事例のちから

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 116
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・05・20

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   明石で1泊、大阪で1泊、京都で2泊、滋賀県は泊まらず、
   名古屋で2泊、そして昨夜は再び大阪へと移動しました。

   「お客が増える!」を活用した事例研究会へ参加したり、
   僕のお客さまを訪問してご意見や感想をうかがう旅です。
   
   滋賀県では取材も一社終わりました。
   またすばらしい経営者と出会えました。
   ありがとうございます。
    
  

 今日の内容
  *事例のちから(おたより本文)
  *兄貴がバンド(村上 透ものがたり)


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  事例のちから
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 「ところで・・社長は、なぜ、
  今日の成功事例研究会へ参加されたのですか」

 その質問をしたことがきっかけでした。
 予想もしない話を聞くことになったのです。
 場所とお名前を伏せますが、本当の話です。


 先日、あるところで開かれた勉強会に出席しました。
 僕が書いた成功事例を教材とした経営者の勉強会です。

 「この事例の商品戦略について、どんな感想を持ちましたか」
 といった質問を参加者に問いかけたりしましたが、
 その社長はあまり発言しませんでした。

 ところが、何かの折にこんな発言をされました。

 「運輸業界は完全な価格競争です。どこかが下げれば
  あそこも下げる。お客さまに言われることも
  価格のことばかり。もはや戦略以前の問題です」


 その発言を聞き、だから戦略が重要なのに…と
 僕は思っていました。

 3時間にわたる勉強会が終わり、
 希望者を募って懇親会へ。

 焼酎一杯200円という安い居酒屋で
 なごやかな時間が流れはじめました。

 ほとんどの社長が初対面同士。
 それでもひとつの事例を教材として
 学び合ったためか、それとも酒がはいったためか
 しだいに会話がはずんできました。

 そこに集まった社長の目的は同じ。
 どうやって自社のお客を増やすか。
 事例に学んだことを自社に置き換えて、
 どのように業績を上げるか。

 懇親会といっても仕事の話がはずみます。
 「うちだったら、こういうことかなあ」
 などとみんなの意見を聞いたりしています。


 そんなさなか、僕からひとりの社長に質問したのです。

 「ところで・・社長は、なぜ、
  今日の成功事例研究会へ参加されたのですか」


 目的はとても重要。
 僕が書いた教材を利用してくださる以上、
 一人ひとりから参加の目的を聞きたかった。

 すると、その社長が
 まったく予想していなかった発言をしたのです。


 「じつは、7月に会社をたたむつもりです。
  だからみなさんのように『これからこうする!』
  という話ができないんです」


 驚きました。本当に驚きました。

 懇親会の席が静まり返りました。
 にぎやかだった場がしーんとなりました。

 僕も数秒間、なにも言えませんでしたが
 静寂のなか、思い切って尋ねました。

 「・・社長、それならなぜ『成功事例研究会』という
  成功事例を勉強する会に参加されたんですか」

 社長は話してくれました。


 父親から受け継いだ運輸会社を長年経営してきたこと。
 価格競争に陥り、不況もあって業績が悪いこと。
 父親と自分とで5000万円をつぎこんでいること。
 しかし、もう限界であること。
 得意先に迷惑をかけないためにはどうすればいいか、
 従業員の生活のことを考えると眠れないこと。
 とにかく、退職金だけはなんとかしたいので
 お金の調達について相談する場を探していること…。


