぶのもあり、と思います。

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母親の初盆を迎える社員に

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 【今日も元気に
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110612

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   メールレターを発行してから初めての
   日曜日発行です。あなたが読んでいるのは
   月曜日の午前中でしょうか。ありがとうございます。
   今日は、とてもすばらしい文章を掲載しています。
   川越雄一先生、ありがとうございます。

   僕は
10日間ほど出かけます。車で寝泊まりします。
   ネット環境ではありません。次のメールレターは
   6月
23日以降。あなたも、あなたも、あなたもお元気で。


  今日の内容
  *母親の初盆を迎える社員に(おたより本文)
  *山の辺の道を歩く(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  母親の初盆を迎える社員に

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 お元気ですか。
 あなたにしばらく会っていませんが、きっと
 張り切って仕事をしていることと思います。

 それとも、あまり元気じゃないんですか?
 もしかしてイライラしてます?
 いやなことがありましたか?
 納得できないことが?
 それとも
……悲しいことがありましたか?

 そんなとき、親に話してみるのはいかがでしょう。

 夫でも奥さんでも、彼氏でも彼女でもいい。
 同僚でも友だちでも社員でも子どもでも
 いいんですが、たまには親に。

 親というのは、とても奥が深い。
 聞いてくれて、受け入れてくれて、
 共感してくれて、誤りや過ちを正してくれる。

 僕はそう思います。あなたはどうですか。

 父も母も亡くしてしまった僕ですが、
 いまも話します。語りかけます。
 そして思うんです。

 こんなとき、おやじだったら何て言うかな。
 こんなとき、おふくろだったこう言うな。

 生きていればいろいろあります。
 どうしてこうなっちゃうんだろう
って
 考えること、僕にもあります。

 そんなとき、社会保険労務士の川越先生から、
 とても味のあるメルマガが届きました。

 宮崎県の中小企業経営者にとって
 
おふくろの存在である川越雄一先生は
 
味付け抜群のメルマガを発行しています。

 なるほどなぁ、こんな社長がいてほしいなぁ
 と思ったメルマガを、あなたにも紹介したく
 全文掲載の承諾をいただきました。

 ご一読をすすめます。


 (ここから)

 割烹着社労士 川越雄一★労務のかくし味 第
179


  いつもお読みいただきありがとうございます。

 さて、昨日、中学校の同級生から電話があり
 思わずドキッとしました。縁起でもないのですが、
 また、誰かのご両親でも亡くなったかと。
 幸いそうではなくひと安心。

 ところで、年のせいか最近は弔事が多いですね。
 特に喪主など弔う側にとっては、あれこれと行事も
 多く、もうすぐやってくる初盆もその一つです。

 そこで今回の第
179号では、母親の初盆を迎える
 従業員へ経営者の気持ちの伝え方を取り上げました。


 【母親の初盆を迎える従業員に気持ちを伝えよう】

 ここ何年もない結婚式に比べ、毎月のように参列す
 る従業員家族のお葬式。
 たしかに数が多い分、半日常的になっているものの、
 身内を亡くした従業員の悲しみは計り知れない。

 そしてもうすぐやって来る初盆。
 会社としても、子も同然である従業員へ何らかの気持
 ちを伝えたいところ。

 たしかに、初盆は仏教的行事だが、他宗教でも気持ち
 を伝えると言う意味で基本的な考え方は同じだ。

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伝説の就業規則

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110609

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   3人クラブの「三方よしセミナー」は
   4月5月と東京、札幌で開催しました。
   おかげさまでみなさまに満足していただけ
   ました。ありがとうございます。

   7月には福岡で開催しますが、うれしいことに
   定員に達しました。満席です。
   キャンセル待ち受付も終了させていただきます。
   参加をご検討されていた方、ごめんなさい。
   新たに募集させていただく日をお待ちください。


  今日の内容
  *伝説の就業規則(おたより本文)
  *大和路を歩く(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  伝説の就業規則

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 経営者の仕事はむずかしく、忙しい。大変です。
 戦略を考えるだけではなく、
 戦術リーダーも務めなければなりません。

 多くの会社では日々、社長は社員に接します。
 接すれば、どうしたって細かいことが気になる。

 どうしてこんなことができないんだろう。
 もっとこういうふうにやってほしい。

 つい、頭に血がのぼり、口を出し、
 言うだけ言って、あとで自己嫌悪。

 反省し、社員とコミュニケーションをとり、
 社長の考えを理解してもらえるようになる。

 業績がよくなり、新卒社員を採用。
 忙しいなか、早く一人前にと願い、育てる。

 ところが、この新人、入社して6ヵ月経つと
 「有給休暇をもらえるはずです」と主張。

 まだ一人前とはほど遠い。会社が忙しいことは
 見ればわかるはず。なのに休むだと?

