明日は晴れる!

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 302
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・27

このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   沖縄の北谷町美浜にある琉冰で、
   店の前に立ち止まったら呼びかけられました。
   「お客さま、間違っていたらすみません。
    あのぉ、村上先生でしょうか?」
  (え? どうして知ってるの?)と驚きました。
   「……そうですが……あれ? 会ったことありまして?」
   「いいえ、会ったことはありません。でも写真があるんです」
  (えぇ? 写真? どこで? どんな?)
   なぜかドキッとしてしまいました(笑)

   見せてくれた写真は……セミナー登壇中のものでした。
  (ほっ……よかった……って、なにをあせってる…笑)
   琉冰美浜店の店長は以前より、
   僕のセミナーに参加してくれています。
   セミナーで学んだことを忘れないためにと、写真を撮り、
   貼っておいたというのです。その写真を目にしていたので、
  (あ! 写真の人だ!)と思い、声をかけたというわけです。

   観光客はともかく、沖縄の地元客はなるべく名前をおぼえ、
   名前で呼びかけている「かき氷屋 琉冰(りゅうぴん)」。
   そんなことが、また行きたくなる理由のひとつなのです。

   
  今日の内容
  *明日は晴れる!(おたより本文)
  *俺はできる!(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   明日は晴れる!

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 3回連続で予告通り紹介した『ようこそ感動指定席へ!』。
 大きな反響がありました。
 「買います!」「買いました!」「注文しました」
 「読みました!」「私も志賀内さんのファンです」

 いやぁ、メールがくるくる。
 フェイスブックのメッセージやコメントがくるくる。
 会ったら、この本の話がでるでる。

 ふだん、僕のメールレターを読んでくださっても、
 こんなにうれしい反応はありません(笑)

 僕の日ごろの経営事例は、話題になりません(笑)
 いや、笑ってる場合じゃありません。


 ありがとうございます。
 ほんとうにありがとうございます。

 「3話なのに、こんなに喜んでもらえた!」
 という充実感を感じています。

 お礼に、もう一話、書き写します。

 著者である、志賀内さんが書いた「あとがき」です。
 これがまた、いいんです。

 明日は晴れる!
 僕もそう思います。


 (ここから)

 あとがき……100編目の「ほろほろ」話


  いかがでしたでしょうか。
 「ほろほろ」していただけましたか。
  99編の「ちょっといい話」をお届けしました。
 切りの良いところで、もう一つ「ほろほろ」話を
 書かせていただきます。それは筆者・志賀内の
 エピソードです。

  4月。桜が咲く頃になると、心がギュッと
 締め付けられて苦しくなる思い出があります。
 7年前のことです。満開の桜並木の中、
 妻とともに、母を車に乗せてホスピスへ向かいました。

  それより、4カ月ほど前、母は余命4カ月と
 診断されていました。抗がん剤治療を自ら断り、
 最後はホスピスで死にたいというのが母の
 切なる希望でした。

  お世話になった病院の先生からは、何度も
 「抗がん剤治療をしなさい」「あきらめないで」と
 言われていました。そのため、母の気持ちを
 先生方に説明するのが私の役目でした。

  私だって、できることなら、どんな苦しい治療を
 受けても一日でも長く生きていてほしかった。
 でも、母は、親兄弟や友人たちが、
 治療で苦しんでいたのを見ていて、
 「自分の時にはホスピスで緩和ケアをしてもらいながら
  死のう」と随分前から決めていたのでした。
  それは、息子の私にとって、叫びたいほどの
 辛い決断でした。

  そして、思うよりも早く、別れの時はやってきました。
 ホスピスに入って、わずか2週間目のこと。つい、
 この前まで、一人で歩き、一人で食事もできたのに……。
  その日の午後、院長先生に廊下の隅に呼ばれました。
 「もう近いかもしれませんよ」

  覚悟はしていましたが、その気持ちを
 どこへ持って行ってよいかわかりませんでした。
  その時、一人の友人の顔が浮かびました。
 教育コンサルタントで作家の中井俊己さんです。
 ホスピスの中庭に出て、中井さんに携帯電話で
 電話しました。事情を話すと、黙って聞いてくれました。

