7月を迎える前に

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に お客が増える!】 129
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・29

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   月末はこの一ヵ月を振り返って、あなたにおたより。

   6月は8通のメールレターを差し上げました。
   今日で9通目。お読みいただきありがとうございます。
   今月もまた、たくさんの返信をいただきました。
   そして、紹介したセミナーや書籍に、これまた多くの
   お申し込みをいただきました。
   本当に、本当に心から感謝しております。
   ありがとうございます。
    
  

 今日の内容
  *7月を迎える前に(おたより本文)
  *山岳部の大会審査基準(村上 透ものがたり)


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  7月を迎える前に
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◎『たった一言で』に大反響

 6月3日と7日に、『たった一言で』という本を
 紹介しました。

 (まだ読んでいない方は、どうぞこちらから)
http://www.okyakugafueru.com/mailletter/files/a3026a0ca5ec387f4ae5e3a2520e2b84-121.html


 ありがとうございます。
 もう、本当に心から、心から感謝いたします。

 発行元の「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」事務局に
 何十人もの方から購入申し込み、メルマガ申し込みが
 寄せられたと、報告を受けております。

 メールレターを送信した当日、
 まだ4時間くらいしか経っていないのに、
 「配信されてから、
  続々と注文メールが届いております!」
 と事務局の小島さんからメールが届いたほど。

 「複数冊のご注文者もおり、
  多い人は10冊買っていただきました! 」とも。

 この本は、「メールレターで紹介してほしい」と
 頼まれたわけではありません。
 僕が、いい本だと思ったから案内したまで。

 報いを求めない気持ちで書いたものは
 素直に受け取ってもらえるんですね。


 でも正直に申し上げると、

 (僕が提供している「お客が増える!」という商品も
  こんなふうに、飛ぶように売れたらいいのになあ…)

 と思ったことも事実です(笑)


 この本のいいところは、
 “作文のうまさを競った本ではない”ということでしょうか。

 「あなたが心に響いた、たった一言を教えてください」
 という呼びかけが、投稿のハードルを下げています。

 じょうずに書かなくていいんですよね。
 思った通りに書く。しゃべるように書く。
 みんな素人。
 だから伝わるんだと思います。


 そう、うまく書こうと考える必要はありません。
 短い文章でよさそうです。
 あなたも書いて、応募してみませんか。

  ★☆第二回「たった一言で」コンテスト☆★
  
http://hitokotode.com/


 僕にも、あります。
 (この言葉で救われた…)という、たった一言が。
 ある女性からもらった言葉です。

 それを投稿するかどうか、悩んでいます(笑)
 仮に、本になったときはペンネームだからかまわないのですが、
 応募の時点で、村上であることがわかります。
 それがちょいとはずかしいのです。
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大激戦区での逆転劇

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 【今日も元気に お客が増える!】 128
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・24

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   昨日(23日)の朝、北海道の千歳を出るときは雨。
   上空ではかなり揺れて、中部セントレア空港に着いても雨。
   でも、駅前のセミナー会場に着いたとき、
   雨が上がりました。思ったほど暑くもなく、ほっ。

   ランチェスター経営名古屋が主催した
   『戦略社長の体験発表会』に参加しました。
   3人がけの席が前から後ろまでびっしり。

   なにより、代表の川端康浩さんは年間6000時間は仕事をする
   ランチェスター講師のなかでもっとも熱い男(村上認定)。
   やはり名古屋は熱いところです。
    
  

 今日の内容
  *大激戦区での逆転劇(おたより本文)
  *インターハイの筆記試験(村上 透ものがたり)


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  大激戦区での逆転劇
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 各地で開かれる体験発表会は、僕にとって宝の山です。

 (今回はどんな社長に会えるかな)