 参加者のなかに金融機関との交渉に関した専門家や
 税理士もいました。
 その2人がほぼ同時に同じ質問を発しました。

 「・・さん、借入はいくらくらいあるんですか」

 その質問に対する答えに僕はまたびっくりしました。
 参加者のだれもが同じように驚いたようです。


「借入はありません。無借金です」


 そう答えたからです。

 一瞬、間があってから騒然というのかにぎやかというのか
 みんなが同じ内容のことを言い出します。

 「無借金? どうしてやめるの? 必要ない!」
 「それならなんとかなる!」

 僕はまたもや思い切って質問しました。

 「だったらなぜ、この懇親会へ参加しているのですか」

 もちろん、「参加するのはおかしい」と
 言っているのではありません。

 本当は打開策を見つけたい。
 そんな気持ちが残っているのだろうか?
 そう思ったからです。

 すると、その社長はこう言いました。

 「今日の事例をみなさんが分析するのを聞いていて
  本当にこの靴屋さんの社長さん夫婦はすごい、
  そう思いました。創業してから6、7年も赤字なのに
  信念というか執念というか、あきらめなかった。
  信じた道を進むために夫婦でアルバイトをしてまで
  乗り越えた。そして見事にお客さんを増やした。
  それと比べれば、わたしはまだ恵まれているのかなと。
  たしかに5000万円もつぎこんで、もうお金がない。
  でも、赤字ではない。借金はしていない。
  もしかしたら、まだやれるのかな……と。
  苦しい気持ちが少し変わりました。今日の事例を知って
  もう一度、考えなおしてみようかと……」


 またもやみんながしゃべりだしました(笑)
 「そうですよ、そうですよ!」
 「無借金なのに、よく言いますよ(笑)」
 「もう一度、価格競争じゃない道を見つけましょう!」

 それからさらに1時間、みんなで討論。その場で、
 「・・社長 V字回復プロジェクト」が発足しました。


 7月で会社をたたむつもりだった社長。
 銀行で借りられないことは知っていながら、
 それでも従業員の退職金を調達したくて
 知恵を借りに勉強会に参加した社長。

 その社長の心を変えたのはひとつの事例でした。

 偶然は重なります。
 6月10日、京都でおこなわれる講演会に、
 その事例の主人公である社長が登場します。

 京都の「フットクリエイト」、桜井寿美社長です。


 運輸会社の値下げ競争から抜け出し、
 差別化をはかるのは容易ではありません。

 なんとかなりますよ、などと軽い気持ちで
 楽観を述べるつもりはありません。

 しかし、景気不景気に左右されない会社があります。
 不毛な競争に巻き込まれずにお客を増やしている会社、
 戦わずして勝っている会社があります。

 それを証明してくれるのは、事例です。

 お近くのあなた、ご都合がよければ
 どうぞご参加ください。僕も参加します。
 
 
http://moukaru-shikumi.com/takeda2010/



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  村上 透ものがたり 036  
   
  兄貴がバンド
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 村上透ものがたりと名づけながら、
 兄弟の話をします。

 いまの僕は、兄と弟の影響を受けたことが
 大きな意味をもっているからです。

 とくに、兄からは音楽の影響を受けました。

 兄は中学時代からバンドを組んでいました。
 最初はフォークギター。
 吉田拓郎を弾き、歌っていました。

 高校に入ると、エレキギター。
 音楽に関しては、なぜか親に理解があったのです。

 兄と、兄の友だちとの計4人でバンドをつくりました。
 曲はバンドのオリジナル。
 ピアノで曲をつくり、ギターで弾くスタイルです。

 演奏したものをカセットテープに録音し、
 ヤマハのポプコンやらなんやらに
 せっせと送っていました。

 旭川地区大会(だったか……どんな名称か忘れました)
 などでは、いつも2位。

 どうしてもかなわないライバルがいたからです。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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 今年こそはお客の数を増やす!
 その決意を後押しします!
 
 V字回復したい! 熱意、願望、向上心旺盛なあなたへ

 6月10日(木)京都市でおもしろいセミナーが!
 僕(村上)が司会、3人の戦略社長が成功の秘訣を話します。
 第2部は竹田陽一先生が登場。

 案内を差し上げます。ご連絡くださいませ。



「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

 『お客が増える!』は勉強熱心な社長のための教材です。
 
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 ような気がします」
 というおたよりをいただきました。ありがとうございます。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透

 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
 FAX  :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

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