経営戦略の先生、山田方谷

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 234
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20111003

 
このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  
本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   これからは、ひと雨ごとに寒くなる。
   そんな季節を迎えました。
   寒くなることはわかっているのですから、
   万全な備えをするにかぎります。

   経営も同じ。やるべきことはわかっています。
   ルール化されているのですから、
   実行し、事例で確認をしてください。
   来週、岡山で猛勉強会が開かれます。
   お客の数を増やしたい方、お集りください。


    
今日の内容
  *経営戦略の先生、山田方谷(おたより本文)
  *せかされる日報記入(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 
     
  経営戦略の先生、山田方谷

★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★

 備中松山藩の領地には高梁川が流れています。
 高梁川は「たかはしがわ」と読みます。

 この川の上流は、砂鉄の産地。
 小学生のころ、磁石で砂鉄をくっつけたりして
 遊んだおぼえはありませんか。あの砂鉄です。

 中国地方には砂鉄が豊富にあったようです。
 出雲では日本刀がたくさん作られていました。

 いまは鉄鉱石が主流ですが、昔は砂鉄が
 製鉄の原料として重宝されたんですね。

 ばくだいな借金を返すために、山田方谷が
 目をつけたのが、この砂鉄でした。

 山から鉄を掘り、
 加工する工場をいくつもつくり、
 出雲などから技術者をスカウトし、
 刃物や鍋、釜、鍬(くわ)や釘(くぎ)
 などを生産しはじめたのです。

 鉄製品ですから重い。
 そこで高梁川を利用して河口まで運び、
 河口からは船で江戸まで直送しました。

 三本歯の「備中鍬(びっちゅうぐわ)」は
 江戸で大人気。農民から絶大の支持。

 喜んだのは農民だけではありません。
 庶民にも高値で売れたのがクギです。

 とにかく火事が多い江戸のこと。
 鉄釘は売れに売れ、一年で三千両、
 およそ5億円近くになったといいます。

 他藩に対し、これらの圧倒的な差別化製品を
 供給しつつ、杉や竹、漆(うるし)製品や
 煙草(たばこ)なども特産品として販売。

 山田方谷は、これらの事業を藩の直轄としました。

 「撫育方(ぶいくがた)」という役所を設け、
 藩内で生産された産物の販売管理を担いました。

 産業振興をつかさどる役所を「撫育(ぶいく)」
 と名づけた山田方谷の気持ちが少しわかります。

 「撫育」とは、
 人をいつくしみ育てること。
 かわいがり、大事にすること。

 そんな意味が込められた名前の役所なら
 農民や労働者から搾取(さくしゅ)したり、
 劣悪な労働環境を許したりなど考えられません。

 といっても、日常の生活では厳しい節約を
 強いられています。

 庶民はともかく、中級以上の武士や
 裕福な商人にとって、方谷はうるさい存在。

 にもかかわらず、藩内の統制はビシッと決まり、
 節約倹約は進み、みな働き、赤字から黒字に。

 おそらく、藩主である板倉勝静(かつきよ)の
 リーダーシップによるものでしょう。

 藩主である自分が率先して倹約に取り組むと
 決意を表明した板倉勝静。
 藩主自らが一汁一菜をつらぬきました。

 厳しいことを言わざるを得ない山田方谷に
 対する悪口は一切許さない、と言いました。
 改革に反対する者は厳罰に処する、とも。

 そして、決定的な(と僕には思える)ひと言。

 「方谷の意見は私の意志だ」

 藩の重役会議でそう言い切ったというのです。
 かっこいいと思いませんか。

 それだけの信頼があれば、方谷はやりやすい。
 そこまで言われれば、周囲の者も従いやすい。

 やはりトップしだい、ですよね。

 山田方谷による藩政改革が成功した理由を
 資料を元にまとめます。
 経営に役立ちます。ご一読ください。


 【山田方谷の考え方】

 ★事の外に立ちて事の内に屈せず
  全般を見通す識見を持ち、大局的立場に立つ。
  一事にとらわれて狭い視野に陥らない。

 ★義を明かにして利を計らず
  人として歩むべき正しい道を明らかにすることが
  大切と考える。自分自身の利益のみを求める
  べきではない。正しい道を明らかにすれば、
  利はあとからついてくる。

 (方谷が
32歳のときに書いた『理財論』に
  これが書かれているから驚きですね)


 【山田方谷の政策】

 ★上下節約
 ・藩士の穀禄を減らす。
 ・ぜいたく、贈答を禁止する。
 ・役人への接待を禁止する。

 ★負債整理
 ・具体的で現実的な返済計画を策定した。
 ・大坂商人に借金返済を願い出た。
 ・大坂蔵屋敷を廃止した。

 ★藩札刷新(藩札=藩内で通用するお金)
 ・信用のなくなった旧藩札を焼却し、
  新しい藩札を発行した。

 ★産業振興
 ・鉄製品など地場特産品に注力した。
 ・他の藩から技術者をスカウトした。
 ・藩の専売事業として部門を設けた。

 ★民政刷新(お金の使い方をよく考えた)
 ・ワイロを禁止するため、役人との面会は
  役所内に限定した。
 ・藩の領地内に
40ヵ所以上の倉庫をつくり
  米などを備蓄。人民を安心させた。
 ・交通量に応じて道路を拡幅し、
  川底を深くした。交易しやすくした。