 軒並み業績を悪化させる会社が多いなか、あきらめず、
 熱意、願望、向上心が強く、高く、それゆえ勉強熱心。
 勉強したことを素直に実行するから、業績は絶好調。

 体験発表会は、そんな社長に出会える可能性が高いのです。

 昨日の名古屋でも、期待通り出会うことができました。
 しかも、発表した3人が3人とも若き戦略社長でした。

 一夜明けた今朝も、少々興奮しているので(笑)
 今回は、そのなかのひとりを紹介します。


 K社長はパナソニック系列の小さな電器屋を営んでいます。
 人口6万4000人の名古屋市熱田区には、
 同業の地域電器店がほかに4店。これだけでも激戦区。

 しかし、K社長がおかれた状況はもっと過酷。
 至近距離にジャスコ、コジマデンキ、エイデン、
 ちょっと離れてヤマダ電機。

 ごくふつうに見れば、絶望的です。
 競争相手が多すぎます。資本力がある大手も多すぎ。

 K社長が継いだときも、危機的状況でした。

 でも、若いということは強い。
 積極的に挽回策を打ち続けます。

 品揃えが少ないから売れないと考え、品揃えを増やします。
 パナソニック系列店にもかかわらず、
 いろんなメーカーの商品を扱いはじめました。

 やみくもに新聞折込チラシを投入し、
 量販店と同じく「目玉品」をアピール。

 価格でも負けるわけにはいきません。
 「量販店と同じ価格にしますよ!」と宣言。

 本来は個人消費者向けの店ですが、
 法人にも営業をかける猛烈パワーぶり。

 売上を上げようと、必死に努力したわけです。

 ところが……K社長いわく……、

 「売上を上げようとすればするほど、下がっていきました」


 そうです。売上が下がるのもやむを得ません。
 これでは、大手と互角に戦おうとしているだけ。
 大手のまねをしているだけだったのです。


 このときの、努力の方向性は間違っていましたが、
 努力したことは間違っていませんでした。

 やってはいけないことがわかったからです。

 非科学的なことを申し上げますが、
 努力する人を天は見捨てません。

 K社長は「ランチェスター弱者の戦略」と出会います。
 そこから、大逆転がはじまりました。

 商品を絞り、
 地域を半径1キロに絞り、
 客層を絞って設定し、
 圧倒的な量の感謝を繰り返します。

 (肝心なところを割愛して、ごめんなさい/村上)

 経営のどこをとっても、
 コジマデンキやヤマダ電機がやらないこと、
 できないことをK社長はおこなったわけです。

 だから一昨年も昨年もお客が増え、
 お客が増えるから売上も利益も増えています。
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お客のお客の声

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 【今日も元気に お客が増える!】 127
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・21

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   ショックでした。
   「ハガレン最終回」とネットニュースで目にして
   なんのことだかさっぱりわからなかったのです。

   『月間少年ガンガン』も『鋼の錬金術師』も知らず、
   2001年から連載されていたことも、
   コミックスが4200万部売れたことも知らなかった…。

   ここ10年のあいだにマンガ小冊子を企画、編集したり
   参考にするためにけっこう読んだり買ったりしました。
   なのに、“ハガレン”を知らず。世界が狭い村上です。
    
  

 今日の内容
  *お客のお客の声(おたより本文)
  *地下足袋とわらじはすぐれもの(村上 透ものがたり)


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  お客のお客の声
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 世の中にないものをつくりたい。

 その思いから、三十数年勤めた会社を辞め、
 ジャパンパック株式会社を設立した長田宏泰社長。

 しかし、どれだけ思いが強く、志が高くても
 最初からうまくいくとはかぎりません。

 しばらくは奥さんとふたりで梱包資材を売っていました。
 包装に使うテープやバンド、袋や緩衝材などを仕入れ、
 地元、富山のメーカーに販売していたのです。

 世の中に存在しない製品どころか、
 どこにでもある商品を売り歩く毎日。

 でも、その日々は決して無駄ではありませんでした。
 富山県内の企業を訪ね歩きながら、
 発送に関して困っていることを聞き続けたからです。


 ある日、接着剤メーカーから、こんな話を聞きます。
 「販売先から、カラになった缶が送り返されてくる」
 という悩みです。

 いきさつをざっと申し上げます。

 接着剤は一斗缶(いっとかん=18リットルの缶)
 に入れて出荷するのが常識です。
 富山の接着剤メーカーも缶に入れて全国へ発送していました。

 購入した工場や現場では、接着剤を使い終わったあと、
 缶をつぶそうとします。
 中身はカラであり、積んでおいてもかさばるだけ。

 ところが、プレス機でつぶす際、
 缶の内側に残った接着剤がはみ出してしまいます。
 プレス機は接着剤まみれ。そのあたりに飛び散ります。

 缶の内部を洗浄するという方法もありますが、
 接着剤を洗い流した廃液が問題となります。

 処理がめんどう。だからメーカーに送り返す。
 販売元のメーカーは送り返されても拒むことができません。


 この話を聞いて、長田社長はピンときたと言います。

 金属缶だと、たしかに処理に困る…。
 だったら、段ボールでつくればいいのでは?

