世の中、暗い話ばかりではない

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 012
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・04・20

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断引用、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!


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 こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  僕の文章の師匠でもある志賀内泰弘さんが
  また本を出版しました。今月、かんき出版から
  『みんなでさがした ちょっといい話』という本を
  出したばかりですが、続いてこんどはPHPから。
  心温まるいい話ばかりで、ちょっと泣きました。

 今日の内容
  *世の中、暗い話ばかりではない
  *読んでもらえない題名
 
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  世の中、暗い話ばかりではない
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 お元気ですか。
 お客が増える★プロダクションの村上です。



 このメールレターは、僕がいままで出会った
 すばらしい方をあなたに紹介したい、
 そう願って書いています。

 毎回ひとりずつ案内しても、1年じゃたりません。
 それくらい魅力と実力がある方が大勢います。

 いつも新しい方を紹介しないと追いつかなくなります。

 でも、今回は、2回目の登場となります。
 「ギブ アンド ギブ」の伝道師でもある
 志賀内泰弘さんが、またまた出版したからです。


 『毎日が楽しくなる17の物語
  〜ようこそ「心の三ツ星レストラン」へ』

 これが書名です。

 ジーンときて、ホロッとして、
 涙があふれて、元気が出ます。

 心が癒され、明日への勇気が湧く、
 心温まる「いい話」が満載です。

 それでいて、仕事や人生に役立ち、幸せになれる
 「気づき」や「学び」のメニューがいっぱい。

 しかも、今回は【無料】で
 小冊子『見えないものに価値がある』(定価500円)と
 月刊紙「プチ紳士からの手紙」(最新号)が
 もれなくもらえるんです。

 『毎日が楽しくなる17の物語』と
 無料プレゼントの詳細は下記をクリックしてください。
 キャンペーン期間は4/20〜4/22までとのことです。

 
http://www.giveandgive.com/news03.htm 

 今日、明日、あさってです。
 心に沁みる感動が味わえます。

 この本のなかから、一話紹介します。
 ちょっと長いかな、と思うかもしれませんが、
 僕は、あっという間に読み終わりました。

 経営の話ばかりではなく、
 心に響く話を胸に入れることも大切だなと思います。
 では、どうぞ。

 (ここから)

 「スペインのおばあさん」

 大手通信企業に勤める友人小栗健吾さんから届いたお話 
 です。

   *  *  *

  大学2年生の春休み、ふらっとヨーロッパに一人旅を  
 しました。イギリス、フランスを経て、南へ下りスペイ 
 ンに入った時の話です。そこは本当に太陽のような国 
 で、周りの人・空気—何もかもが温かく、人々の好意に 
 ただ甘えながら楽しく旅を続けていました。

  1カ月が経過し、もう旅も終わりという頃、その出来 
 事は起きました。アルハンブラ宮殿で有名なグラナダと
 いう街に深夜到着のバスで降り立った時、それまでの好
 天気と春の陽気はどこへやら、4月なのにひどく冷たい
 嵐のような暴風雨に見舞われました。

  帰国も間近との安堵から、ほとんどの荷物は日本へ
 送ってしまった後で、傘や防寒具やガイドブックさえも
 持っていませんでした。人気もなく、方向もわからず、
 最初に着いたホテルも入り口が閉まっていて、誰も出て
 きてくれる気配がありません。

  体は冷えてくるし、暗く冷たい夜の恐怖感や自分の甘
 さに泣けてくるし、かなりパニック状態になっていまし
 た。

  時間がどれくらい経過したかも全く覚えていません。 
 ふと気づくと、目の前にかなり年老いたおばあさんが
 立っており、心配そうな目で何かしゃべりかけてきまし
 た。ところが、何を話しているかさっぱりわかりませ 
 ん。

  情けないことに自分はただ泣いているだけ。すると、
 そのおばあさんが僕の手をとって歩き出しました。今と
 なってはどこをどう歩いたのかも覚えていません。

  連れていかれたのは、ひどく狭い古びた民家で、小さ
 な部屋に家族6人で暮らしていました。当時のスペイン
 の失業率は25〜30%近かったと思いますし、相当に貧し
 いご家族ではなかったかと思います。

  警戒心の強い自分ですが、疲れと共に、なんだかそこ
 に流れている空気に安堵して泥のように眠りました。

  翌朝目を覚ますと、家族が皆、心配そうに覗きこんで
 いました。照れて笑うと、子供たちが恥ずかしそうに笑
 い返してきました。皆のとても澄んだ瞳が印象的でし
 た。

  すぐにおばあさんがスープとパンを持ってきてくれ
 て、皆で分け合って食べだしました。夢中で食べた後
 で、おばあさんが食べていないことに気づきました。

  自分が詫びると、くしゃくしゃの顔をさらにくしゃっ
 としながら何か話しました。「いいんですよ」と言って
 くれている気がしました。

  ひょっとして自分は、今日食
 べるものにも困っている家族から大切な食事を奪ったの
 ではないか、そう思うとどんどん恥ずかしくなり、居た
 たまれなくなってきました。