  母は、言葉に表せないほどの、苦労の連続の人生を
 歩んできました。「さあ、これから、その苦労の分を
 取り戻すんだ」という矢先の病でした。
  長年の父の看病に疲れて、倒れてしまったのでした。
 それに、気が付かなかった私は、辛くて、辛くて……。

  そんな話も、中井さんにしました。涙があふれて、
 言葉にならず、むせび泣きつつ話しました。彼は、
 じっと聞いてくれた後に、こんな話をしてくれました。

 「信じてもらえるかどうかわからないけれど、
  キリスト教では、死んでも魂は生きていて、
  ずっと、あなたのことを見守っていてくれる
  のですよ。お母さんは、いなくなってしまう
  のではないのです」

  敬虔なクリスチャンである彼は、なんとか私を
 元気付けようとし、そんな話をしてくれたのでした。
  その3時間後、母は亡くなりました。中井さんの
 言う通り、母は、いつも、私のそばに居てくれます。
 生前と同じように、何かあるといつも小言を言いながら。


  誰にも悩みがあります。辛いことやトラブルに
 見舞われることも。
  でも、毎日毎日、読者の皆さんからお寄せいただく
 お便りを読んでいると、けっして「一人じゃないんだ」
 ということを確信します。
  明日は晴れる!
  そう信じて生きていきたいものです。

  平成25年4月吉日         
                    志賀内泰弘

 (ここまで)

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子どもに覚えさせたいこと

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【今日も元気に お客が増える!】 301
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・24

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   日本最大、最強の社会保険労務士軍団、
   『北見塾』の研修に参加しました。
   今年は宮崎市にて開催。僕も2クラス登壇。
   宮崎ナンバーワンの社会保険労務士、
   川越雄一先生がすべての手配を万端整え、
   各都道府県からの北見塾塾生を迎えてくれました。

   研修会場には、手作りのゴミ箱が用意されていました。
   飲み物の冷たさをキープできるようにという配慮でしょう、
   クーラーボックスも運び込んでくれました。
   川越先生って、なんてきめ細かいんだろう……
   と思ったら、全部、事務所スタッフの発案で準備。
   快適に学べる環境でした。こんなスタッフがいるから、
   川越先生のお客が増え続けているんだとわかりました。
   準備してくださったみなさん、ありがとうございます。

   
  今日の内容
  *子どもに覚えさせたいこと(おたより本文)
  *車内で気合い注入(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 
   
   子どもに覚えさせたいこと

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 前号で紹介した「教えるべきこと」はいかがでしたか。
 志賀内泰弘さんの新刊、『感動指定席へようこそ!』より
 あ、これいいな…と思った「いい話」の紹介、第2弾でした。

 今日は第3弾。
 「すっごい感動した!」「涙があふれてとまりません」
 という話ではありません。でも、「いい話」です。


 (ここから)

 『立派なお父さん』  梅田和子さん

  瀬戸市の梅田和子さん(66)が
 スーパーへ買い物に出掛けたときの話。
 その日は特売日で、10台以上あるレジは
 いずれも長い列ができていた。

  順番を待っていると、すぐ後ろに幼い二人の
 子どもを連れた父親が並んでいることに気付いた。
 5歳と3歳くらいの男の子だった。
  上の子が大事そうにバナナを2房抱えている。
 待っている間、二人の子は騒いだりせず
 おとなしくしていた。
 「この年ごろだと、じっとしていられないのが
 普通なのに行儀がいいなあ」と思った。

  梅田さんの順番が来たとき、父親に声を掛けた。
 「お先にどうぞ」と。すると、意外な言葉が返ってきた。
 「ご親切にありがとうございます。でも、子どもたちには
 並んで我慢するということを覚えさせたいと思います」。
 そう言って頭を下げられたと言う。
 「今どき、こんな立派なお父さんがいるんだ」と驚いた。