 だれも発想しなかったことです。
 接着剤は金属缶にいれるもの。
 段ボールが検討されることすらありませんでした。

 そこから生まれたのが、液体輸送容器『Nパック』です。
 段ボール箱の内側に袋を貼り、
 折りたたみ自由、内袋の取り外しが自由な容器。
 いまではほとんどの接着剤メーカーに採用されています。


 箱の底に水を入れ、切り花を立てたまま輸送できる
 『Nフラワー』は倒れてもこぼれない段ボール箱です。

 富山県はチューリップをはじめ、
 切り花の生産農家が多い土地。

 切り花は通常、横に寝かせて出荷しますが、
 東京など都市の市場に着いたときは傷んでいます。

 「水につけた状態で出荷してくれれば、ありがたい」
 そんな声が競り(せり)の現場から寄せられていました。

 その声をもとに開発した画期的な容器です。


 発泡スチロールに代わる保冷容器『Nクール』も
 エンドユーザーの声がもとになって生まれた製品です。

 富山の名産品のひとつ、かまぼこは
 発泡スチロールに入れて全国へ出荷されます。

 東京の百貨店では、かまぼこを取り出したあとの
 発泡スチロールに困っていました。

 とりあえずバックヤードに積み上げ、
 量がまとまったら処理業者にひきとってもらうのです。

 「カラの発泡スチロールがかさばって…」という声が
 かまぼこ会社に届いていたのです。

 それを知った長田社長は、折りたたみが可能で
 再利用できるNクールを開発したというわけです。
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辞める理由

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 【今日も元気に お客が増える!】 126
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・17

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   すみません。ごめんなさい。
   6月14日に送ったメールレターで『来来亭』の字を
   間違って『未来亭』と書いてしまいました。
   正しくは、来来亭です。らいらいてい。

   固有名詞の校正ミスは恥ずかしいこと。
   申し訳ありません。

   「来来亭のことじゃありませんか? 未来亭は知りませんが
    来来亭なら知っています。来来亭の社長の話が
    聞けるのであれば、参加したいと思います」
   というメールをいただきました。そうです。来来亭です。
   ですから、どうぞご参加ください。
    
http://keigaku.com/seminar/rairaitei.html
    
  

 今日の内容
  *辞める理由(おたより本文)
  *部室は理科の実験室(村上 透ものがたり)


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  辞める理由
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 長年つかえてきた社長が亡くなってしまうと、
 きっと親を失ったような気持ちになるのでしょう。

 僕にはそういう体験がありません。
 でも、ジャパンパック株式会社の社長、
 長田宏泰さんの話を聞き、
 そういうものかもしれないなと思いました。

 富山県滑川市(なめりかわし)にあるジャパンパックは
 少し変わった段ボール製品をつくっています。

 液体を入れる段ボール箱。
 冷凍・冷蔵品を運ぶ段ボール箱。
 ものを取り出したらたたみ、
 何度でも使える段ボール箱。

 特許を持つ“機能性段ボール製品”をつくる会社です。

 設立後、今年で12年目になる同社の長田さんは、独立前、
 三十数年にわたりひとりの社長につかえてきました。

 その社長は大きな心、広い心を持った人でした。

 長田さんに梱包材や包装材部門をまかせ、
 君がいいと思うように思い切ってやりなさいと
 見守ってくれたそうです。


 「金は出すが、口は出さないという人でした。一年に一度、
  『よう儲けてくれたな。たいへんだったな』としか言わず、
  いつもわたしを信頼してくれました。
  その信頼に応えようと、わたしも必死に仕事をしました。
  地元大手企業と取引できるようになり、仕事のおもしろさを
  味わわせてくれました。わたしにとって名経営者です」


 長田さんは社長の期待に応え、
 まかされたパッケージ部門を
 会社の大きな柱として成長させてきました。

 地元大手企業とはYKK APです。
 売上高3000億円ものYKK APは、
 巨大な製造拠点を全国に5ヵ所もっていますが、
 そのうち2ヵ所が富山県、ひとつは滑川市にあるのです。

