あるべき「わがまま」

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 105
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・04・08

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。


   4月5日のメールレターで案内した川越雄一先生の
   小冊子プレゼントはお申し込み受付を終了します。
   予想を大きく上回るお申し込みをいただきました。
   ごていねいなおたよりも拝受。ありがとうございます。

   社員に手紙を書くということ、社員の親に手紙を出すということ。
   あえて手間のかかる行為に、強い関心をお持ちの方が多いんですね。
   人を育てることのむずかしさを再認識すると同時に、
   もっといい会社にできるという可能性も大いに感じます。
    
  

 今日の内容
  *あるべき「わがまま」(おたより本文)
  *赤玉ポートワインは甘かった(村上 透ものがたり)


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  あるべき「わがまま」
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 経営の勉強をすると社長の実力が上がる。
 そう確信できる姿を、ここ数年間目にしてきました。

 それまでのあり方を反省し、猛烈に勉強をはじめた社長は
 数年でめきめき腕をあげていきます。

 この不況下で、なぜこんなに業績がいいのか。
 そう思ってヒアリングをすると、やはり、
 相当な勉強をしている社長がほとんどです。

 勉強をすると、経営者としての実力が上がることは確か。

 もうひとつ、勉強をするとわかることがあると言われます。


 “社長としての実力がない”
 ということがわかるということです。


 先日お目にかかった社長も、
 過去を振り返ってそう言っていました。

 前号のメールレターで紹介した
 福井県鯖江市にあるフラワーショップの社長です。

 アポなしで訪問したにもかかわらず、会社に戻った社長は
 こころよく面談に応じてくれました。


 僕はまず、すばらしいスタッフであることを告げました。
 どんな教育をされているのですか、と。

 すると、社長は話してくれたのです。


 「社員教育はうまくいきませんでした。以前は社員だけで20名、
  アルバイトを含めると40名近く雇用していたんです。
  フラワーショップを4店舗持ち、まだまだ拡大したいと
  思っていました。だから社員が育ってくれないと困る。
  ところが全然僕の思うとおりに育たない。原因ですか?
  社員に能力がない。そう思っていました」


 そもそも「いい人材がいない」とも思っていたそうです。


  社長いわく、福井県は日本でいちばん社長の数が多い。
  優秀なひとほど独立する傾向にあり、
  そのぶん人材不足、人手不足状態に陥っている。

  福井県のなかでもとりわけ鯖江は独立志向が強い。
  優秀な人材が採用されるから人材不足は否めない。
  だから能力が低い社員を使わざるを得ない。


 そう思っていたというのです。であるにもかかわらず、
 事業を拡大したい、もっと出店したいという気持ちは強かった。

 その願いを実現させるため、従業員教育のかたわら
 自分のための経営の勉強も怠りませんでした。

 勉強した内容をうかがうと、かなりのものです。
 本を読んだ数も半端じゃありません。
 セミナーや勉強会にもできるかぎり参加。

 そして「わかった」と言うのです。
 「社員じゃなくて、自分に能力がないとわかった…」と。


 なにかをつかんだ社長の決断というものはすさまじい。

 4店舗をさらに拡大したいと考えていたにもかかわらず、
 3店舗を閉鎖したというのです。3年前に。


 思い通りにいかないのは社員の能力が低いからではない。
 社長である自分の能力がなかったから。
 だからまず、社長が変わろう。
 社長が変わって、本当に理想とするフラワーショップをやろう。


 そう考え、一店に絞ったうえで理想の店づくりに挑んだのです。


 この社長、高校を卒業して名古屋の花屋に就職。
 住み込みで3年半、修業しました。

 鯖江に戻って独立したものの、
 下請け比率が7割と高かったそうです。

 ブライダル業界、葬儀業界、スーパーの花売り場。
 市場で仕入れた花を、それらの取引先に卸していました。

 売上は上がるが、利益はうすい。
 それでも、人を多く抱えているから
 売上は上げなければならなかった。つらかった。

 なぜか。

 値下げ要求、と言えば聞こえはいいですが
 言い換えれば“買いたたかれる”毎日だったから…。

 ときには“ウソのクレーム”までつけられました。
 「鮮度が低いとお客様が怒っている。値段を安くしろ」
 と販売先から価格交渉をもちかけられるのです。

 しかし、いい花を見分ける目には自信があります。
 「花の生産者や生産地によって品質は全然違うんです」

 ほかの花屋より品質がよく、仕入値も高い。
 だからクレームをつけられるおぼえはない。

 そんな日々を過ごしていたそうです。


 一店に絞ったことで売上は何千万円も減りました。
 しかし社長はいま、いきいきとしています。

 「母の日だからといって、母の日用に大量に仕入れない。
  品質のいい花がそんなにあるわけがないんです。
  売れるからといって仕入れ、売ったところで、
  『なんだ、この花は…』と思われたら困ります。
  それに、僕が売りたいと思う花しか売りません。
  僕のわがままで売りたいんです。僕のわがままに
  価値観を感じてくれるお客様だけでいいんです」


 社長はきっぱりと言いました。

 現在、下請けはすべてやめました。

 「お客の顔が見えるって、ほんといいですね」

 そう笑顔で話す社長には相当、
 実力が高まっていると思えてなりませんでした。



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  村上 透ものがたり 025  
   
  赤玉ポートワインは甘かった
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 中学生の僕は、比較的まじめだったと思います。
 「まじめ」の判断基準は人によって違いますが、
 親の言うことを聞き、先生にも叱られることがなく
 悪いこともしませんでした。

 正月に赤玉ポートワインを飲むていど。

 僕ら男3人兄弟のだれも要求していないのに、
 「お正月だから一杯やりますか」と
 父親が勧めてくれるのです(笑)

 飲む相手がほしかったのかもしれません。
 お酒を飲むと陽気になるおやじでしたから。

 赤玉ポートワインは甘かった。
 ジュースのようにしか感じません。

 これがお酒か? ワインってこんなもんか?

 そう思ったのがいけません。

 この体験が、以後、
 酒を“甘く”みることになったとしか思えません。


 (つけたし)
 昨日(4月7日)の北海道新聞夕刊一面に出ました。
 『冬に逆戻り』という見出しが。
 7日午前中、オホーツク海側で19センチの雪、
 北見市と網走市で16センチなどの雪に見舞われました。
 冬に“逆戻り”という表現が必ず、春に登場します。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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