見てわからないから書く

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 262
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20121101

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。
     
   
   1029日、半年ぶりに書いたメールレター。
   とても多くの読者からメールをいただきました。
   ありがとうございます。

   「待っていました!」
   「ちょっとドキドキしました」
   「いいところで終わって早く次号を!」
   「送信リストからはずされたと思ってました」
   「アドレス登録しなおそうと思っていました」

   このメールレターは「まぐまぐ」ではありません。
   読者の97%は、名前や社名をご記入のうえ
   アドレスを登録してくださっています。
   互いに顔が見える関係にあります。
   一人ひとりへのおたより。あなたへのおたより。
   だからメールレターと名づけています。
   この双方向性が好きです。ありがとうございます。


   今日の内容
  *見てわからないから書く(おたより本文)
  *「わたしにまかせてください」(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  見てわからないから書く

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 大阪府の南部、泉北高速鉄道線の泉ヶ丘駅。
 「せんぼくこうそくてつどう」と読みます。

 堺市や岸和田市から大阪への通勤、通学路線。
 ニュータウン住民のための鉄道です。

 この泉ヶ丘駅の改札から歩いて3分。
 「味のれん街」に『串かつ 萬房』があります。

 萬房(まんぼう)の3代目大将、高橋弘行さんは、
 絶好調の「ふぐ屋」に続き「丼物屋」をオープン。

 順調、好調だったため、調子に乗ってしまったのでしょう。
 料理だけではなく経営者としての腕も過信したのでしょう。

 2店目を出したとたん、楽しく元気に登っていた山を
 駆け下りるように一気にくだりはじめます。

 (どうしてお客さんが来ないんだ……
 (なぜ儲からないんだ……

 丼物屋を閉店。
 ふぐもやめ、
 串かつ屋萬房として再スタート。

 しかし「商品」を変えたからといって急に儲かりません。

 ランチェスター戦略を指導している、大阪の井上秀之さんを訪ね、
 「売上が上がる魔法を教えてください」とお願いします。

 井上さんが言ったのは、勉強しましょうということ。
 魔法はありません。経営の勉強をして、一つひとつ
 やり方を変えて、いい店にしていきましょうということ。

 分割払いで教材を購入し、勉強をする高橋弘行さん。
 一生懸命勉強しますが、さっぱりわからない。

 と、ここまでが前号のあらすじです。


 「あらすじはいいから、早く続きを話せ!」
 ですよね。では、続けます。


 ビデオを見ても聞いてもわからない。
 DVDを繰り返し見ても聞いてもわからない。

 見る、聞くほかにやることと言えば……

 書き始めたのです。
 ビデオで竹田陽一先生が話していることを書き、
 画面に出てくるテキストを書く。

 DVDで言っていることを書いて、書いて、書く。
 目から脳へ。耳から脳へ。手から脳へ。
 書く時は口に出して、口から耳へ、耳から脳へ。


 高橋弘行さんは言います。

 「見てわからないなら、書いてみようと思いました。
  DVDをぜんぶ書き写しました。書いて、書いて、
  からだでおぼえれば僕でもわかるんじゃないかと」


 商品をどうするか?
 チラシのポスティング範囲をどうするか?
 萬房の客層って、誰だ?
 お金をかけずにどう宣伝すればいいんだ?
 常連客になってもらう方法なんてあるのか?


 勉強をして経営のやり方が頭に入っただけでは、
 お客は増えません。勉強しつつ行動しなければなりません。

 こうか? それともこうか? これでいいのか?
 片っ端から実行し、修正し、また実行。


 「正直、イヤやなぁと思いながら続けようとおもいました。
  お客さんに名前を聞いていきました。
  名前で呼び、ハガキを出すためです。
  お客さんも面食らったと思います。
  いきなり聞かれるわけですから。
  初来店の人には無理ですが、
  来店2回目のお客さんに聞いていきました。
  名前を聞くの、今でも苦手ですけど、とにかく必死でした」


 最初の1ヵ月でハガキを500枚書いていたと言います。

 1ヵ月あたりの来店客は平均600人。多い月で700人。
 なんとかしてお客の数を増やしたい。もっと増やしたい。

 チラシのポスティングは毎月6000件を超えました。
 店を開ける前に少し配り、店を閉めてからも配る。
 週一回の定休日はがんばって歩き回り、配りました。

 配布エリアを狭めたといっても、一日平均200件。
 弘行さん一人で6000件は「からだ続かへん」。

 地域でコミュニティ誌を発行している会社が
 ポスティングを代行してくれることがわかりました。
 お客が増えることにつながるのであれば支出はオーケー。
 外注することでポスティングを継続しました。

 来店客に名前と住所を教えてもらい、
 ハガキを書き、配布エリアを限定してポスティング。
 勉強し、行動している自分を信じて続けます。


 それまで半年に一回来店していたお客が、
 2、3ヵ月に一回となり、
 1ヵ月に一回ペースと変わりました。


 ハガキを出し続けていると、
 「にいちゃん、ハガキありがとう!」と
 言ってもらえるようになりました。

 半年や1年、来店が途絶えたお客が、
 「ハガキありがとう」と再び来てくれるようになりました。


 「店に来てくれたとき、声をかけてくれるようになったんです。
 『いつもきれいなハガキありがとう。冷蔵庫に貼ってるねん』と
  言ってくれるお客がいます。親に出しているのに、お子さんが
  気に入ってくれることもあります。『娘が学習机の透明マットの
  下に置いてるねん』と教えてくれるんです。このあいだ、
  初めてお見えになった60代くらいのご夫婦ですが、
  『いつも娘にハガキをありがとう』って言うんです。
  お客さまのご両親だったんですね。ありがたいことです」
 

