教えてくれる人が好き

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 【今日も元気に
お客が増える!】 230
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110822

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   明石で、社長さんたちと一緒に考え、勉強したこと。
   営業とはどういう活動か。断られない営業のやり方。
   山田一美先生がビデオ撮影していたことを忘れ、
   僕も精一杯、「お客が増える営業」を話しました。

   岡山で、社長さんたちと一緒に考え、勉強したこと。
   まったく同じ商品なのに差別化が実現できる考え方。
   
19日は柿迫(かきさこ)税理士の熱意にうたれ、
   
20日は田口太彦(まさひこ)さんの情熱にうたれました。

   朝6時スタートの6時クラブは戦略社長が
12人。
   みなさんの眠気を吹き飛ばそう! と思っていましたが
   眠気を吹き飛ばされたのは僕のほうでした。


   
今日の内容
  *教えてくれる人が好き(おたより本文)
  *トップセールスが持つカバン(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  教えてくれる人が好き

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 各地に伝わる風習、文化は、
 その土地に住んでいる人にとっては当たり前。
 その土地以外の人にとっては目をみはるもの。

 (へぇ〜変わっているなぁ)
 (こっちにはそんな風習ないなぁ)

 出身地が異なる人の話を聞くのはおもしろい。
 そう思ったことはありませんか。


 土地ならではの食べ物をはじめ、
 冠婚葬祭のしきたりも、土地による違いがあります。


 ・納棺のとき、参列した人は
  配られた縄を腰に巻き、立ち結びに結ぶ。
  故人と親しい人は酒を口に含み、
  故人に吹きかける。

 ・葬儀の読経がはじまると、
  重箱からご飯が一口ずつ配られる。
  手の甲に載せてもらい、
  試食するかのように食べる。


 埼玉県の秩父地方に伝わる風習を大切に守り、
 伝えている葬儀会社「むさしの」を紹介したのは
 もう2年近く前になります。
 (
2009年8月6日、1116日に掲載)

 『秩父のお葬式マニュアル』は
32ページ。
 年配の方は「そうそう!これが秩父のやり方!」
 若い人は「知らなかった!助かった!ありがとう」

 全国展開をするならともかく、
 町や市、県内を営業エリアとするなら、
 地域の歴史や文化、風習にくわしいほうがいい。

 地域住民との垣根がなくなり、距離が近くなり
 他社との差別化をはかることができるから。

 伝統文化を大切にしている会社はいい会社。
 住民の多くはそう思うのではないでしょうか。

 だから、金沢に伝わる「婚礼文化」を
 知ったときも、うれしくなりました。

 (ところ変われば、風習って違うんだなぁ)
 (こういうことを伝えてくれるのはありがたい)

 そんなうれしい気持ちにさせてくれたのは
 ブライダル衣装の専門店、「花みやび」です。

 花みやびの天光美翠(てんこう みずえ)社長を
 取材した際、教えていただいたのです。
「金沢にはこんなしきたりがあるんですよ」と。

 北海道に生まれ育った僕には
 
はひふへほの連続でした。

 (はぁ〜ひぇ〜ふぅ〜ん
ヘェ〜ほぉ〜)

 僕はともかく、金沢に生まれ育った人でも
 意外と知らない人がいるそうです。

 少し前までなら、「お母さんに聞いた」、
 「おばあちゃんに教えてもらった」という
 家族の言い伝えが一般的でした。

 しかしこの頃は、母親世代そのものに
 知らない人が増えてきたのでしょうか。

 「金沢にそんな風習があるとは知らなかった」
 という女性がとても多いそうです。

 もともと、婚礼衣装のなかでも和装が好きな
 天光社長は、ある種の
危機感を覚えていました。

 「金沢の婚礼文化を絶えさせたくない」

 その思いからつくったのが、
 『ブライダルフォトブック 花みやびのしあわせ美婚』。
 豊富なカラー写真とともに、
 こんな文化が紹介されています。


  花嫁が花婿の家の玄関に着いたとき、
  竹筒に入れてきた生家の水と婚家の水を
  「カワラケ」という器に注ぎ、ひとくち飲んだ後、
  仲人夫人がその器を地面に打ちつけて
  割る儀式のことを「合わせ水」と言います。
  この風習には、ひとつに注いだ水を
  分けることができないように、
  花嫁が結婚後の生活に馴染み、
  両家の幸せを願うあたたかな想いが込められています。

