相手満足と自己満足

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 217
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110607

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  
本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   例年より寒く感じる春が終わりつつあります。
   札幌の今日は、最高気温
24度との予想。
   明日は
26度って、まるで夏。僕はうれしいですが。

   近所の家庭菜園には、すでに種がまかれ、
   苗ものが植えられています。みなさん作業は順調。
   僕はまだなにも手がけていません。今年は最後発。
   今日と明日は、
畑仕事の合間に仕事をします。
   6月中旬は、しばらく雲隠れする予定です。御免。


  今日の内容
  *相手満足と自己満足(おたより本文)
  *4年生の追い込み(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  相手満足と自己満足

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 僕には、盲人の叔父がいます。
 かなり若いときに全盲となり、
 盲学校を出て、鍼・灸・マッサージ師に。

 僕が小さいころは不思議でした。おじさんは
 目が見えないのに、どこへでも行くからです。

 僕と連れ立って出かけるときは、
 白い杖(つえ)を折り畳みます。

 杖に頼らず、片手を僕の肩にのせて歩きます。
 (僕がしっかりしないと!)と
 いつもちょっと緊張していました。

 歩道と車道との段差があるところ、
 階段がはじまるとき、
 エスカレーターに乗るとき、
 ホームから汽車(電車じゃなく)に乗るときなど、
 高さが変わるところでは声をかけました。

 ホームと車両とのあいだは離れています。
 そこに足を入れたら大変! 落ちてしまいます。

 必要以上に大股で歩き、
 ホームと車両とのすき間に落ちないよう、
 おじさんに注意をうながしたりしていました。

 「とおるちゃんの説明はじょうずだねえ。
  どんなふうに歩けばいいか、よくわかる」

 ときおりほめてくれる、その言葉がうれしく
 得意になって道路状況を解説していました(笑)

 「歩道から車道へ段差
15センチ下がります!」

 何年も後に教えてくれましたが、
 そんな説明はなくても歩けるとのこと(笑)

 僕の肩に手を置いているので、
 僕が歩道から車道へ下がると、
 (あ、段差があるな)とわかるのだそうです。

 それどころか、おじさんは、札幌の自宅から
 旭川の僕の家へよく来ていました。一人で。

 札幌の家から国道5号線まで歩きます。
 何度も歩くと、距離がわかるそうです。
 国道に出ると、車の音でわかる。

 「タクシー」というプレートを掲げると、
 目の前でタクシーが止まってくれるそうです。

 札幌駅に着いたら、やはり記憶にしたがって歩く。

 (何十歩まっすぐ歩き、こんな音が聞こえてきたら
 右に曲がる。それから何歩
。そこで声を出す。
 「すみません! どなたか!」と言うと、
 だいたい誰かが寄ってきてくれる。
 「切符売り場はどこですか?」と尋ねると、
 いつも「目の前にありますよ」と教えてくれる)