  梅田さんは電車の中で、自分よりも年配の人や
 赤ちゃんを抱いた人に席を譲った際に、ときどき
 「結構です」と遠慮されることがある。席を譲ることの
 難しさだ。譲る方も譲られる方も気まずくなる。
  だから、このお父さんの「気分を害さないように」
 という気遣いまでもが伝わってきた。レジの店員さんも
 やりとりを聞いていたらしく、目を合わせてほほ笑んだ。

 「子どもの虐待のニュースが目につきます。しつけと
 暴力をはき違えている親がいることに驚いています。
 そんな中、素晴らしい子育てをしていらっしゃるなあと
 感心しました」と梅田さん。
  将来、どんな大人になるんだろうと思いつつ、
 3人の後ろ姿を見送ったという。
                  (2012/3/25)

 〈著者からのメッセージ〉
 物があふれている世の中です。お金を出せば、
 たいていの物は手に入る。でも、お金で買えない
 ものがある。それを教えることが教育なのだと
 痛感しました。きっと、この子たちは立派な
 大人になることでしょう。

 (ここまで)

 “泣ける”話ではありませんが、僕は好きです。
 もともと、度を超えて騒ぐ“野放し状態”の子どもを見ると、
 (親はどんなしつけをしているんだ!)と
 「親のしつけ」に関心があるから、かもしれません。

 たまに「いい話」を読むことで、あくどい自分に気付き、
 少しは大人にならなければ…と思う僕です。


 今回も試読版のプレゼントをします。
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教えるべきこと

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【今日も元気に お客が増える!】 300
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・22

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   滋賀県草津市でハガキの勉強会が始まりました。
   5月から3ヵ月間、3回シリーズです。
   年明けにも3回シリーズで開催しました。
   今回は“第2シーズン”というところでしょうか。
   主催者は株式会社クオリティライフの能登清文社長と
   ビイサイドプランニング株式会社の永田咲雄社長です。

   おふたりとも熱心にハガキ道を歩んでいます。
   ハガキを出す喜び、ハガキをもらう喜びを知っています。
   なにより、ハガキでお客が増えることを
   自分たちのお客と共有する喜びを知っているおふたりです。
   時間と労力とお金をつかってまで「三方よし」を継続。
   やはり近江商人を生んだ土地の経営者です。
   会場もスタッフも提供してくださる永田社長、
   本当にありがとうございます。

   
  今日の内容
  *教えるべきこと(おたより本文)
  *上司宅で朝ごはん(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   教えるべきこと

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 前号で紹介した「父の思い、娘の思い」はいかがでしたか。
 志賀内泰弘さんの新刊、『感動指定席へようこそ!』より
 あ、これいいな…と思った一編を紹介しました。

 今日は第2弾。もう一話、紹介いたします。
 「いい話」が好きじゃない方にはごめんなさい。
 「経営の話じゃないのか……残念」という方にもごめんなさい。

 のちほど、「試読版」プレゼントの案内をします。
 まずはお読みいただければ。どうぞ。


 (ここから)

 『何やってんだ!』  中川昭子さん

  目の不自由な方を、初めてヘルプしたときのことを
 今でも忘れられない。雑踏の中、いかにも危なっかしくて
 「お手伝いしましょうか」と声を掛けた。ただそれだけの
 ことに、ものすごく勇気がいった。
  名古屋市昭和区にお住まいの中川昭子さん(63)から、
 街角で見かけたこんな話が届いた。

  仕事で外回りをしていたときのこと、いつもの
 交差点の横断歩道が、工事中で渡れなくなっていた。
 そこには一人の工事関係者が立っていて、申し訳なさそうに
 歩行者に迂回(うかい)路の説明をしていた。新入社員、
 それともアルバイトだろうか。真新しい作業着が
 初々しい青年だった。

  そこへ目の不自由な若い女性がやってきた。
 手には白いつえ、いつもと違う気配に気付いたのか、
 おろおろしはじめた。工事の青年が近づき
 「この道は通れないので……」と説明を始めたそのとき、
 工事のトラックの荷台で作業をしていた、
 ちょっと怖そうな感じの茶髪の男性が怒鳴った。
 「何やってんだ!」

