社員が商品

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 075
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2009・12・17

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を
   積極的におすすめします。どしどし人に教えてください。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   昨年、原油が高騰したせいでガソリンも灯油も
   異常なほどの価格でした。
   灯油を燃料とする暖房器具が多い北海道も大打撃。
   春までストーブを使う北海道ですから、つい先日のことのようです。

   昨シーズンは燃料泥棒が多発しました。
   住宅から、学校から、船からも燃料が抜き取られたのです。
   北海道では490リットルタンクを設置する家庭が一般的。
   給油をしているふりをして、じつは吸い取るんです。大量に。

   悪いやつがいるなぁ、みんな無防備だなぁ……。
   そう思っていたんです。つい先日までは。

   じつは、僕の家も灯油を盗まれました。300リットルくらい…。
   まったく気づきませんでした。
   貧乏な家から盗まないでほしい(そういう問題じゃない…ですね)。

    
  

 今日の内容
  *社員が商品(おたより本文)
  *“ついで同封”すればいい(ニュースレターのコーナー)


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  社員が商品
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 過去のお客600人にアンケートをお願いしたアラキ工務店。
 既存客の高い評価と「当社にしかできない仕事」が一致しました。
 そこから同社の戦略が決まり、戦術も編み出されました。

 前回のメールレターで紹介したアラキ工務店は
 京都の町家(まちや)改修を中心に、じつにいい仕事をしています。

 取材のとき、施工例を写真で見せていただきました。
 膨大な数の写真を次々と示し、
 「この工事は楽しかった」「ここは苦労した」と
 うれしそうに話す荒木勇社長。

 そんな荒木社長の笑顔を思い出しながら原稿を書き始めましたが
 書き終えるころ、僕なりにひとつの結論に達しました。

 アラキ工務店が圧倒的支持を得ている理由は
 京町家(きょうまちや)の改修に特化した工務店だから、
 ではないということです。

 日本語として正しくない表現かもしれませんが、
 同社の職人さんに“商品性”があると思うのです。

 などと申し上げると、いかにも新発見をしたかのようですが
 きっとお客は気づいています。

 同社のホームページを見ても思い当たることがいっぱい。

 トップページにはまず職人さんの写真。
 「コラム」と称した、職人さんのブログが数人分。
 職人さんを紹介した専用のページもあります。
 研修風景も職人さんの写真が豊富。
 同社のニュースレターである『あらき通信』にも職人さんが
 かなり掲載されています。
 同社は新聞社やテレビ局から多数の取材を受けますが、
 職人さんの登場がかなり多いことも特徴的です。

 これだけ社員の露出度が高い会社はめずらしいほうです。

 もうひとつ、決定的なことがありました。

 原稿を書き終え、アラキ社長に写真を借りるお願いをしました。
 取材時に撮影はしていますが、掲載したい写真すべては撮れません。

 町家の外観、内部のようす、施工中のひとこまなどは
 荒木社長から借りたほうがいい写真ということもあります。
 そこで「こんな写真を2枚送ってください」という要領で
 送信をお願いしたわけです。

 荒木社長はすぐ送ってくれました。たくさん送信してくれました。
 とくに職人さんの写真は豊富に(笑)

 荒木社長は言いました。
 「僕の写真はいいから、職人さんを載せてほしいな」
 「町家の写真は必要だろうけど、町家の写真を何枚も載せるより
  職人さんをできるだけ載せてほしいな」


 きっと自慢なんです。職人さんが。僕の推測ですが…。

 お客にほめられ、指名され、期待に応える職人さんが自慢なんです。

 見習い中の若い職人に「道具を大切にする」ことの大切さを説く
 職人さんが頼もしいのでしょう。

 町家の改修というきわめて熟練度が要求される技術を持った
 職人さんの腕を知ってほしいに違いありません。

 “ワリのいい”仕事を求めて他社に移らず、アラキ工務店で働いてくれる
 職人さんに感謝しているのだと思います。


 同社の社員は23人。うち事務は2人。設計や現場監督が6人。
 ほか十数名は職人さんです。

 ハウスメーカーや建設会社は一般的に職人さんを常用しません。
 年間をとおして毎日仕事があれば問題ありませんが、
 必ずしも仕事が約束されているわけではありません。
 自社で抱えると人件費がもったいないからです。

 仕事が途切れても給料は払う。
 台風で仕事ができなくても給料は払う。
 技術力を磨いている途中の見習い大工さんにも給料は払う。

 工務店の経営者は、そんな“非効率”な経営はできません。
 しかし荒木社長は職人さんを育て、抱えています。

 そんな工務店自体、いまどきめずらしいですね。
 差別化がはかられています。

 同社が京町家改修で圧倒的1位の理由が
 そこにあるのではないかと思ったわけです。


 あなたも社員をどんどんホームページに載せるといいでしょう。
 「こんな社員がいるなら信用できる」とわかってもらいたい。

 あなたも社員を自慢してください。誇ってください。
 差別化がむずかしい商品やサービスであればなおさら
 社員で他社に差をつけるしかないのですから。


 と、カタい話はともかく、アラキ工務店のホームページは
 いろんな方にとって参考になると思います。
 経営の勉強上も、住宅建築を計画している方も。

 職人さんごとに「好きな道具」とその理由が述べられており、
 僕はおもしろいと感じました。

 
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/araki/



 お読みいただきありがとうございます。



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  おもしろ楽しく読んでもらえるニュースレター 061  
   
  “ついで同封”すればいい
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 ニュースレターの発行を検討している方から
 質問をいただきました。

 「みなさんはどうやって送っているのですか」
 という内容です。

 ・ニュースレターだけをメール便を利用したり郵送。
 ・ニュースレターと販促チラシ類を同封して送る。
 ・請求書などと一緒に送る。
 ・メールに添付して送る。
 ・店頭に置き、「ご自由にどうぞ」あるいは手渡し。

 送料という点でコストがかからないのは
 必要書類に同封したり、メールに添付したりする方法です。

 でも、もっとも重要なことはまず発行すること。

 読んでほしければ伝わる方法は考えるものです。

    ★

 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透


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 来年こそはお客の数を増やす! ……でもどうやって?

「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

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「動物園の“経営”を通して、はじめて戦略の意味がわかった
 ような気がします」
 というおたよりをいただきました。ありがとうございます。

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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透
 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
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