掃除で磨くもの

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 066
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・11・12

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください!
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   除夜の鐘を108つく理由はよく知られています。
   数珠(じゅず)も同じ理由から珠の数は108が基本だそうです。
   人間の限りない欲望と執着が
   108の煩悩としてとらえられています。

   数珠(念珠というのが正式らしい)を合掌する手にかけ、
   念仏することで人間の乱れやすい心が仏の教えに導かれ
   救われるとのこと。
   心がまるく素直になるよう、
   数珠は円い輪になっているんですって。

  (今日のメールレター、ちょっと長いので
    ニュースレターのコーナーはおやすみします)


    

   

 今日の内容
  *掃除で磨くもの(おたより本文)
  *(ニュースレターのコーナーはおやすみです)


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  掃除で磨くもの
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 鈴木法衣店の鈴木教之社長の取材後半、
 従業員教育についての質問をしているときでした。

 「朝礼はなさっていますか」と尋ねたところ、
 「ごく一般的な朝礼です」と鈴木社長は答えました。

 朝礼にかぎらず、商品でも接客業務でもどんなことでも
 社長の求めるレベルが高い会社は
 「ふつうです」「たいしたことありません」と言います。

 すでに3時間以上にわたり話をうかがっていますから、
 さまざまな点において鈴木法衣店の取り組み具合は
 一般的なレベルを超えていることはわかっています。

 きっと謙遜しているのだろうと思い
 質問の角度を変えようとしたところ、鈴木社長は言いました。

 「朝礼のあとの掃除には力を入れています」

 「と、おっしゃいますと?」と聞き出して驚きました。


 「朝礼が終わったあと1時間、場を清めます」


 そうおっしゃるのです。毎日、1時間です。

 トイレ掃除は鈴木社長の担当であること。
 掃除を「磨き込み」と表現していること。
 毎日、照明器具なども掃除すること。
 掃除をすることがお客様満足につながること。

 そういう話も聞きました。

 「毎日そこまで掃除すると、やることがなくなりませんか」
 と尋ねました。しかし、

 「やってもやっても、やることはいっぱいあります」と
 鈴木社長は笑顔で言うばかり。

 そこでようやく思い出しました。
 鈴木法衣店のオンラインショップのサイトに
 掃除のことが書かれているのを。

 「ようこそ」と同社の考えを述べています。


 これは、ひとつの宣言です。

 同社からお客に向けての宣言。
 社員に向けての宣言。そう思います。

 「こんなにすばらしい商品をつくっています」
 「当社はここまで従業員教育に力を入れています」
 と言わなくても、
 商品づくり、人づくり、顧客対応に
 力を注いでいることがわかります。

 似たり寄ったりの借り物的な理念を表明するより
 同社の考えがよりわかる。そんな気がします。

 サイトをごらんいただければいいことですが、
 書き写しました。書き写したかったので(笑)

 ご一読いただけますか。
 (原文のままですが、改行をしています)


 (ここから)

 人へのこだわり〜環境整備について〜

 当社では、環境整備というものを実施しております。
 それは、お客様に喜んでもらえる仕事を、
 1つ1つ上司や社長に言われなくても、自分で考え、
 実行できる集合体の会社にしたいと考えているからです。

 環境整備の目指す目標は

 1. 礼儀(あいさつ)
 2. 規律(決めた事を守る)
 3. 清潔(不要なものを捨てる・身を整える)
 4. 整理整頓(物の置き方は、水平・垂直・面あわせ)
 5. 安全(商品の安全・職場の安全)
 6. 衛生(職場の衛生・身と心の衛生)

 を徹底することです。

 3、4名のチームを編成し、
 そのチームごとに毎月担当場所を決め、
 商品の棚にはホコリ一つなく、
 商品の面が一つ一つ揃って並ぶように。

 書類・資料・備品の入っているキャビネットの中は
 整理整頓され、
 何がどこに保管されているか一目でわかるように。

 机のひき出しの中は、不要なものは一切なく、
 さびている箇所もピカピカに磨き上げる。

 等々を目指し、6年前から取り組んでおります。

 このように、我々の身の回りを徹底的に磨き上げ、
 整備することで仕事の流れに無駄がなくなり、
 どうすれば、もっと仕事がしやすくできるかを考えることで
 創造性が身につくようになってゆきます。

 最終的には、いままで気がつかなかった事に、
 気づける人間になってゆくこと。
 それによって、お客様のことをまず第一に考え、
 どうすれば一番喜んでもらえるか、
 自分で行動できる人づくりを目指しています。

 もちろん現実は、
 日常の仕事を1時間止めて、行ってゆく難しさ。
 ちょっと良くなって油断すると、
 すぐにレベルダウンしてしまう継続の難しさ。

 そして、目標が高く遠くにあればある程、
 現実とのギャップに苦しむ事になるわけですが、
 お客様に「ありがとう」「お前の所にたのんで良かった」
 「○○君はよくやってくれる」と言っていただけるのを励みに、
 日々努力しております。

 (ここまで)


 ただ「規律」と書くわけではありません。
 「規律を守る」でもありません。
 規律、すなわち「決めたことを守るということ」。

 清潔とは「不要なものを捨てる、身を整えること」。

 整理整頓もいいですね。
 「物の置き方は、水平・垂直・面あわせ」。

 こういう表現なら、新入社員はもとより
 仕事に慣れてしまったベテラン社員まで
 なにをどうすべきかが理解できます。


 取材した僕は知っていることですが、
 鈴木法衣店の社内はとてもきれいです。

 電話やファクス、ネット経由の注文に迅速に応え、
 少しでも短い納期をと心がける同社の倉庫は
 じつに整然と商品が並び、わかりやすく、きれいです。

 掃除によって人が磨かれ、
 人の心が磨かれているからなんですね。

 鈴木法衣店が市場占有率1位という強さの理由は
 ここにもあると思いました。

 株式会社鈴木法衣店
 
http://www.suzukihouiten.jp/

 くわしいレポートは『お客が増える!』No.11です。
 
http://www.okyakugafueru.com/


    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 お客の数を増やしたい……でもどうやって?

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

 『お客が増える!』は勉強熱心な社長のための教材です。
 
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「旭山動物園の1位づくりに隠された★戦略」CDが好評です!

 
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「動物園の“経営”を通して、はじめて戦略の意味がわかった
 ような気がします」
 というおたよりをいただきました。ありがとうございます。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
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