  中川さんはびっくりして立ち止まってしまった。
 続けて、男性の「そんなこと教えとらんだろう、ちゃんと
 手を引いて渡してあげんか」という声が聞こえた。
 青年は小さくうなずくと、白いつえの女性の手を取り、
 道路の向こう側へと歩き始めた。

  おそらく、先輩格の男性は普段から自分でも
 そうしているのだろう。言葉は乱暴だが頼もしく
 輝いて見えた。青年は女性から何度もお礼を言われて
 恥ずかしそうだった。
  中川さんは、手をつないで渡って行く二人の後ろ姿を
 思い出すたび、今でもついほほ笑んでしまうという。
                  (2006/7/15)

 〈著者からのメッセージ〉
 人は見てくれや口調だけで判断してはいけない。
 そんなあたり前だけど、ついつい忘れがちなことを
 教えられたエピソード。

(ここまで)


 『ようこそ感動指定席へ!』(志賀内泰弘著/ごま書房新社)
 には100話が掲載されています。

 このなかから5話を選び、小冊子にまとめたものがあります。
 試読版です。またまたつくったんです。志賀内さんが。

 相変わらず、本を売るためではなく、
 本を読んでもらうために手間とお金をかけています。

 僕は厚かましくも志賀内さんにお願いしました。
 「試読版をどっさり送ってください」と。

 だから、遠慮なく村上までメールをください。
 おひとり5冊まで差し上げることが可能だと思います。
続きを読む...

親の気持ち

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 299
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・20

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   ハガキをじょうずに使ってお客が増えている税理士。
   ハガキを活用するだけでお客が増えている税理士。
   ハガキの出し方を教えて顧問先に喜ばれている税理士。
   「ハガキを書く相手を見つけることが仕事」の税理士。
   「ハガキを書くことが自分の仕事」と言う税理士。

   「ありがとう」と書くと「ハガキありがとう」と喜ばれ、
   「教えてもらったとおりにハガキを出したら喜ばれました」
   と、顧問先に喜ばれ、
   「先生の言うとおりハガキを書いているとお客が増えました」
   と、顧問先に喜ばれている税理士がいます。

   税理士→顧問先→顧問先のお客とハガキを出すと、
   顧問先のお客→顧問先→税理士と喜びが返ってきます。
   喜びの連鎖。これぞ三方よし。
   どうせなら、こういう税理士と仲良くなりたいものです。
   関西で数人、大好きな税理士がいますが、そのひとり。
   銀行同行税理士 寺島義雄さんです。
   こんなプロフィールを紹介できる税理士、そういません。
   
http://www.kessan-consulting.com/prof.html

   
  今日の内容
  *親の気持ち(おたより本文)
  *機動力増大(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   親の気持ち

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 僕は、“感動的な話”や“泣ける話”が
 あまり好きではありません。

(感動させようと思って書いているに違いない)
(感動させるために脚色しているに違いない)
(言い伝えられるうちに、より感動的になった?)

 そんなふうに考えてしまうのです。

 偏屈というのか、考えすぎというのか、
 きれいな心で読むことができないのです。

 だから、これまで数人から言われました。

「おまえは素直じゃない。もっと素直になれ」
「そういう斜に構えた見方、言い方はよくないよ」

 まったくもって性格が悪い僕ですが、
(あ、これはいい話だな…)
 と思うことが、ときどきあります。

 僕が素直に「いい話だな…感動した」と思うのは、
“プロ”が書いたり話したりするものではなく
“素人(しろうと)”が伝える話の場合です。

 そんな偏屈な僕を、きれいな心にさせてくれる本が出ました。
『ようこそ感動指定席へ!』という本です。

 中日新聞の人気コラム『ほろほろ通信』が書籍化され、
 この5月に出版されたのです。ごま書房新社からです。

『ほろほろ通信』は毎週日曜日に掲載され、
 300回以上も連載しています。ということは……
 6年以上も続いている大人気コラムなのです。

 今週は3回にわたり、『ようこそ感動指定席へ!』から
(うん、これはいい話だな…)と思うものを届けます。

 僕よりうんときれいな心のあなた、
 よろしければお読みください。


 (ここから)

