お客のお客の声

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 127
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・21

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  ※本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   ショックでした。
   「ハガレン最終回」とネットニュースで目にして
   なんのことだかさっぱりわからなかったのです。

   『月間少年ガンガン』も『鋼の錬金術師』も知らず、
   2001年から連載されていたことも、
   コミックスが4200万部売れたことも知らなかった…。

   ここ10年のあいだにマンガ小冊子を企画、編集したり
   参考にするためにけっこう読んだり買ったりしました。
   なのに、“ハガレン”を知らず。世界が狭い村上です。
    
  

 今日の内容
  *お客のお客の声(おたより本文)
  *地下足袋とわらじはすぐれもの(村上 透ものがたり)


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  お客のお客の声
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 世の中にないものをつくりたい。

 その思いから、三十数年勤めた会社を辞め、
 ジャパンパック株式会社を設立した長田宏泰社長。

 しかし、どれだけ思いが強く、志が高くても
 最初からうまくいくとはかぎりません。

 しばらくは奥さんとふたりで梱包資材を売っていました。
 包装に使うテープやバンド、袋や緩衝材などを仕入れ、
 地元、富山のメーカーに販売していたのです。

 世の中に存在しない製品どころか、
 どこにでもある商品を売り歩く毎日。

 でも、その日々は決して無駄ではありませんでした。
 富山県内の企業を訪ね歩きながら、
 発送に関して困っていることを聞き続けたからです。


 ある日、接着剤メーカーから、こんな話を聞きます。
 「販売先から、カラになった缶が送り返されてくる」
 という悩みです。

 いきさつをざっと申し上げます。

 接着剤は一斗缶(いっとかん=18リットルの缶)
 に入れて出荷するのが常識です。
 富山の接着剤メーカーも缶に入れて全国へ発送していました。

 購入した工場や現場では、接着剤を使い終わったあと、
 缶をつぶそうとします。
 中身はカラであり、積んでおいてもかさばるだけ。

 ところが、プレス機でつぶす際、
 缶の内側に残った接着剤がはみ出してしまいます。
 プレス機は接着剤まみれ。そのあたりに飛び散ります。

 缶の内部を洗浄するという方法もありますが、
 接着剤を洗い流した廃液が問題となります。

 処理がめんどう。だからメーカーに送り返す。
 販売元のメーカーは送り返されても拒むことができません。


 この話を聞いて、長田社長はピンときたと言います。

 金属缶だと、たしかに処理に困る…。
 だったら、段ボールでつくればいいのでは?

 だれも発想しなかったことです。
 接着剤は金属缶にいれるもの。
 段ボールが検討されることすらありませんでした。

 そこから生まれたのが、液体輸送容器『Nパック』です。
 段ボール箱の内側に袋を貼り、
 折りたたみ自由、内袋の取り外しが自由な容器。
 いまではほとんどの接着剤メーカーに採用されています。


 箱の底に水を入れ、切り花を立てたまま輸送できる
 『Nフラワー』は倒れてもこぼれない段ボール箱です。

 富山県はチューリップをはじめ、
 切り花の生産農家が多い土地。

 切り花は通常、横に寝かせて出荷しますが、
 東京など都市の市場に着いたときは傷んでいます。

 「水につけた状態で出荷してくれれば、ありがたい」
 そんな声が競り(せり)の現場から寄せられていました。

 その声をもとに開発した画期的な容器です。


 発泡スチロールに代わる保冷容器『Nクール』も
 エンドユーザーの声がもとになって生まれた製品です。

 富山の名産品のひとつ、かまぼこは
 発泡スチロールに入れて全国へ出荷されます。

 東京の百貨店では、かまぼこを取り出したあとの
 発泡スチロールに困っていました。

 とりあえずバックヤードに積み上げ、
 量がまとまったら処理業者にひきとってもらうのです。

 「カラの発泡スチロールがかさばって…」という声が
 かまぼこ会社に届いていたのです。

 それを知った長田社長は、折りたたみが可能で
 再利用できるNクールを開発したというわけです。


 経営の世界では、「お客の声を聞け」と言われます。
 長田社長も、お客の声に耳をかたむけました。

 しかし正確に言うと、「お客のお客」が困っていることを
 聞き出しているのです。

 似ているけど、ちょっと違う。
 ここに、ひとつのヒントがあるように思います。

 製品開発のヒントであり、顧客時支持を高めるヒントが。


 「困っていることはありませんか?」と
 お客に直接聞くのではなく、
 「(あなたの)お客さんは、何て言ってます?」
 と聞く。そんな感じです。

 人は、「あなたが困っていることを教えてください」と
 言われて、「はい、わたしの困っていることは…」と
 即答しにくいのではないでしょうか。

 でも、“人から聞いた話”なら話しやすい。
 そう思うのです。

 あなたはどう思いますか。



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  村上 透ものがたり 046  
   
  地下足袋とわらじはすぐれもの
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 高校の山岳部にはいって、最初の山行(さんこう)は
 沢登りでした。

 地下足袋をはき、わらじを結んで水のなかを歩きます。
 雪解け水は冷たいけど、気持ちのいいものと知りました。

 地下足袋って、よくできた履物です。
 わらじも、なるほどこれは滑りにくい。

 山そのものはもちろん、道具にも興味がわきました。

 どんな部活も同じと思いますが、
 山岳部もまた道具をそろえるのにお金がかかりました。

 靴、着るもの、ザック、食器、寝袋…。
 一度にそろえることはできません。

 ちょこちょこっとアルバイトをしてはお金をため、
 少しずつ買いそろえていきました。

 さて、5月にはいると先輩に言われました。
 「高体連の予選対策をやるぞ」(高体連=全国高校体育連盟)

 予選対策とは、まずはペーパー試験対策だと言うのです。


    ★


 あなたのお客さまが、もっともっと増えますように。
 あなたのお客さまのお客さまが、一人でも多く増えますように。
 好きな人、愛する人がたくさん増えますように。

 気持ちをこめて、祈っています。心より。

           お客が増える★プロダクション
                     村上 透



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 あなたの会社の営業地域は手順通りに決められていますか?

 「営業エリアを9分の1に狭めても
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 7月2日 大阪リバーサイドホテル
 村上も参加します。大阪で会いましょう。

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 近畿圏のあなた、5日がいいか6日がいいか。
 京都が近いか、明石が便利か。
 どちらかにどうぞお越しください。
 村上単独の事例セミナーです。

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 僕のセミナーは過激さゼロ、おとなしい内容です。
 じっくりと、かみしめるように伝えました。

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「私は、こうやってお客さまの数を増やしました!」という
 実例、事例を研究できたらいいですよね。
 しかも、何千人もいる大企業の記事ではなく、
 本当の中小企業のやり方を知りたいと思いませんか。

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 ような気がします」
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 発行者:お客が増える★プロダクション 村上 透

 電話 :050−1109−9193(取材でときどき不在ですが)
 FAX  :050-3488-4966(24Hいつでもどうぞ)

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