ニュースレターは伝え方7分

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 239
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111027

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   大垣城を見学しました。岐阜県大垣市にあります。
   関ヶ原の合戦の際、石田三成など西軍の本拠地でした。
   城内では文字どおり「戦略」について学べます。

   戦いでは「陣形」が重要です。「鶴翼の陣(かくよくのじん)」
   など「八陣の法」は、経営もやり方しだいと再認識。
   総大将の命令のもと、どのように全軍が動き出すかという
   「軍制と役割」は、会社における社長と従業員の役割分担。
   石田三成の戦略は、西軍の弱点と誤算を教えてくれます。
   徳川家康の戦略は、家康が戦略社長であるなによりの証拠。

   戦争を経営に置き換えるな、という人がいます。
   僕は戦争を認めているわけではありません。
   現実問題、経営とは、同業他社あるいは競合他社と
   どうやって差別化するかという競争です。
   「どうやって」とは「やり方」です。参考になるのです。


    
今日の内容
  *ニュースレターは伝え方7分(おたより本文)
  *飛び込み訪問は消滅しない(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  ニュースレターは伝え方7分

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 「ニュースレター」は関心が高いなあとしみじみ思います。
 増えましたね。ニュースレターを発行している会社が。

 前号で、いくつかのニュースレターを紹介しました。
 ニュースレターを発行している方からの反応が強い。

 「このニュースレターが読みたいです」
 「そのニュースレターを送ってください」

 ありがたい言葉であり、ご要望ですが、
 それぞれの発行者に承諾を得ていませんので
 送ることができません。ごめんなさい。

 これからは、僕のセミナーの会場に
 極力、持参します。その場でごらんください。


 では今回も、僕が気に入っているニュースレターを。


 ★『ありがとう通信』

 岡山にある「住宅工房なごみ」の佐藤利正社長が発行。
 「ご縁をいただいた方々に感謝と元気をお届けする元気レター」

 写真が豊富だから見て楽しいミニ新聞です。
 日々の出来事をつづった
写真日記
 「お客様の声」「自分で出来るマイホームの点検」
 と、すっきりした構成で読みやすい。

 住宅のリフォームというナイーブな仕事は、
 佐藤さんのような会社にお願いしたいと感じる、
 ていねいで、ほのぼのした「ありがとう通信」です。
 ネーミングがいいですよね。「ありがとう通信」って。


 ★『まんが新聞』

 ご存じですか? 画屋(かくや)の新聞、
 「世界を平和にするマンガレター」です。

 
A3を2つ折りにした4ページ仕立てですが、
 読むところ見るところ満載の新聞です。

 株式会社画屋の小川社長ってセンスいいんです。
 いつもおもしろいこと書いています。

 マンガが豊富です。画屋ってマンガ制作会社ですから。
 これからのニュースレターはマンガが増えそうです。
 というより、マンガを取り入れたほうがいいですね。


 ★『
C o r n e コルネ』

 「株の学校
アクションラーニング」が発行。
 今月号で
……もう46号になります。

 社会人になりたての頃は株式投資をしましたが
 現在、僕は株式投資をしません。

 それなのに、毎月、コルネを楽しみにしています。
 2つの理由があります。

 ・優良企業とはどういうものかがわかる。
 ・「本当にそうなのか?」と考える訓練になる。

 代表の日根野さんは超優秀な公認会計士。
 でも、
エラくないからファンが多いんですよね。

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ニュースレターは既存客へ

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 238
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111024

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   「お客さまの数は減っていますが、
   売上は増えています。取材先にどうですか」
   というご提案をいただきました。
   ごめんなさい。お客の数を重要視します。

   直近3年間、お客の数が増え続けている会社。
   なおかつ、従業員が5人以上
100人以下の会社。
   場所は問いません。業種も問いません。

   ご存じの方、教えていただけませんか。
   減収でもオーケーです。減収増益、かつ、
   お客の数が増えていれば。とにかくそこです。

   取材によって三方よしが成立します。
   取材先よし、取材先のお客よし、村上よし(笑)
   ご連絡待っております。お願いします。村上


    
今日の内容
  *ニュースレターは既存客へ(おたより本文)
  *子宮に響く声(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  ニュースレターは既存客へ