 この風習を「合わせ水」あるいは
 「あらばち割り」と言うそうです。
 

 重要なことは、なぜそうするのか、という意味。
 両家の水を合わせる理由、器を玄関先で割る理由。

 伝統や文化というものは、意味がわかると納得し、
 関心の度合いがとても高くなります。

 知らないことを知っている人、
 教えてくれる人は、素人にとってプロ中のプロ。

 似たような会社が何社もあるなかで、
 どうせ頼むのなら、あの会社で!
 どうせ買うなら、あの人から!

 そのようにして会社や店を選んだことが
 あなたにもあるのではないでしょうか。
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クーポンで得する人

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 【今日も元気に
お客が増える!】 229
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110815

 
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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   先週、大阪地裁で大麻取締法違反の罪に関して
   懲役
10年の判決が言い渡されました。
   大麻を大量に栽培したのですから当然です。
   ただし、おもしろいと思うことがありまして


   被告は、ビルを一棟丸ごと借りて、大麻に絞って栽培。
   栽培日誌を書き、収穫の計画を立て、収穫予定を把握。
   定期的に報告会を開催、本格的、組織的に犯行、と。

   なぜ、その発想や能力、行動力、資金、組織を、
   まっとうな経営に活かさなかったのか。惜しい(笑)


   
今日の内容
  *クーポンで得する人(おたより本文)
  *トップセールス宣言(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  クーポンで得する人

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 この記事は、今後の取材で参考になるかな

 これはおもしろい! だれかに教えたいな


 そう思って、新聞をビリッ、雑誌もビリッ
 ネットニュースなどもコピーしておきます。

 あとから見よう、あとで読もう、
 なんて思った時点で結末は見えています。
 再び目にすることはなく、いつかはゴミに。

 このコピーも捨てよう
と思いましたが、
 思いとどめました。できることなら、
 あなたと一緒に考えてみたい。

 こんな記事がネットニュースに載っていました。
 今年の6月
28日産經新聞提供の記事です。


 (転載引用ここから)

 「格安クーポンで損害」
 共同購入サイト・グルーポン提訴へ 大阪


 インターネットの共同購入サイトで格安クーポンを
 過大に販売させられ、大幅な赤字が出たとして、
 東大阪市の美容室経営会社が、
 サイトの運営会社「グルーポン・ジャパン」(東京)に
 約
1700万円の損害賠償を求め、
 大阪地裁に近く提訴することが
27日、分かった。

 共同購入サイトをめぐっては、
 店側の対応能力を超えるクーポンが販売され、
 「予約が取れない」といったトラブルが相次いでいるが、
 訴訟に発展するケースは異例。

 グルーポン側は「リスクの説明も行ったうで
 (販売するかどうかは)
 すべて店側に決めてもらっている」と反論している。

 美容室側の訴えによると、
 カットやカラー(髪染め)など
 1万
3200円分のサービスを2900円にするクーポン。
 美容室の取り分は、ここからさらに
 グルーポンへの報酬を差し引いた金額だった。

 大阪市内で新店舗を開業するのに合わせ、
 昨年
11月から約1500枚を販売。
 対応能力を超えてクポーン客が殺到したため、
 美容室などの増員を余儀なくされたほか、
 採算度外視の料金設定だったため、
 数百万円の赤字が出たとしている。

 美容室側はグルーポン担当者の勧誘をめぐり、
 「事前にリスク情報を提供しなかった」と
 説明義務違反を主張。
 また「『購入客の2割は期限内に来店しないので、
 そのまま店側の利益になる』と、
 事実と異なる不当な勧誘を受けた」とも訴えている。

 一方、グルーポンは取材に対し、
 勧誘をめぐる美容室側の主張について
 「事実ではない」と回答。
 クーポン価格や販売枚数については
 「スタッフの人数やキャパシティを分析し、
 対応可能と判断して提案した」としながら、
 最終的な決定権はすべて店側にある、
 と責任を否定している。

