なくしてわかるもの

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 106
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・04・12

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   にんにくのかけらを昨年秋、
   芽が伸びる向きに注意して
   畑に植えておきました。

   今日、芽が出てきました。
   どっしりと雪の重さを受けたはずなのに
   ぴょんと芽が伸びている。えらいなあ。

   なにも重みを受けていないのに
   僕はいまだ芽がでません(笑)
    
  

 今日の内容
  *なくしてわかるもの(おたより本文)
  *父親が単身赴任(村上 透ものがたり)


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  なくしてわかるもの
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 『無くして気づくもの』という言葉をおぼえていますか。
 3月31日に送ったメールレターで紹介しました。

 ホワイトベースの小串(おぐし)社長のメルマガ
 「経営脳科学研究室」に書かれていた
 『無くして気づくもの』は大いに得るものがありました。


   あなたの店を気に入って通ってくれていた
   とばかり思っていたお客様が、
   半分隣りの店へ行ってしまいました。

   この時、あなたはどう考えますか?
   この時、あなたはどう行動しますか?

 そうですよね。
 新しいお客を得ることができないことより
 いままでのお客を失うことのほうが大損失。

 「売る前のお世辞より売った後の奉仕、
  これこそ永遠の客をつくる」

 この言葉を教えてくれた小串社長です。

 お客をつくることもたいへんですが、
 お客を失わないための努力はもっとたいへん。

 お客を失わないためにどうするか。

 『無くして気づくもの』を
 僕は何度も読み返しました。


 何度も読み返しているうちに
 ふと気づいたことがあります。

 なくして気づくものは、もうひとつある。
 とても大切なもの、重要なものです。

 それは「亡くして気づくもの」。

 気づくものがもうひとつあるのではなく、
 なくしてしまうものがもうひとつというわけです。


 先日、取材した社長がしみじみと語りました。

 愛知県岡崎市の会席料理屋、
 『味の集会場 魚信(うおのぶ)』の西田耕一社長です。


 「亡くなって気づいたんですよ。ばかですね」


 亡くなって気づいたものは、先代の教えの正しさです。


 西田社長の実家は大きな料理屋。
 400坪の敷地に40台は可能な駐車場。
 2億円をかけて両親がつくった店です。


 「絶対に跡取りなんかならない」
 そう決めていた西田社長は大手飲食店に入社します。

 飲食チェーン店の近代的なシステムのもと、
 西田社長は20代の前半で店長に昇格、活躍します。

 しかし5年後、父親がケガをしたことがきっかけで
 実家の料理屋に戻ることに。


 ここから先は、魚信のホームページに書かれている
 「店主挨拶」から抜粋します。


 (ここから)

 バブル崩壊の波をまともに受けていた頃でした。
 今まで私が学んできた所とはあまりにもかけはなれた
 時代遅れな仕事。

 両親との葛藤が始まりました。
 喧嘩、ケンカ、けんか、何度家を出ていったか。

 無駄に時間ばかりを消費する日々、
 宴会の仕事はどんどん減っていく……。

 最後は「お前の好きなようにしろ」
 母から無理やり奪い取ったような言葉でした。

 本気で取り組みました。
 お客様からの「声」を拾い、
 押しかけで料亭の板長に自分の仕事が終わった深夜、
 料理を教えていただいたり、
 試行錯誤の中、気付いた事がありました。

 時代の流れの中で、形は変わってきましたが、
 創業以来なにひとつ変わっていません。

 大手飲食店の様な大量仕入でコストを下げるのではなく、
 市場に直接買い付けることが出来る仲買人として、
 確かな目でより良い品をお値打ちに提供するお店なのです。
 そして、目には見えない大切な心をお届けする料理屋なのです。

 「いいか、耕一。ウソだけはつくなよ、
 人から信用されなくなるぞ。信用だけは買えないからな」と、
 戦前生まれの父に幼い頃から教えられてきた言葉です。

 そんな父も6年前に他界してしまいました。
 当時はうるさく聞こえた声も今、店を預かる身になって
 ようやくありがたく受け止めることが出来るようになりました。

 そして、今もって店の看板の母。
 両親の背中を一番近くで見てきた私がすべきことは、
 先代の教えを忘れずに、本日ご縁をいただいたあなたに
 安心と信頼を提供することです。
 あなたから笑顔で「ごちそうさまでした」を頂けるように…。

 (ここまで)


 生意気なことを申し上げますが、
 亡くしてはじめて気づくのはやむを得ません。

 でもできることなら、亡くしてから気づくより
 この世に生があるうちに気づくことを祈ります。

 先代がいるあなたはいまのうちに。
 先代とはかぎりません。
 親が元気なうちに。


 あなたは先代が活躍していらっしゃいますか。
 あなたは父親が健在ですか。
 あなたは母親がお元気ですか。


 僕は気づいているつもりでした。
 しかし、父も母も亡くしてわかりました。

 気づいていたなんて、わかったようなこと、
 いまは言えません。

 亡くして気づいたもののあまりの大きさに
 いまごろがく然としているのです。



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  村上 透ものがたり 026  
   
  父親が単身赴任
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 単身赴任という言葉は知っていましたが、
 自分の父親がそうなるとは考えていませんでした。

 僕が中学2年のとき、父親が異動。
 岩見沢市で仕事をすることになりました。

 東京や大阪など大都市圏の感覚でいえば、
 旭川から岩見沢へ通うことも考えられます。

 しかし北海道では完全に引っ越すしかありません。

 ご飯のおかずのつくりおき、洗濯などで2週間に一回
 土曜日と日曜日は母親が岩見沢市へ行きました。

 その間、家のことはなぜか僕が担当します。

 たとえばカレーとか豚汁などなにか一品は
 母親が用意をしておいてくれますが、
 米をとぎ、パロマの炊飯器でご飯を炊き、
 兄と弟にご飯を出し、茶碗を洗うのは僕がやりました。

 どんないきさつか忘れましたが、土曜日の夕方
 友だちにこんなことを言いました。

 「あ、わるい、帰んなきゃ。おにいちゃんと弟に
  ご飯の用意をしなくちゃならないんだ」

 友だちに大笑いされました。
 「お前は女か、お母さんか」って。

 なぜだか恥ずかしいような、おもしろくないような
 いらいらした気持ちになったことをおぼえています。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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