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 前号、前々号にて紹介した、さぬきうどんの
 『大木戸
福岡舞鶴店』(木村真店長)では、
 ニュースレターを発行しています。

 「舞鶴の片隅にある小さなうどん屋が
  発信する、手作りニュースレター」

 木村さんが、そう自称する
A4両面紙は
 
木村節にあふれていておもしろい。

 店周辺に住んだり勤めたりしている、
 地元のお客向けであることがわかります。

 紙面から、ほんの少し紹介します。

  (前略/ここから)
「俺って、見通しが甘い男だな〜」
 と嘆いていると、妻から一言。
 「何を今さら、見通しを立てられるくらいなら、
  そもそもうどん屋なんてやってないんじゃない?」
  なるほど。最初からバカだったわけですな。
  じゃあもう、バカのままで行こう。
 (ここまで/後略)

 こんな調子の『大木戸通信』ですが、
 香川県の文化を伝えたり、うどん屋の
 命の源である「水」の話を伝えたりと、
 まじめで、読ませるコーナーも楽しみです。

 (うーん、木村さんのニュースレターも
  がんばっているなぁ。手書きなら最高だ)

 などと、ながめているうちに、
 ほかの方のニュースレターも気になり出し、
 あれこれ読み返してしまいました。

 僕の仕事場には、たくさんのニュースレターが
 届きます。毎月十数人からいただきます。

 郵送なりメール便で届くだけで、この数。
 ウエブ上のニュースレターを含めると、
 けっこうな数の紙面を読んでいます。

 今回は、そのなかから、僕がおもしろいと
 感じているものを紹介しましょう。


 ★『すぎうら日記 紙版』

 まず、なんといってもおもしろく、
 毎号思わず一気に読んでしまうのが、
 『すぎうら日記 紙版』です。

 豊橋市の、すぎうら保険設計の杉浦さんが
 発行するニュースレターは、いろんなところへ
 遊びにいった話が満載です。

 写真が豊富で手書き部分が多く、
 お客の声も豊富に紹介しています。

 飽きず、笑えて、ちょっと考えさせられて。
 泥くさくて、僕は好きです。

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うどん店の経営者を目指す木村さん

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 【今日も元気に
お客が増える!】 236
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111017

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   いつもありがとうございます。
   おかげさまで、セミナーの依頼を
   数多くいただきます。事例セミナーです。

   今年は本当にたくさん、各地に
   お招きいただきました。ありがとうございます。
   来年からは、平均して月2回にします。

   村上をセミナー講師に、とお考えの方は
   日程など、どうぞお早めにご相談ください。
   エラそーで恐縮です。が、何とぞご理解を。村上


    
今日の内容
  *うどん店の経営者を目指す木村さん(おたより本文)
  *お客はどこにでもいる(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  うどん店の経営者を目指す木村さん

