業種は無関係。「経営のやり方」が重要です。


ほっかほっか亭上新庄駅前通り店地図

〈ダイジェスト〉

調子に乗らないから調子がいい岩田社長

「ほっかほっか亭」というフランチャイズの店なのに、“独自の商品”を備えている、『ほっかほっか亭上新庄通り店』。
 大きな声で道行く人に声をかけ、すれ違う地域住民すべてにあいさつをする名物店長、名物社長。
 有限会社山田中商会の岩田芳弘社長をレポートした、「お客が増える!No.10」は、多くの経営者に経営のやり方、そしてパワーを与えてきました。
 経営者から寄せられる声は、驚きをともなったものばかりです。

「カウンター越しに弁当を手渡す持ち帰り弁当店なのに、顧客名簿をつくっているから」
「お客を名前で呼びかけるから」
「配達エリアをバイクで10分と決めているから」
「中心客層を家族がいる家庭の主婦と決めているから」
「持ち帰り弁当店なのに、お客の家を訪問し、接点を増やす接近戦を繰り返しているから」
「フランチャイズの店なのに店独自の新聞を発行し、ニュースレターでファンを増やしているから」
「お客にハガキを書いたり、ポストカードを手渡したりして、店をいつでも思い出してもらう実験を繰り返しているから」

ほっかほっか亭上新庄駅前通り店内
「経営のやり方は、業界常識にとらわれない」
 フランチャイズ本部の決まりを守りつつ、経営のやり方は「隣の美容室オーナー」から学び、早朝勉強会に通って独自の戦略を教わる岩田芳弘社長。
 会う人を笑顔にし、声をかけられた人はパワーをもらい、一人ひとり、お客が増え続けています。
 その数、じつに3倍。4年のあいだに、顧客名簿は2000件から6000件へと増えたのです。
 2009年に取材した際、山田中商会の顧客名簿には2000件の名前が記されていました。それから4年。ほっかほっか亭の弁当配達エリアは3分の1に狭めました。それにともない、エリア内の世帯数は5万1000世帯から1万4000世帯へと減少しました。
 にもかかわらず、顧客名簿は6000件と3倍に増えているのです。
 理由は明確です。経営のやり方を“変えていない”からです。もうひとつ加えるなら、
ニュースレター
経営者、岩田芳弘さんが“調子に乗っていない”からです お客のためになり、お客に必要とされ、お客に喜ばれる原則にのっとれば、お客は増え続けることを証明する事例が、「お客が増える! No.57 山田中商会」です
 



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