 長田さんの作る段ボール製品がYKK APで使われました。
 大口取引先どころではありません。超大口。


 長田さんはナンバー2、専務取締役になりました。
 会社は絶好調。

 しかし、社長はいつも長田さんに言っていたそうです。

 「時代を意識するように。調子がいいときに
  次のことを考えなければいけないよ。
  いつまでも同じことをしていてはだめだよ。
  人と同じことをしていてはだめだよ」


 長田さんは社長の言葉を信じ、次のように考えました。


 人と違うことをしよう。
 他社と違うものを考え、つくっていこう。


 長田さんの目には、明るい未来が見えていました。


 ところが、いいことは永遠に続きません。
 YKK APとの取引がなくなってしまったのです。
 「今後は自社でつくる」
 そう言われてしまってはあきらめるしかありません。

 社長の言っていたとおりです。

 世の中はどうなるかわからない。
 いつまでも同じことをしていては行き詰まる…。

 大口の得意先を失っても動じない会社にするには
 オリジナル製品を開発し、差別化をはかるしかない。

 長田さんは独自製品を考えだします。


 しかし、不幸な出来事はひとつではありませんでした。
 社長が亡くなってしまったのです。
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モチベーションが上がるラーメン屋

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 【今日も元気に お客が増える!】 125
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・14

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   6月10日に京都で3人の社長による実践報告セミナーが
   開かれました。
   京都府南部で賃貸マンション建設1位の会社、
   京都市で健康靴1位の会社、
   京都市でプリザーブドフラワー(枯れない花)1位の会社。
   この3社の社長による「顧客支持を高め、1位になった理由」です。

   僕は昨年、この3社を取材し、それぞれ事例レポートとして
   まとめましたが、今回のセミナーにちなんで
   「3社特別版」の事例レポートPDFファイルCDを作成。販売しました。

   あと4枚、手元に在庫があります。
   3社の事例がおさめられて価格は5000円、かなりお得です。
   ご希望の方に販売いたします。村上までメールをどうぞ。
    
  

 今日の内容
  *モチベーションが上がるラーメン屋(おたより本文)
  *山岳部の実態(村上 透ものがたり)


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  モチベーションが上がるラーメン屋
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 僕はラーメンが好きでして、札幌はもちろん
 各地でご当地のラーメンを食べることがよくあります。

 好き、というだけで決して味にうるさいわけではありません。
 けっこう、どこで食べても、まあまあうまいと感じます。

 ブランド化されたラーメンでなくても
 好きな味は好き、うまいものはうまい。

 要はどの土地で食べても、「お、ここのラーメンはうまい」
 と思ってしまいます(笑) 僕の場合。

 だから、滋賀県野洲市でもラーメンにチャレンジしました。


 野洲市(やすし)って、ご存じですか。
 琵琶湖の南岸、人口5万人くらいの街です。
 野洲高校のサッカーが有名ですよね。

 でも、野洲ラーメンなんて聞いたことありません。

 だからはじめて野洲駅に降りたとき、
 友人の糀谷博和さんにお願いしたものです。

 「糀谷さんさあ、野洲でうまいラーメン屋って、どこ?」
 「ラーメン? 村上さん、未来亭を知らないの?」

 というわけで、だいぶ前に連れてってもらったのが
 『未来亭』というラーメン屋。

 うまかった。文句なくうまかった。
 まあ、好きな味でした。

 味はいいけど、味より気になったのが
 店員のあいさつなど対応や動き、
 あるいはアンケート用紙などの戦術面。

 (これはきっと、戦略あっての戦術だな…)
 (従業員教育を相当やっているな…)

 と、食べながら気になることばかりの店でした。

 そのときは、それで終わりました。
 その後、滋賀県や愛知県などで未来亭を
 見かけたりしたとき、(ここにもあるのか)
 などと思い出したりしていました。


 ところが先日、(お! あの未来亭だ)と
 思うことがあったのです。

 (ここでようやく、前号のメールレターからの
  続きがスタートします。前置きが長くて恐縮)