 と、切符売り場の場所に正確に行けることを
 子どもの僕に自慢していたものです。

 改札も一人で通り、汽車に乗り、旭川に着いたら
 またタクシーで僕んちまで来るのです。

 食事をするときも得意になって手伝っていました。

 昔は、なぜか、いろんな食べ物を人からいただき、
 カニはたびたび食べていましたが、
 おじさんにもカニを食べてもらっていました。

 毛ガニでもタラバでも、僕ら子どもが殻をむき、
 食べやすいように身だけを取り出していました。

 が、ある日、おじさんは言いました。
 「おじさんのお皿に、殻ごと置いてくれるかい。
  自分で殻をむいて食べるから」

 (いいのに
食べやすくしてあげるのに
 そう思いましたが、しかたありません。

 (たいへんそうだったら、手伝ってあげよう)
 と、内心、おじさんが手こずるのを期待して
 殻から身を取り出すようすを見ていました。

 すると、なんというか、うまい
あざやか
 僕よりじょうずにカニを食べる。
 しかも、楽しそうに。


 どこへでも出かけたり、
 なんでも食べたりしている姿を目にすると、
 (ホントは見えているんじゃないか?)
 と思ったことが何度もあったほどです。


 こんなことを思い出したのは、先日、
 高萩徳宗(たかはぎのりとし)さんの話を
 聞いたからです。

 「お客さまのことを思えば、すべてやってあげることが
  いいとは思いません。なんでも手取り足取りやって
  あげることがいいサービスとは思いません」

 「たとえば介護施設で、手が不自由な入居者の
  服のボタンを、スタッフがとめてあげることは、
  本当にその人のためになることと思いますか?」

 本当のサービスってなんだろう。
 いや、サービスってなんだろう。
 そう思いました。

 お客さまの側に立つ、ってどういうことだろう。
 お客さまが望むことってなんだろう。
 そんなことを考えさせられました。

 せっかく新たなお客が生まれても、
 お客が描いているイメージとは
 ちょっと違う対応をしてしまうことが
 あるような気がします。

 ここまでやってあげれば喜ぶだろう。
 こんな至れり尽くせりの対応はないだろう。

 そんな自己満足に陥っていることが
 あるような気がします。


 僕のおじさんは、目は見えないけれど
 ほかの方法でモノや風景を見ていました。

 ホタテの殻をさわり、「4年ものだな」
 などと大きさを見ていました。

 毛ガニを手に取り、密生した毛にさわり、
 自分で身を取り出して楽しんでいました。

 音を聞いたり、肌で感じたり、手で触れながら
 長距離の移動や観光を楽しんでいました。

 
おじさんの目になってあげることが、
 
おじさんの手になってあげることが、
 おじさんを喜ばせると子ども心に思っていました。

 でも、違うんです。
 至れり尽くせりが、本当に相手のために
 なっているとはかぎらない。

 こういうこと、自分では気づきにくい。
 だれかに教えてもらったり、
 だれかに指摘してもらってはじめてわかる。

 高萩さんのセミナーは、そんな
 ハッとすること、なるほどと思うことばかり。

 言うんです。高萩さんは。
 「五感で楽しみましょうよ」って。

 からだの不自由なお客と旅をしている高萩さんは
 「お客さまはちゃんと五感で旅を楽しんでいる」って。


 おじさんの思い出と高萩さんの話とが結びつき、
 
50歳になって初めて意識し始めました。

 この
親切、自己満足になっていないか。
 あの
サービス、相手の喜びを奪っていないか。

 あなたにも高萩さんの話を聞いてほしい。
 せめてブログを。

 
http://ameblo.jp/b-free/entry-10909887277.html


 3人クラブの問い合わせをたくさんいただきます。
 まずは名古屋開催を目指します。次は大阪。

 3人が、あなたに会いに行きます。


 お読みいただきありがとうございます。


 
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  村上
透ものがたり 127  
   
  4年生の追い込み
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 就職が決まり、ほっとした僕には
 やるべきことが残っていました。

 卒業に必要な単位を間違いなく取得するために
 講義に出席し、試験も受けるという
 4年生らしくない大学生活が残っていました。

 まわりをみると、4年生はほとんど大学に来ません。
 必要な単位は取得済であり、
 出るべき授業が少ないらしい。

 でも僕はふつうの大学生と違いました。

 授業がおもしろくなくても、
 単位のためには出席したり、
 試験を受けたりするのが一般的ですよね。

 しかし僕は、おもしろくなければ欠席。
 出席回数が少なく、試験も受けない。
 当然、単位はもらえません。

 あるいは、講義にはすべて出席したものの
 試験の内容が気に入らない。
 その答案用紙は白紙で提出。
 当然、単位はもらえません。

 ある先生には、「再履修不可!」と。
 「二度と私の講義を受けてはいけない!」
 と怒られました。生意気な学生、子どもでした。


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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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勉強して、お客を増やし、売り手よし、買い手よし、世間よし。
  「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。


 ★7月
17日(日)3人クラブセミナー福岡……満席!
  定員に達しました。キャンセル待ち受付状態です。

  3人でたっぷり一日。お客が増えるのは当然です。
 
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 【予定をいれてくださいませ。できれば予定ではなく決定を】

 ★9月
15日(木)夜  金沢/石川県
 ★
1013日(木)日中 倉敷/岡山県
 ★
11月9日(水)日中 大津/滋賀県

 ★12月6日(水)夜 熊本
 ★
12月7日(木)  宮崎

 聞きたいけれど、都合で参加できない
 どうしても行きたかったセミナーです。
 東京と大阪。

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 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:
090-9435-0043(ソフトバンクです)
 
FAX 050-3488-496624Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
 
info@okyakugafueru.com

 ホームページ お客が増える! と検索すると……No.
 
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