  そして、「もう出発しなければ」と言って、逃げるよ
 うにその場を離れようとしました。靴をはき、振り返っ
 ておばあさんの瞳を見た瞬間、自分でもびっくりするよ
 うな大声で、「ムーチャス・グラシアス!」と叫んで家
 を飛び出していました。

  落ち着いたら、また涙がでてきました。名前も住所も
 聞いておらず、お礼のしようもありません。20歳にも
 なってまともな行動ではないでしょう。その時は胸が
 いっぱいで、歩きながら心の中で何度も何度も感謝を繰
 り返しました。

  考えてみれば、薄汚れた格好をしたヒゲだらけの謎の
 東洋人に対して、精一杯のものを与えてくれたのだと思
 います。助けてもらわなかったらどうなっていたのか。

  情けない話ながら、心の底から誰かに感謝した、初め
 ての経験だったと思います。

  日本に帰ってから、棘々しく人を寄せつけないオーラ
 を常に出していた自分が、皆に「変わったね」と言われ
 だしました。

 *「スペインのおばあさん」に学ぶ気づきのキーワード*
 *「恩送りしていくということ」*

    *  *  *

  若い女性Aさんから、「プチ紳士・プチ淑女を探
 せ!」運動の事務局に届いたお話です。

  仕事帰りに夕立に遭ってしまった時のことだそうで
 す。あいにく傘を持っていなかったので、シャッターの
 閉まったお店の軒下で雨宿りをしていました。

  しかし、なかなか止みそうにありません。そこへ傘を
 差したおじさんが現れました。片手に持ったもう一本の
 傘を差し出しながらこう言いました。

 「この傘あげるわ。骨一本折れてるし」

  さらに、

 「どうせ捨てようと思っていた傘だ、少しの間でも君の
 役に立つならこの傘もよろこぶよ。返すなんて面倒なこ
 とはしなくていいから」

  そう言うと、おじさんは少し照れくさそうに去って行
 きました。そのおじさんの好意を素直に受け止めること
 にしました。翌日、骨の折れた傘を200円で修理してき
 ました。おじさんの優しさがこもった傘は、いつか私と
 同じように雨に濡れて困っている人に差し上げることに 
 しました。

  人からもらった恩を、その人に返さずに順繰りに回し
 ていくことを「恩送り」と呼ぶそうです。この傘が人か
 ら人へと送られて、日本全国を旅して、人の温もりを繋
 げていったらいいなぁと思っています。

  さて、スペインのおばあさんの話です。おばあさん
 は、間違いなく、何かのお礼を求めて一晩の宿と朝食を
 ご馳走してくれたわけではありません。見返りを求めな
 い行為。それは奉仕の心です。

  先の友人は、このおばあさんにお返しがしたくても、
 今ではその場所さえわかりません。でも、他の人に恩を
 送ることはできます。彼は、イベントがあると司会や裏
 方の仕事をして手伝ってくれます。まさしく、ボラン
 ティア精神の豊かな人です。

  人からの好意は素直に受ける、そして、それを恩送り
 していくことで誰もが住みやすい社会になることでしょ 
 う。

 (ここまで)

 いい言葉ですよね。恩送り。

 『毎日が楽しくなる17の物語』と
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 キャンペーン期間は今日、明日、あさってです。

  
http://www.giveandgive.com/news03.htm 




 お読みいただきありがとうございます。
 では、次号にてお目にかかりましょう。


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  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 011  
  
  読んでもらえない題名
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 地味な名前のニュースレターは
 残念ながら読んでもらない運命にある、
 と前号で話しました。

 (ひどいことを言うなあ…)

 そう思いましたか。

 読者のおひとりから、
 こんなメールをいただきました。

 「どんな題名がつまらなく、読んでもらえないのか
  わかりませんが、たとえ地味で古くさくても
  すでに何年も発行し続けているので、
  いまさら変えることはできません」

 だからどうすればいいのでしょうか、
 という質問だったのですが、ご安心ください。

 解決法はあります。
 でも、たいへん申し訳ありませんが、
 その説明はもう少しあとの段階です。

 急ぎましょう。
 どんな名前が地味なのか。

 ずばり申し上げますが、
 会社の名前、事務所の名前、団体の名称などを
 そのままニュースレターの名前にしたものが
 僕の言う、地味なパターンです。

 たとえばですが、
 「村上株式会社」という会社があるとしましょう。
 この会社が、『村上株式会社通信』という
 ニュースレターを発行しているとしたら、
 いかがです?

 (ちょっとつまんないなあ…)
 そう思いませんか。

 ごめんなさい。
 こういう名前のつけかたをしているニュースレターが
 けっこうあるんです。

 でも、もう一度申し上げますが、
 打開策はありますからね。
 それは次号以降で話しましょう。

 
       ★

 みなさんのお客さまが、もっともっと増えますように。
 みなさんのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
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