 法律上、間違ってはいない。正しいことを
 言われているのは理解できるが腹がたつ。

 (ほんとに新人は
)と思っていたら、
 ある中堅社員が突然、辞めると言い出した。

 それどころか、繁忙期に辞めると言い、
 「未消化の有給をなんとかしてほしい」と。


 こんな社員、あなたの会社にはいないと
 思いますが、実は、けっこう耳にする話です。

 そこで頼りになるのは就業規則。
 トラブルを防ぐことができるし、
 トラブルを解決するよりどころにもなる。

 「そんなことくらい知ってます!」
 というあなたでも、「伝説の就業規則」
 まではご存じないのではありませんか。

 という僕も先週初めて知ったのですが、
 おもしろいですよね、伝説の就業規則って。

 「伝説の就業規則」について書かれた本を
 読んだからです。

 読んでみようと思ったのは、これまでにない
 切り口で書かれた本だと思ったからです。

 ・「伝説の就業規則」という表現が気になった。
 ・零細企業の就業規則という表現を初めて目にした。
 ・本の帯の部分に「従業員
10人未満の社長は必読!」と
  書かれ、しかも「竹田陽一氏絶賛!」と記載されていた。

 『サッと作れる 零細企業の就業規則』
 発行元は経営書院。著者は三村正夫先生。

http://www.amazon.co.jp/サッと作れる零細企業の就業規則伝説の就業規則で労使トラブルを防ぐ-三村-正夫/dp/tags-on-product/4863260997

 一般的に、就業規則の本は地味でつまらない。
 まあ、この本も、おもしろくて笑いが満載という
 わけではありません。あくまでも就業規則がテーマ。

 しかし、「伝説の就業規則」という表現は
 地味な存在を一気に魅力的なものに変えてくれます。

 社名を記入し、時間や日数などの数字を記入すれば
 1時間で完成する、就業規則のひながたも載っています。

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相手満足と自己満足

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   例年より寒く感じる春が終わりつつあります。
   札幌の今日は、最高気温
24度との予想。
   明日は
26度って、まるで夏。僕はうれしいですが。

   近所の家庭菜園には、すでに種がまかれ、
   苗ものが植えられています。みなさん作業は順調。
   僕はまだなにも手がけていません。今年は最後発。
   今日と明日は、
畑仕事の合間に仕事をします。
   6月中旬は、しばらく雲隠れする予定です。御免。


  今日の内容
  *相手満足と自己満足(おたより本文)
  *4年生の追い込み(村上透ものがたり)
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  相手満足と自己満足

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 僕には、盲人の叔父がいます。
 かなり若いときに全盲となり、
 盲学校を出て、鍼・灸・マッサージ師に。

 僕が小さいころは不思議でした。おじさんは
 目が見えないのに、どこへでも行くからです。

 僕と連れ立って出かけるときは、
 白い杖(つえ)を折り畳みます。

 杖に頼らず、片手を僕の肩にのせて歩きます。
 (僕がしっかりしないと!)と
 いつもちょっと緊張していました。

 歩道と車道との段差があるところ、
 階段がはじまるとき、
 エスカレーターに乗るとき、
 ホームから汽車(電車じゃなく)に乗るときなど、
 高さが変わるところでは声をかけました。

 ホームと車両とのあいだは離れています。
 そこに足を入れたら大変! 落ちてしまいます。

 必要以上に大股で歩き、
 ホームと車両とのすき間に落ちないよう、
 おじさんに注意をうながしたりしていました。

 「とおるちゃんの説明はじょうずだねえ。
  どんなふうに歩けばいいか、よくわかる」

 ときおりほめてくれる、その言葉がうれしく
 得意になって道路状況を解説していました(笑)

 「歩道から車道へ段差
15センチ下がります!」

 何年も後に教えてくれましたが、
 そんな説明はなくても歩けるとのこと(笑)