 糀谷さんから届いた『経営者の学校』案内に
 「未来亭の社長が真実を語る」と載っているのです。


 ・創業10年で年商100億円を達成したのはなぜか。
 ・100点の味より90点を目指す「90点の経営術」。
 ・努力すれば社長になれるという「暖簾分け制度」。


 なになに、10年で100億?
 驚いてホームページをみました。

 店舗案内のページをひらき、1、2、3…と数えたら
 160店以上も展開しています。

 これは完全に強者でしょう。
 でも、最初から強者じゃないはず。当たり前ですね。

 ふつうなら、拡大し、調子に乗って、やがて失敗…。
 ではなぜ、未来亭はそんなにうまく成長しているのか。

 豆田敏典(まめたとしのり)社長に会ったことはなく、
 未来亭成長の秘密など、まったく知らない僕です。


 すぐ糀谷さんに電話しました。
 「この未来亭って、糀谷さんとラーメン食べた、あの未来亭?」

 「そうそう! あの未来亭。村上さんと行ったのは本店だよ」

 聞けば、おもしろいことをいくつか教えてくれました。


 ・滋賀県が本社。こっちの人は誰もが黄色の看板を知っている。
 ・法人一期目で1億900万円の売上。
 ・法人化8期目で100億円を突破。現在120億円。
 ・従業員は300人を超えているが「三大原則」が徹底されている。
 ・160店舗もあるから、社長の目が届かないはずだが、
  なぜ従業員が育つのか、そこには秘訣がある。
 ・セミナー当日は“独演会”にならないように、豆田社長に質問し、
  切り込むことで話を掘り下げていく。
 ・社長のやっていること、言っていることが本当かどうかを検証
  するためにマネジャーや家族からも裏づけをとっている。
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経営者が行くべきところ

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・11

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   昨日、京都で開かれたセミナーですが
   70名の方に来ていただくことができました。
   ありがとうございます。

   僕は第1部に登壇、第2部は竹田陽一先生。
   竹田先生は3時間近く、ノンストップ。
   何度聞いても、これがおもしろい。
   そんなセミナーをしてみたいものです。
   そのためには、あと4400回以上はやらないと…。
    
  

 今日の内容
  *経営者が行くべきところ(おたより本文)
  *山岳部へ入部したが…(村上 透ものがたり)


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  経営者が行くべきところ
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 文部科学省が発表した2010年版「全国学校データ」によると
 全国の学校の数は約5万4000校だそうです。

 ここには、専修学校や各種学校と呼ばれるところは
 含まれません。予備校も学習塾も含まれない。
 小中高や大学だけで5万校以上もあるんですね。

 「専門学校の数」という調べ方をすると、およそ3000。
 なんだかんだ“学校”というところを合わせると、
 約6万の学ぶ場が日本にはあるようです。

 ところが、ですよ、約6万校もありながら
 「社長のための学校」って皆無に近いのです。

 あなたは聞いたことがありますか。
 経営者の学校とか、社長のための大学というところを。

 あるいは「経営者のための大学に今春、入学しました」とか、
 「私、いま、社長が学ぶ学校に通っているんです」という
 人が身近にいらっしゃいますか。


 『松下幸之助商学院』は経営者のための学校ですね。
 でも、パナソニックショップの後継者育成が目的ですから、
 だれでも入学できるわけではありません。

 僕が知っているのは、沖縄にある『経営を学ぶ学校』。
 今年の1月19日、メールレターで紹介しました。

 紹介するということは、それだけ社長のための学校が
 世の中に存在しないということの証です。


 あなたもきっとご存じの、ランチェスター経営
 竹田陽一先生から何度も聞いたことがあります。

 「世の中にこれだけ学校があるのに、
  どうやったらお客が増えるかを教えてくれる学校がない。
  どうすれば倒産しないかを教えてくれる学校がない」

 ほんとそうですよね。

 大学には経済学部や経営学科があります。
 用語の意味や経済の仕組みは解説してもらえますが、
 どうすればお客が増えるかは教えてもらえません。

 学生たちで製品をつくったり販売する実習はありますが、
 あなたが直面している現実の経営とはちょっと異なります。

 だから「独立起業塾」「社長塾」など、
 民間の塾形式の場で学んでいくしかないのですね。


 と、日頃思っていたのですが、朗報です。
 経営者の学校ができました。

 その名も……ズバリ、『株式会社経営者の学校』。
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弁当屋さんの実践報告

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・09

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   一昨日、6月7日に贈ったメールレターで
   『たった一言で』を紹介しました。

   ありがとうございます。
   20名近くの方からご注文があったそうです。
   おひとりで10冊購入した方も。

   もしかすると、あなたですか。心からお礼と感謝を申し上げます。
   ありがとうございます。
    
  

 今日の内容
  *弁当屋さんの実践報告(おたより本文)
  *下位で合格(村上 透ものがたり)