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 「昔はうどんをコタツで熟成させました」

 へぇ〜なるほどと興味深く聞いたのは、
 昔と今との、うどんづくりの違いです。

 今は便利。なんでも買えます。
 カッターもあれば、熟成機に熟成庫、
 ゆでたあとの麺をしめる冷水機


 ただし、それだけお金もかかります。

 テーブルなどの家具や什器(じゅうき)、
 カウンターなどの造作工事、厨房機器など
 オープンにはとにかくお金がかかります。

 福岡でおいしいうどん店として人気の
 『さぬきうどん
大木戸 福岡舞鶴店』の
 経営者、木村真(まこと)さんも
 国庫からの返済が少なからず負担でした。

 お金の負担だけではありません。
 一人でうどんをつくるという体力の負担、
 住んだことがない土地での営業という負担。

 それでもがんばりました。毎朝4時に起きて
 出汁(だし)づくりから一日が始まります。

 出汁は、一度、冷蔵庫に入れて寝かせます。
 朝早くから取りかからないと間に合いません。

 うどんを打つには全身、渾身、満身。
 高松本店の味をつくり出せるのは自分だけ。
 人にまかせるわけにはいかないのです。

 毎日、毎日、必死にがんばりました。
 しかし、
100パーセント納得できる
 うどんをつくることができません。

 四国の高松と九州の福岡では
 水も気温も湿気も空気も違うからです。

 睡眠時間を削って削って、木村さんは
 おいしいうどんづくりに励みました。

 「半年に一回というところですね。
  神様がおりてくる瞬間があるんです」

 修業を重ねると、違うもんですね!
 と喜びたいところですが、そこは解釈しだい。

 
365日のうち363日は、つくったうどんに
 
100パーセント満足できないということ。

 それどころか、半年に一回、神様が
 おりてくる程度では経営はよくならない。
 がんばっているのに客数が増えないのです。

 原因はわかっていました。営業時間が
 午前
11時から午後3時までの4時間だからです。

 お客がのれんをくぐり、席につき、
 うどんを食べてお金を払うのは
 
11時から15時までの4時間だけ。

 
11時から15時まで、ひっきりなしにお客が
 来店したとしても、
15時以降はお客ゼロ。
 構造的に客数に限界があるというわけです。

 「一人で切り盛りするには、それが限界。
  どうしようもなかった」と木村さん。

 それではいつまでたっても
 お客が増えない。それもまた確か。

 さてどうするか。
 いくら考えても、どのように考えても、
 お客を増やす方法がひとつしか浮かびません。

 営業時間を増やす。それだけ。

 木村さんは考えました。

 営業時間を増やせば、出汁も麺も
 量を増やす必要がある。
 新たに人を採用したり、
 席数が多い広い店舗に移れば、
 利益性がさらに悪化するだけ。

 仕事に投入する時間を増やす。
 体力をさらに使い、睡眠時間を削る。
 それが最善の選択でした。

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うどん打ちのプロを目指した木村さん

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111017

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
  直近3年間、お客の数が増え続けている会社。
  なおかつ、従業員が5人以上
100人以下の会社。
  場所は問いません。業種も問いません。

  ご存じの方、教えていただけませんか。
  減収でもオーケーです。減収増益、かつ、
  お客の数が増えていれば。取材させてください。

  取材によって三方よしが成立します。
  取材先よし、取材先のお客よし、村上よし(笑)
  ご連絡待っております。お願いします。村上


    
今日の内容
  *うどん打ちのプロを目指した木村さん(おたより本文)
  *上司、ママ、お客の三方よし(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  うどん打ちのプロを目指した木村さん

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 どう頑張っても、これ以上、客数が増えない。
 全力を尽くしてやっているけど、これが限界。

 福岡の木村真(まこと)さんは、そう感じていました。

 絶品と言われるうどんづくりは体力が不可欠。
 お客をうならせる出汁(だし)は時間が必要。

 手を抜いているわけではない。
 決して甘い気持ちでやっているわけではない。
 本当に精一杯やっている。でも、これが限界。

 木村さんはそう思っていました。
 話を聞き、僕も納得しました。無理もないと。

 仕事はとてもハード。朝早くから出汁をとり、
 うどんを打つために、かなりの時間をかけ、
 信じられないほどの体力をつかいます。

 本場讃岐(さぬき)のさぬきうどんを
 博多の人に食べてもらいたい。

 そう願う、高松出身の木村さんは
 僕から見ても全力を出し切っていました。

 それだけのことはあります。
 (うどんって、こんなにおいしいのか!)
 と僕は心の底から驚いたほどです。

 木村さんの打つうどんを食べて、
 (なるほど、これがさぬきうどんか!)
 と
名物にうまいものありを初めて確信。

 おいしいから繁盛します。
 固定客をつかんでいます。

 それなのに、経営状態はよくならない。
 木村さんも周囲の人にも不思議でした。

 なにをどうがんばればいいのか。
 どこをどう改善すればいいのか。
 これ以上、がんばれといわれても


 それがわからず、冒頭のように
 「これが限界」と感じていたのです。

 そんな木村さんに話を聞きました。

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ハガキに対するクレーム

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 235
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111012