「毎度おおきに」で始まる『萬房通信』も発行して5年。
 弘行さんが毎月書き、60号を超えました。

 経営の勉強を始め、行動に移してから3年。
 1ヵ月あたりの来店客は1100人から1200人。
 かつて600700人ですから約2倍に増えたのです。


 串かつ萬房の大将、高橋弘行さんは、
 「お客が増える!」事例教材のお客さまです。

 以前、お客が増える!No.15「ふらんす菓子屋エミリー」を
 ご注文いただきました。それがご縁です。

 (串かつ屋さんでも経営の勉強をするんだなぁ)

 と思ったんです。正直なところ、最初は。

 串かつ一本100円です。玉ねぎ一本100円です。
 串一本が100円のお店です。顧客単価は低い商売です。


 あ、だからか……! と気づいたのは、注文いただいたのが
 「ふらんす菓子屋エミリー」の事例教材だったから。

 ふらんす菓子屋エミリーの店主、小野善秀さんは
 取材のときにこう言いました。


 「シュークリームのように商品単価が低い商売は、
  お客さまの数が重要です。売上を上げようと考え、
  ひとりのお客さまにたくさん買っていただくことより、
  地域のお客さまに大勢来ていただけるお店をつくることが
  大切と考えています。顧客単価が低い商売はお客の数。
  売上よりお客づくりが経営でいちばん大切だと思うのです」


 ケーキ屋でお客が増えたのは、どんな考えでどんなやり方か。
 それを学ぼうとしてご注文いただいたのです。

 お好み焼き、ふぐ、丼物、串かつ。
 商品一点あたりの単価は、串かつがもっとも低く、
 串かつの店は、地域がら競争相手がいちばん多い世界です。

 そこでお客が増えているのですから、
 高橋弘行さんは、僕にとって学ぶべき経営者のひとり。


 僕が関西でセミナー講師を務めると、弘行さんはいつも
 一番前に坐ります。セミナーが終わると急いで店に戻り、
 その日の営業が終わると、セミナーで得たことをメールしてくれます。


 「今でもときどき井上先生に言うんです。
  『いつ魔法を出してくれるんですか』って(笑)
  そのたびに井上先生はまじめに答えてくれます。
  『魔法はありません。勉強しましょう』と」


 高橋弘行さんは、きっと今もハガキを書いているでしょう。
 店を開ける前に、串かつを揚げる合間に、店を閉めてから、
 一枚、また一枚と書いているのでしょう。

 
 お読みいただきありがとうございます。


 
   
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  村上 透ものがたり 172

 
  「わたしにまかせてください」
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 そんなの簡単だ。このひと言さえ言えればいい。
 そう言って、上司が口にした言葉。それは、


 「わたしにまかせてください」


 でした。

 (わたしにまかせてくださいって……
  そんな言葉で契約できるがずがない……

 そう思いました。聞いた瞬間、
 それ以外、思うことはありませんでした。

 数秒か10秒くらい経ったでしょうか。
 ふと疑問がわきました。
 疑問というより反論に近いものです。

 そんなひと言を言うことで契約できるなら、
 なぜ今まで教えてくれないのか。

 そんなひと言で契約が決まるなら、
 なぜほかの先輩社員に言わせないのか。

 それまで9ヵ月間、上司を信じてついてきましたが、
 あげく、「このひと言で売れるぞ」と教えてもらったのが
 「わたしにまかせてください」なんて。

 「『わたしにまかせてください』……ですか……

 上司の顔を見つめながら、小さい声で言いました。



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  この日、ここで、あなたに会えませんか
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 勉強すれば、お客が増えます。
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。


 ★1112日(月)午前 京都 ある商工会の勉強会です。
 ★1112日(月)午後 滋賀県草津市 ハガキ勉強会
 ★1114日(水)午後 長野県須坂市 経営相談会 満席です。
 ★1116日(金)午後 東京目黒区 お客が増える学校
 http://lanchesterjinji.p-kit.com/page0009.html
 
 ★1117日(土)午後 岡山 戦略勉強会
 ★1118日(日)午後 福岡 ホワイトベース
 http://www.okyakugafueru.com/colum/fukuoka_20121118.html

 ★1120日(火) 夜 熊本 続研 戦略勉強会
 http://keiri-kumamoto.jp/zokuken/

 ★1121日(水)午後 宮崎 戦略勉強会
 http://yanchiofficenews.miyachan.cc/e341555.html
 https://www.facebook.com/events/124536187694899/

 ★1216日(日)午後 水戸 戦略勉強会
 http://www.sr-ohizumi.jimusho.jp/seminar.html

 お気軽にメールでお問合せください。


  2013
年、東日本で村上のセミナーをご要望の方、
 日程を相談いたしましょう。
 お互いに経費があまりかからないセミナーを
 開催しましょう。
    
 福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形、参ります。



「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 http://www.okyakugafueru.com


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 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:090-9435-0043(ソフトバンクです)
 FAX 050-3488-496624Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
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  (お客が増える どっと混む)
 
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