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  弁当屋さんの実践報告
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 「人がやらないこと」というメールレターを
 おぼえている方はいらっしゃいますか。

  「なぜ、お客さんが多いのですか」
  「なぜやろ、営業してはるからかな」
  「営業? チラシの折り込みではなくて?」
  「ええ、一軒一軒訪問して営業したからとちゃいますか」

 という話です。昨年5月のメールレターです。


 「営業しない会社の営業」というタイトルはいかがですか。

  「いつも来てもろうてすみません。
   いつもご利用いただくのに
   お名前も聞いてなくてすみません。
   なんとおっしゃるんですか」

 とお客に名前を尋ねる、ほっかほっか亭の話です。


 「おかんからのファクス」というメールレターもあります。

  「若い子たちが、額に汗して明るく元気に働いている姿に、
   おばちゃんはいつもいつも感心しています」

 そんなおたよりをもらうお店の話。
 昨年の10月、あなたに送ったメールレターです。


 この3つに共通しているのは……、

 そうです。もうおわかりですね。
 大阪の東淀川区にある『ほっかほっか亭』、
 岩田芳弘社長について書いたもの。


 僕は3回も書いているんですね。岩田社長について。
 まあ、なんってったって僕は驚きましたから。

 きっとあなたも知っている、あのほっかほっか亭が
 カウンター越しにお客の名前を聞き、
 顧客名簿をつくり、一軒一軒訪問したというのです。

 「そんなにすごいこと?」と思いましたか?
 はい、これはすごいことです。断言します(笑)


 ほっかほっか亭は、商品で独自化は絶対無理。
 オリジナルのメニューが許されません。
 味も量も変えることができない。

 同じような持ち帰り弁当店はもちろん、
 スーパーの弁当売り場、総菜屋、コンビニと
 360度、競合だらけ。商圏も限られています。

 これって、ほかの業種も同じですよね。
 構図は同じ。状況は同じ。中小企業の縮図です。


 しかし岩田社長は、ほかの社長と違いました。
 なんと、隣の美容室がおこなっている経営に学び、
 勉強し、考え、行動したのです。

 だから3年で売上を6000万円から9000万円に伸ばし、
 大阪で1位のほっかほっか亭になったのです。

 「来店型の商売だからといって、
  待っててもお客さまは増えない。
  営業してお客さまをつくるしかない。
  つくったお客さまに、何度も何度も
  来てもらうしかない」

 そう決心したのが平成18年、2006年です。
 昔の話ではありません。
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「たった一言で」。あなたは?

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 【今日も元気に お客が増える!】 122
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・07

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

  
   
   いま売れている本は案内する必要がないのでは?
   そう思う方がいるかもしれません。
   はい、売れているんなら、あなたに知らせる必要は
   ありません。

   でも、知らせたいんです。僕が勝手に(笑)
   売れている本の多くは、いい本です。
   いい本はやはりあなたに知らせたい。
   今日はそんなメールレターです。
    
  

 今日の内容
  *「たった一言で」。あなたは?(おたより本文)
  *学業転落へのスタート(村上 透ものがたり)


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  「たった一言で」。あなたは?
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 「たった一言で」あなたの心に響いた言葉はなんですか。
 その一言にまつわるエピソードを教えてください。

 昨年そう呼びかけたところ、2191編の応募があった、
 『たった一言でコンテスト』。

 事務局長の小島章裕さんに尋ねました。
 「2000以上の数から、約200を選ぶのですから
  審査はたいへんだったでしょう」

 テストの採点と違い、文章には明確な答えはありません。
 これはマル、これはバツと正否を出せないものです。
 読む数も多いし、入選作品を決めるのは悩んだだろうなあ。
 そう僕は思ったのです。