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   「地域戦略」と言えば、福一不動産の古川隆社長。
   福一不動産と言えば、福岡の中洲でシェア9割!
   これは事実です。だから古川社長は戦略社長!
   というのは、あくまでも現在の姿。
   以前は嘆き、もがき、あがいていたふつうの経営者。

   地域密着とか地元で一番という表現は目にしますが、
   地域にとけ込むこと、住民に認めてもらうことは
   それはそれはたいへんなことです。
   「あんた、だれや?」という近所になじむことは
   経営戦略をどう考えるかという問題以前の大問題。

   それを乗り越えてきたから、今の評価につながるのです。
   こころから、こころから勧めます。この本、ご一読を。
   『崖っぷち社長の逆転戦略』(花乱社)
   アマゾンから取り寄せできます。
   
http://www.amazon.co.jp/崖っぷち社長の逆転戦略中洲・福一不動産、半径500メートルからの挑戦-古川-/dp/4905327083
   本のラストのラストで気がついた方、どうぞご一報を。。


    
今日の内容
  *ハガキに対するクレーム(おたより本文)
  *スナック巡回のお伴(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  ハガキに対するクレーム

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 「いちばん大切なことは
  いちばん大切なことを
  いちばん大切にすること

  あなたにとって大切なものは?」

 こんな気になる投げかけが表紙のレポート、
 『売り上げ
UPの秘訣・特別レポート』の
 
2011年9月バージョンをもう読みましたか?

 僕が日本一好きなポストカード通販会社、
 ホワイトベースが発行しているレポートです。

 世の中にレポートなるものは多数ありますが、
 読む価値があるレポートと言えば、2つでしょうか。

 ホワイトベース小串(おぐし)社長が書く、
 この『売り上げ
UPの秘訣・特別レポート』がひとつ。

 もうひとつは、僕が書いている
 『お客が増える!』というレポートでしょう。
 (ここは、にやりと笑っていただくところです)

 しかし、『非売三原則』の提唱者である僕は、
 『お客が増える!』を買ってください!
 とは言えません。言いたくても言えません(笑)

 自動的に、もうひとつのお勧めレポートを
 紹介するということになります。

 これまで、このメールレターで
 小串社長を何度も紹介しています。

 見ているだけで楽しい、ホワイトベースの
 カタログや特別レポートも案内してきましたが、
 何十名もの方が同社のファンとなりました。

 すでに今年のレポートをごらんいただいたあなたは
 (それなら読んだよ)となりますがご容赦。
 驚くべき実験報告が掲載されているのです。


 1年以上、来店が途絶えているお客に
 ハガキを出すと、どんな結果になるのか。
 その実験報告です。思い出しましたか?

 そうです。今年の7月5日、
 「書くこと」より「書かないこと」と題して
 メールレターで紹介した、あの話です。

 熊本市中心部から車で
30分、
 人口3万人の植木町(うえきまち)にある
 「洋食や はなこまち」の実話です。

 昨年
2010年の6月から今年の5月まで
 
12ヵ月間、毎月、同じ200名のお客に
 ハガキを出し続けた結果が発表されました。

 
200人のうち、69人が来店し、
 その
69人には連れの方がいますから、
 計
651名の来店に結びついたというのです。

 でも、僕が驚いたのは、
200名中69651
 ではなく、ほかの数字です。

 一年間にわたり、毎月、ハガキを出し続け、
 「しつこい!」とか「送らないで!」といった
 クレームが何件だったか、という数字です。

 
200人で12ヵ月ですから、合計2400枚。
 けっこうな数です。クレームは3枚? 5枚?