 ★文武奨励
 ・庶民のための学問の場、教諭所を
  何ヵ所もつくり、教育を促進した。
 ・教諭所のほか、学問所、寺子屋、
  私塾など
75ヵ所も学ぶ場を設けた。
 ・封建的な身分を超えた農兵制をつくった。
 (長州藩の高杉晋作による奇兵隊が有名だが
  方谷の農兵隊のほうが
10年早く編成された)


 山田方谷に関したメールレターは
 今回で4通目。これがラストです。

 ホッとしたあなた(笑)、
 ちょっぴり残念に思ったあなた、
 山田方谷の名前はおぼえてください。

 今後ブレイクまちがいありません!
 と言いたくなるほど、魅力ある人です。

 ひょっとすると大河ドラマも
……
 と言いたいほど、今の日本に必要なお手本。

 近いうちに山田方谷セミナーを案内します。
 次号もぜひ、お読みください。

 お読みいただきありがとうございます。


 
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★
  村上
透ものがたり 144

 
  せかされる日報記入
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 

 住宅の営業は、夜の打合せが多い。
 間取りや資金計画などの打合せを、
 ご主人が帰宅後に行うことが多いからです。

 僕の直属上司はトップセールス。
 契約が多いから打合せも多くあります。

 しかし毎日毎晩ではありません。
 夜、アポがない日は飲みにでます。
 ススキノへ、です。

 その際、必ず僕はお伴しました。

 「おい村上! あと5分で出るぞ。日報?
  見るぞ。早く書け! 5分で書け!」

 僕の仕事は自然と早くなりました(笑)

 (しかし、飲むのが好きだなぁ)
 と思ったのは最初のうちだけ。

 上司がススキノへ
通う理由は
 ほかにあることを知りました。


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★        
  この日、ここで、あなたに会えませんか
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★

 
勉強して、お客を増やし、
  売り手よし、買い手よし、世間よし。

 「三方よし」の「世間」を「東日本」に置き換えましょう。



 【お問合せはご遠慮なくメールをください】
  
murakami@okyakugafueru.com

 ★1012日(水)夜 岡山/岡山県
  「六時クラブ」開催 事例1社深堀り研究
  
http://ameblo.jp/am6club/entry-11014477093.html

 ★1013日(木)午後 倉敷/岡山県
  商業界ゼミナールのトップバッターは小阪裕司先生!
   
http://20111013.com/index.html

 ★1014日(木)朝 岡山/岡山県
  「岡山成功事例継続研究会」岡山の続研は朝6時!
  
http://ameblo.jp/am6club/entry-11014701009.html

 ★1017日(月)夜  大垣/岐阜県
  西濃の超熱心勉強経営者が集合
  

http://www.gifudoyu.jp/seinotiku.html  


 ★11
月9日(水)午後 大津/滋賀県
  テーマが冴えています! 主催者がおもしろいのです。
  
http://www.sugi-kaikei.com/pc/index.html
 
 ★
111819日(金・土)有馬/兵庫県
  ランチェスターマネジメント明石「幸研」

 ★
12月6日(火)夜  熊本/熊本県
  続けたモン価値研究会 続研の本家!
  
http://keiri-kumamoto.jp/zokuken/
 
 ★
12月7日(水)夜  宮崎/宮崎県
  宮崎県で初の事例セミナーです!
 
http://yanchiofficenews.miyachan.cc/e265545.html
 


 ★★★ 星3つお墨付き紹介(村上が自信をもってお薦め)

 経営の何をどうすればいいか、わからない方向け。
 経費を絞っていて、やりたいことを始められない方向け。
 この切り口、新しいと思います。
 
http://lanchesterjinji.p-kit.com/page0009.html


 ご自身の体験を他人に理解していただきたい方向け。
 営業手段として講演を考えている方向け。
 (村上はこのテーマの
CD版を30回以上聴いています)
 
http://www.preseminar.com/231007


 ご自分の名刺が成果に結びついていますか?
 「名刺で業績が上がる!」と実感したいですよね。
 (村上は講師の名倉さんの実力を知っています)
 
http://www.preseminar.com/231006


 経営の理想の姿を追求すること。
 テーマを絞れるだけ絞ること。
 これがいいセミナーの条件です。
 
http://www.ichiro51s.com/seminar.html


 僕ができるものならやってみたい塾。
 しかし僕には到底無理。高萩さんだからこそ。
 人生が変わると思います。
 
http://www.beltempo.jp/seminar/sapporo/SKT2011.index.html

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 
http://www.okyakugafueru.com

 12社の「1位づくり事例」をじっくりと紹介したDVDです。
 
http://www.okyakugafueru.com/page6/dvd.html


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

              お客が増える★プロダクション
                        村上 透


 電話:
090-9435-0043(ソフトバンクです)
 
FAX 050-3488-496624Hいつでもどうぞ)

 お問い合わせ、配信停止依頼もご遠慮なくどうぞ
 
info@okyakugafueru.com

 ホームページ お客が増える! と検索すると……No.
 
http://www.okyakugafueru.com
  (お客が増える どっと混む)
 
 メールレターのバックナンバーをごらんいただけます。
 
http://www.okyakugafueru.com/mailletter/backnumber.html

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★