 小島さんは言いました。

 「泣けて泣けて、編集作業がなかなか進みませんでした。
  それがいちばんたいへんだったかな」と笑っていました。


 ちょうど一年前、昨年の6月に応募を開始しましたが、
 「500通くらい集まったらいいね」と小島さんたちは
 話していたそうです。

 大々的な宣伝ができるわけではなく、「1等100万円!」
 といった多額の賞金をだすわけでもありません。

 広く知られることがなければ、多く集まりません。
 利益目的のコンテストではないから、欲もだしません。

 ところが、募集を開始して1ヵ月後の7月から、毎月
 100通以上が届き、「お、500通以上は確実に集まる」と
 小島さんたちは喜んだそうです。

 そして応募締め切り日が近づいた最後の月は……
 一日20通、30通の「たった一言で」が届くようになり
 500どころか2200通近くも寄せられたというのです。


 それから何人もの審査員によって受賞作品が選ばれました。
 こころぽかぽか賞、ニコニコ賞、ハッピー賞…。

 いろんな世代からいろんな出来事をもとにした話を
 なるべくかたよらないように選びました。

 小島さんも笑い、泣き、感動し、元気になったと言います。
 「たった一言だけど、人の数だけ物語があるんですね」と。


 これら受賞作から50編を選りすぐり本にまとめたのが
 その名もずばり『たった一言で』。

 どこか出版社が出してくれるわけではありません。
 自分たちで2000部を発行しました。今年の3月です。

 156ページ。紙代や印刷代のコストで割ると、
 一冊770円。なんとまあ欲がないこと。

 受賞者221人に一冊ずつ送り、
 「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」のサポーターなど
 応援してくれた人にも無料で送りました。

 2000部発行し、計500部は無料で配ってしまったのです。
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たった一言で

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 【今日も元気に お客が増える!】 121
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2010・06・03

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   というお問合せをいただけるようになりました。
   ありがたいことです。

   随時、お知らせしてまいりますが、いまのところ
   取材したり原稿を書いたりに時間をかけることが多く
   月に何度もセミナーをすることができません。

   セミナーを収録したDVDをつくりましたので、
   ご関心のある方はどうぞご検討ください。
   
http://www.okyakugafueru.com/page6/dvd.html

   僕のセミナーは過激さゼロ、おとなしい内容です。
   じっくりと、かみしめるように伝えました。
    
  

 今日の内容
  *たった一言で(おたより本文)
  *合唱指導者もどき体験(村上 透ものがたり)


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  たった一言で
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 たった一言で気分が悪くなったり、
 たった一言で関係が悪化したりします。

 口頭でも、メールでも。

 不用意な発言をされて落ち込んだこと、
 あなたにありますか。

 こちらがいやな気持ちになるばかりではありません。
 裏を返せば、何気なく言ってしまった言葉が
 ものすごく相手を傷つけることもあります。

 たった一言って、怖いものです。

 でも、たった一言が人に生きる勇気を与えたり、
 たった一言が場の雰囲気をやわらげたりもします。

 あなたにもあるのではないでしょうか。
 たった一言でうれしくなったり、元気になったり、
 プラス思考になったり、悩みから救われたり…。

 小説には人を救う力があります。
 演説にも人に勇気を与える力があります。
 音楽にも人をうれしくさせる力があります。

 でも、日常の会話のなかで語られた、
 なにげないたった一言が意外な力をもっています。

 言葉の重さ、一言のありがたさをあらためて感じました。
 その名もずばり、『たった一言で』という本を
 つい最近、読んだからです。

 50編が載っている、その本のなかから、
 比較的短い一編を紹介します。

 (ここから)

 『笑わないでください!』
       ペンネーム/二〇世紀少年(千葉県長生郡)

  数年前、私は仕事である地方に、数ヵ月滞在していた
 ことがあります。そのときに、何気なく覗いた小学校の
 運動会でのことです。

  その学校で、すごく体格の良い、いわゆる「肥満児」と
 よばれる、一人の少年が私の目に入りました。その少年は
 やはり走るのが苦手らしく、そのユーモラスな動作が、
 人々の声援と笑いを誘っていました。
  障害物徒競争だったと思いますが、跳び箱に苦戦する彼に、
 大きな笑い声がおこりました。

  すると、そのとき、一人の少女が立ち上がり、
 「笑わないでください! ・・君は一生懸命やってるんです!」
  泣きながら叫ぶ少女に、静まり返った人々から、「ゴメンナ
 サイ」の声がかかりました。

  みんな、ばかにして笑ったわけではないと思うのですが、
 無意識のうちに、心の中にある「差別」というものが顔を
 出してしまったんではないでしょうか。
  少女の言葉が、それをみんなに気付かせてくれたのです。
 「笑わないでください」。私の心に、今も残る一言です。

 (ここまで)

 僕がその場にいたら、やはり笑っていただろうと思います。
 僕がその場にいたら、と考えて、恐ろしいことに気づきました。

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