 『父の思い、娘の思い』  加藤太伸さん

  瀬戸市の加藤太伸さん(57)には、23歳になる娘さんがいる。
 幼いころは、風呂に入る時も寝る時もお父さんと一緒だった。
 ところが、小学5年のある日のこと、「お父さんとはお風呂に
 入らない」と言い出した。

  次第に父親を避けるようになる。高校に入ると加藤さんが
 帰宅して車の音がするだけで、自分の部屋にこもってしまう。
 さらに「お父さんから離れたい」と東京の大学へ行き、
 そのまま就職して戻ってこなくなった。

  寂しかった。そこで加藤さんは、娘さんに毎日のように
 はがきを書き始めた。「おまえの事をいつも思っているよ」
 と伝えたくて。でも一度も返事はなかった。

  東京に行って1年目の冬のこと。奥さんと一緒に、
 初めて娘さんの元を訪ねた。「バイトがあるから」と
 言われ、夜の8時に渋谷駅のハチ公前で待ち合わせをした。

 「なぜ夜まで待たないといけないんだ」と聞き返したが
 「どうしても」という。加藤さん夫婦は「男友達でも
 紹介されるのか」と心配になった。そこへ娘さんがやって来た。
 ところが「8時まで待って」と言う。ますます不安になった。
 「いったい誰が来るのだろう……」

  8時になった。娘さんが「ほら」とビルの大きな電光画面を
 指差した。そこには「おとん。おかん。めいわくかけてゴメンナサイ」
 という文字が映し出されていた。涙で何も見えなくなってしまった。

 「以来、時々メールではがきについてコメントを送ってくれます。
 たまに帰ってくると、私が送ったはがきを日付順にファイルして
 見せてくれます」と、加藤さんはうれしそうに言う。
                     (2009/5/24)

 〈著者からのメッセージ〉
 泣けました。泣けました。なんて心憎い演出。
 ついつい冷たくしていても、わかっているんですよね。
 親の気持ちを。

 (ここまで)

(2009/5/24)は、中日新聞の『ほろほろ通信』に
 掲載された日付です。

〈著者からのメッセージ〉の「著者」とは、
 志賀内泰弘さんのことです。
続きを読む...

社長の代弁

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・13

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   前号で、蕎麦屋『さんじ庵』を紹介したところ、
   「おすすめのうどん屋さんはありませんか?」
   というメールをいただきました。
   ありがとうございます。
   「いい経営」かつ「いい味」のうどん屋を
   一件だけ知っています。
   福岡市にある『大木戸』という店です。

   讃岐うどんというものを、この大木戸さんで
   初めて食べて、こんなにうまいものなのか…
   と感激。それから本場讃岐へ食べに行ったほど。
   「大木戸 福岡舞鶴店」というからには
   本店がありますが、香川県高松市。
   実家が讃岐うどんの本場。うまいわけです。

   商品、地域、客層戦略を練り、
   仮説を立てては実行し、検証。
   よりよい経営を目指してがんばっています。
   讃岐うどんを食べに福岡へ。
   ちょいと変ですが(笑)推薦します。

   
http://www.okido-udon.com/sitenn.html
   食べログ
   
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40004414/   

   
  今日の内容
  *社長の代弁(おたより本文)
  *マツダの白い車(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   社長の代弁

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 「報連相! これだけはやりなさい!」
 と書かれたポスターがあります。


  〈報告=義務〉
  報告とは上司の関心事にあわせてするもの!

  〈連絡=気配り〉
  連絡とは相手の欲しいことを、
  欲しい時に伝えること!

  〈相談=問題解決〉
  相談とは人の力を借りて、
  自分が成長するチャンス!


 そうですよね。報告が上がってこなくて、
 管理職はイライラしていますよね。
 だからもう少しくわしく書かれています。

   01. 結果を先に、簡潔に!
   02. 長期の仕事は中間報告を!
   03. ミスやクレームは早く!