 僕の肩に手を置いているので、
 僕が歩道から車道へ下がると、
 (あ、段差があるな)とわかるのだそうです。

 それどころか、おじさんは、札幌の自宅から
 旭川の僕の家へよく来ていました。一人で。

 札幌の家から国道5号線まで歩きます。
 何度も歩くと、距離がわかるそうです。
 国道に出ると、車の音でわかる。

 「タクシー」というプレートを掲げると、
 目の前でタクシーが止まってくれるそうです。

 札幌駅に着いたら、やはり記憶にしたがって歩く。

 (何十歩まっすぐ歩き、こんな音が聞こえてきたら
 右に曲がる。それから何歩
。そこで声を出す。
 「すみません! どなたか!」と言うと、
 だいたい誰かが寄ってきてくれる。
 「切符売り場はどこですか?」と尋ねると、
 いつも「目の前にありますよ」と教えてくれる)

 と、切符売り場の場所に正確に行けることを
 子どもの僕に自慢していたものです。

 改札も一人で通り、汽車に乗り、旭川に着いたら
 またタクシーで僕んちまで来るのです。
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異端児の話

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
  「投資してはいけない!
   株価が安いという理由で株を買うのは、
   マネーゲームです。きっちり企業の財務内容
  (自己資本比率、経常利益など)を見て、
   銘柄診断しましょう!」

  と、公認会計士である日根野さんが発行している
  アクションラーニングのニュースレターから抜粋。
  先週末のセミナーには、
50人定員のところ
  
300人近くの申込みがあった日根野先生。
  (抽選がおこなわれたそうです)

  株式投資をしない僕ですが、日根野先生の
  企業研究方法はとっても参考になります。
  検定講座の4級くらいは合格したいもの。
  
http://www.e-actionlearning.com/kouza/kouza_contents.html


 
 今日の内容
  *異端児の話(おたより本文)
  *勤務地指定(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  異端児の話

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 西武鉄道グループの元オーナーである、
 堤義明(つつみ
よしあき)氏の誕生日、
 5月
29日に3人クラブセミナーを開きました。

 今後、中小企業を大きく変革する3人クラブの
 (言ってみただけです
……
 栄えあるセミナー2回目は札幌が舞台。

 ぎゅうぎゅう満席状態で朝から5時半まで
 「三方よしセミナー」をおこないました。
 (会場が狭いだけかも


 4月に東京でも同じセミナーを開きましたが、
 やはり今回も大きな収穫がありました。

 僕自身、主催者の一人でありながら、
 ひとりの聞き手、受講者として得るものが
 またまたたくさんあったからです。

 旅行業界の
2大奇人のひとり、
 高萩徳宗(たかはぎのりとし)さんの話は、
 何度聞いてもおもしろくて、考えさせられます。


 大手旅行会社に在籍していた高萩さんは、
 いくつもの疑問を抱いたそうです。

 旅行会社同士の競争が激しい以上、
 より低価格の商品を提供するには
 コストダウンは当然のこと。

 短い時間で長い距離をバスで走り、
 食事の質を落とし、
 みやげ物屋さんを数多くまわる。

 何軒ものおみやげ屋さんに寄るのも、
 リベートをもらえるからです。

 パックツアー価格を安く抑えるには、
 たとえば香港3日間の旅行では
 7店のおみやげ屋を回るのが常識だったそうです。

 香港だ、グアムだ、北海道だ!
 2万
9800円だ、3万9800円だ!

 なぜ飛行機代より安い価格なのか、あなたも
 不思議に思ったことがありませんか。

 おみやげを買えば、お店からリベートが
 旅行会社にバックされる。

 お客からお金をいただけなくても、
 みやげ物屋からお金をもらえるから。


 それでも、結果的にだれもが満足なら
 それはそれでいいと言えます。

 しかし、駆け足で観光地を訪ね、
 なんだかんだと旅先でお金を使い、
 家に帰れば、お客はぐったり。

 あれほど楽しみにしていた旅行なのに、
 「やっぱり家がいちばん
……」って、
 矛盾していないだろうか。


 なんか変。
 いや、はっきり言っておかしい。

 「もっと、お客さんが喜ぶ旅行を
  企画しませんか?」

 「旅行が終わっても、終わったとたんに
  また次の旅行に行きたくなる企画を


 高萩さんが上司に訴えると、言われるそうです。

 「高萩、それは理想だ。理想じゃ飯は食えないぞ」

 まあ、そうですよね、と答えるのが
 ふつうのサラリーマン。
 旅行業界の奇人、高萩さんは違いました。

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