 グルーポンをめぐっては、大量のクーポンを販売した
 東京のたい焼き店が「経営が成り立たない」と
 クーポン使用を停止するトラブルが今年2月に発覚。
 また、グルーポンで購入したお節料理が「見本と違う」と
 苦情が相次いだ横浜市の販売業者に同月、
 消費者庁が再発防止を求める措置命令を出す騒動もあった。

 (転載引用ここまで)

 グルーポンという会社やクーポンの仕組み
 に対する批判が目的ではありません。

 批判もしなければ応援や擁護もしませんが、
 外野席からえらそうに言うなら、少なくとも
 美容室側のコメントはおかしい、と言いたいのです。


 読み間違い?
 最初はそう思いました。

 1万
3200円分のサービスを
 
2900円にするクーポン?

 なんで

 いくらなんでも、
2900円はおかしい。

 1万
3200円分のサービスを提供するには、
 お客一人に応対するスタッフの人数も、
 時間も、座席も、それなりに必要とするはず。

 
2900円じゃ、お客の人数が増えたところで
 
損益分岐点を超えるといったことは起きない。

 むしろ、お客が押し寄せることで
 小さなトラブルが発生し、不満が苦情に、
 苦情がクレームに発展することは十分予想できる。

 そりゃそうだ

 採算度外視の料金設定をするほうが悪い。

 「購入客の2割は来店しない」という説明を
 一度は信じたことも、僕としてはおもしろくない。

 つまり、クーポンを売ったことにより、
 技術を提供するのではなく、なにもせず
 利益を得ようとしたことになるからです。

 そういう仕組みなんだから、おかしくない。
 納得してクーポンを発行したのだから、やむを得ない。
 求めるお客が存在する以上、持ちつ持たれつ。

 こんな反論があるかもしれません。
 見方、考え方はさまざまです。


 まあ、美容室としては、
2900円のクーポンを
 購入して来店するお客を求めたわけです。

 そのクーポン客が殺到したわけですから、
 目的は達成できたと言って間違いありません。

 仮に、店は目的を達成できたとしても
 僕には疑問というか不審な思いが残ります。

 そんな店で、お客は喜ぶのだろうか。
 そんな価格で、お客は満足するのだろうか。


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好きなものは強い

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
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   早朝の勉強会は、
参加するものでした。
   6時から、6時半から、7時からの勉強会が
   各地で開かれています。
   その場に集まる方は、とびきり勉強熱心。

   しかし立場が変わると気持ちも変わります。
   今年、倫理法人会によるモーニングセミナーで
   話す時間をいただき、新たに認識しました。
   朝6時に集まる方々は意識も意欲も図抜けています。

   こんどは8月
20日の岡山、朝6時。
   田口まさひこさん主催の六時クラブモーニングセミナー。
   本気でなければ参加できません。早朝スペシャルセミナー。
   これまで以上に気合いを入れて伝えます。
   
http://ameblo.jp/am6club/entry-10975001365.html

  
 今日の内容
  *好きなものは強い(おたより本文)
  *ウィンウィンの法則営業マン(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  好きなものは強い

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 福岡で不思議な体験をしました。
 「不覚」という言葉がぴったり。