 じつは、ゼロでした。
 クレームはゼロ件だったというのです。

 なぜだかおわかりですか?
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経営戦略の先生、山田方谷

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 【今日も元気に
お客が増える!】 234
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111003

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   これからは、ひと雨ごとに寒くなる。
   そんな季節を迎えました。
   寒くなることはわかっているのですから、
   万全な備えをするにかぎります。

   経営も同じ。やるべきことはわかっています。
   ルール化されているのですから、
   実行し、事例で確認をしてください。
   来週、岡山で猛勉強会が開かれます。
   お客の数を増やしたい方、お集りください。


    
今日の内容
  *経営戦略の先生、山田方谷(おたより本文)
  *せかされる日報記入(村上透ものがたり)
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  経営戦略の先生、山田方谷

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 備中松山藩の領地には高梁川が流れています。
 高梁川は「たかはしがわ」と読みます。

 この川の上流は、砂鉄の産地。
 小学生のころ、磁石で砂鉄をくっつけたりして
 遊んだおぼえはありませんか。あの砂鉄です。

 中国地方には砂鉄が豊富にあったようです。
 出雲では日本刀がたくさん作られていました。

 いまは鉄鉱石が主流ですが、昔は砂鉄が
 製鉄の原料として重宝されたんですね。

 ばくだいな借金を返すために、山田方谷が
 目をつけたのが、この砂鉄でした。

 山から鉄を掘り、
 加工する工場をいくつもつくり、
 出雲などから技術者をスカウトし、
 刃物や鍋、釜、鍬(くわ)や釘(くぎ)
 などを生産しはじめたのです。

 鉄製品ですから重い。
 そこで高梁川を利用して河口まで運び、
 河口からは船で江戸まで直送しました。

 三本歯の「備中鍬(びっちゅうぐわ)」は
 江戸で大人気。農民から絶大の支持。

 喜んだのは農民だけではありません。
 庶民にも高値で売れたのがクギです。

 とにかく火事が多い江戸のこと。
 鉄釘は売れに売れ、一年で三千両、
 およそ5億円近くになったといいます。

 他藩に対し、これらの圧倒的な差別化製品を
 供給しつつ、杉や竹、漆(うるし)製品や
 煙草(たばこ)なども特産品として販売。

 山田方谷は、これらの事業を藩の直轄としました。

 「撫育方(ぶいくがた)」という役所を設け、
 藩内で生産された産物の販売管理を担いました。

 産業振興をつかさどる役所を「撫育(ぶいく)」
 と名づけた山田方谷の気持ちが少しわかります。

 「撫育」とは、
 人をいつくしみ育てること。
 かわいがり、大事にすること。

 そんな意味が込められた名前の役所なら
 農民や労働者から搾取(さくしゅ)したり、
 劣悪な労働環境を許したりなど考えられません。

 といっても、日常の生活では厳しい節約を
 強いられています。

 庶民はともかく、中級以上の武士や
 裕福な商人にとって、方谷はうるさい存在。

 にもかかわらず、藩内の統制はビシッと決まり、
 節約倹約は進み、みな働き、赤字から黒字に。

 おそらく、藩主である板倉勝静(かつきよ)の
 リーダーシップによるものでしょう。

 藩主である自分が率先して倹約に取り組むと
 決意を表明した板倉勝静。
 藩主自らが一汁一菜をつらぬきました。

 厳しいことを言わざるを得ない山田方谷に
 対する悪口は一切許さない、と言いました。
 改革に反対する者は厳罰に処する、とも。

 そして、決定的な(と僕には思える)ひと言。

 「方谷の意見は私の意志だ」

 藩の重役会議でそう言い切ったというのです。
 かっこいいと思いませんか。

 それだけの信頼があれば、方谷はやりやすい。
 そこまで言われれば、周囲の者も従いやすい。

 やはりトップしだい、ですよね。
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