 不覚にも、人前で泣いてしまったのです。
 まったく想定していませんでした。

 いきさつを話します。

 セミナーにご参加いただいた方のひとりが、
 オルゴール工房の方でした。久島さんという方です。

 (オルゴール工房? 市場が小さそうだなぁ


 口には出しませんでしたが、
 いただいた名刺を拝見し、そう感じました。

 「あなただけのオルゴールを作ります!」

 一つひとつ、手づくりしているのでしょう。
 オルゴール工房など、大手は参入しません。

 よほど好きな人でなければできない仕事。
 そう考えると興味がわきます。

 (オルゴールかぁ。しばらく耳にしていないなぁ)
 そんな思いが僕の顔に表れたに違いない。

 「どうぞ聴きにいらっしゃってください」

 だれが見ても、僕はオルゴールを聴いたり
 注文したりする人には見えません。

 気をつかってくださったのでしょう。
 久島さんは誘いの言葉をかけてくれました。

 ありがたくおじゃましたのは、きれいな事務所。
 4人がけのテーブルの上に、
 きれいなオルゴールを出してくれました。

 オルゴールを聴きながら、
 久島さんから話をうかがいました。


 松山千春ファンの久島さんは、
 北海道へ旅行に行き、不思議に思ったそうです。

 北海道は松山千春の出身地なのに、
 千春の曲が流れるオルゴールがない


 小樽にある、オルゴール堂の店内をさがしても
 見当たりません。
 店員に尋ねると、商品化されていないとのこと。

 ないのであれば、つくるしかない。

 そう思っていたとき、久島さんには
 不思議な出会いがあり、
 長野県にあるオルゴール工房を知ったのです。

 縁というより、思いの強さが出会いを
 導いてくれたのでしょう。

 そのオルゴール工房で松山千春の曲を編曲した
 オルゴールをつくり、繰り返し聴いたそうです。

 「一人じゃない」という表現を聞きますが、
 世の中、決してだれもが一人じゃないんですね。

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在庫豊富な受注型製造業

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。
     
   
   「今年は家庭菜園をやっていないのですか?」
   という質問を、数人からいただいています。
   相変わらず、畑仕事もやっています。

   ズッキーニは食べあきました。ぜいたくなことです。
   肉やチーズ、ほかの野菜と炒める、焼く。絶品です。
   キュウリは5、6本収穫。かじって食べてます。
   8月にはいり、トマトが赤くなりはじめました。

   野菜を育てる楽しみは「むずかしさ」にあります。
   がっかりすることもあれば、予想以上の出来に
   大喜びさせてくれる意外性も楽しさのひとつ。
   安定した生育を楽しみたいのは、経営と同じですね。


  
 今日の内容
  *在庫豊富な受注型製造業(おたより本文)
  *順位がつく新入社員研修(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  在庫豊富な受注型製造業

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 在庫を削減しよう。
 在庫ゼロの経営をめざそう。

 
15年前、20年前には「在庫=コスト」という
 考え方が一般的でした。

 僕が雑誌の編集をやっていた時代も、
 「無在庫経営こそよい経営」
 という趣旨の記事を掲載していました。

 何人ものコンサルタントに話を聞きましたが、
 みなさん「在庫は悪!」と言います。

 「サプライチェーンマネジメント」が大流行、
 在庫削減に取り組む企業を多数、取材しました。

 在庫を限りなくゼロに近づけることで
 増益が約束されると信じていたわけです。

 「在庫」という単語の前には「無」
 「在庫」という単語の後には「削減」

 このどちらかが活字化されていました。

 ところが、たったひとり、
 「在庫をしっかり持ち、商品を切らさないように」
 という趣旨の指導をしていた先生がいました。

 ランチェスター経営株式会社の代表、
 竹田陽一氏です。

 取材すると、「無在庫なんてとんでもない」
 「在庫はたっぷり持ちましょう」と言います。

 考えを知り、理解できました。
 お客第一、お客起点の経営であればこその主張です。

 商品を買うかどうかを決めるのはお客。
 サービスを利用するかどうかを決めるのはお客。

 よし買おう、さて利用しようと思ったときに
 欠品していたのでは、お客はがっかり。

 ほかの店や会社で買うことになります。
 その際、店や会社の対応に不満を感じなければ
 その後も利用し続けることになります。

 お客は商品と引き換えにお金をくださる。
 お客が欲しいときに提供できることが第一。

 (そんなの当然でしょ!)

 そう思う経営者がほとんどです。

 しかし現実には品切れ、在庫切れによる
 顧客不満足がいたるところで発生しています。

 お客をがっかりさせたり、困らせたりしないよう
 在庫を豊富に持つ必要がある。

 竹田先生の話は、もっともだと思いました。


 あらゆる業種に通用する話ではありません。
 生鮮品を大量に余らせては困ります。

 過剰在庫、不良在庫を勧めているわけでもない。
 品切れを起こさない意味での適正在庫が理想。

 ただし、コスト最優先の在庫管理や
 無在庫こそ理想の経営という論調は間違っている。
 そう思い直したものでした。

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