 そうそう。よく言われたものです。
 そして、よく言ったことばかり(笑)
 あなたはいかがでしょうか。

 
http://www.motivation-up.co.jp/poster/


 社長は従業員に言いたいことがたくさんあります。
 社長はスタッフにわかってほしいことがあります。
 社長は「何回言ったらわかるんだ!」と思います。
 社長は「なぜこんなことがわからないんだ!」と…。
 社長は「いつになったらできるようになるんだ」と…。

 それらをポスターにして社内に掲示する。
 社内研修の後、重要項目をポスターで確認する。

 私たちは、重要なこと、大切なこと、
 忘れたくないことを掲示するのが好きです。
 仕事現場も同じ。ポスターはきわめて有効です。

 モチベーション・アップ株式会社は、
 そこのところがよぉ~くわかっています。

 社員教育用ポスターって、ありそうでありません。

 こんな簡単なこと、どうして
 誰も思いつかなかったのでしょう。

 こんな誰でもできること、なぜ
 今までやる人がいなかったのでしょう。

 と、最初は思いましたが、簡単なことではなく、
 誰でもできることでもなかったということですね。


 モチベーション・アップのすごいところであり、
 同社のお客が増える最大の理由は、
 “ひとつのことに絞って継続”したことです。

 同社の事業において一貫しているのは
 「社長目線の社員教育」ということです。

続きを読む...

プロが伝えること

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【今日も元気に お客が増える!】 297
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・05・08

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  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   駅、ホテル、空港内の店や施設、そのほか
   いろんなところで「研修中」「見習い」といった
   ネームプレートをつけた人を見かけます。
   最前線で実戦経験を積んでいます。
   ほとんどの人が、(新人さんだな…)とわかるほど
   たどたどしい対応をしています。
   「新入社員なものですみません」と、先輩社員が
   お客に謝っている場面も見かけます。

   こんな場に直面したり、見かけるといつも
   ランチェスター経営の竹田陽一先生を思い出します。
  「新入社員を電話に出させることは、新人の教育になる
   かもしれないが、名前を聞き返されるお客の立場を
   考えると、お客起点の会社とは言えません」
   新入社員は大切ですが、お客はもっと大切です。   

   
  今日の内容
  *プロが伝えること(おたより本文)
  *月末に納車!(村上透ものがたり)
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★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 
   
   プロが伝えること

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 蕎麦は健康食です。最近、理解しました。

 「そんな常識、今まで知らなかったんですか!」
  と驚かれるかもしれません。

 はい、知りませんでした。

 「蕎麦はからだにいい」といった程度の理解のみ。
 これは理解とは言えないレベルです。

 「魚はからだにいい」「野菜はヘルシーだ」というのと
 同じ程度のことしか知りませんでした。

 これまでは、どんな食べ物が自分のからだに必要かを
 考えて生きてこなかったからだと思います。

 僕は勝手な人間で、最近、急に食べ物のことが
 気になり出したのです。現金なものです。

 心筋梗塞の予防には、どんな食べ物がいいか。
 どんな食べ物が動脈硬化を予防するのか、
 どんな食べ物が血管を弱くし、血圧を狂わせるのか。

 気になっていたところ、蕎麦は僕の健康維持に
 重大な役割をはたしてくれることがわかりました。


 「動脈硬化の予防には蕎麦がいいですよ」
 そう教えてくれた人がいるからです。


 今年2月、東京で開催した「2人クラブセミナー」に
 参加してくださった、『さんじ庵』の女将(おかみ)、
 佐宗博美(さそうひろみ)さんです。

 『さんじ庵』は東京都八王子市にある蕎麦屋。
 「今のところ、なんとか前年同月比で上回っていますが、
 もっとお客さまが増えればと思って」セミナーに参加。

 ほとんどの業種が激戦状態にあります。
 とりわけ飲食店は熾烈(しれつ)、激烈(げきれつ)
 凄烈(せいれつ)競争状態にあります。蕎麦屋も。

 それなのに『さんじ庵』は
 「少しですが、お客さまは増えています」

 セミナーを始める前、佐宗さんに聞きました。
 集客のためにどんな取り組みをしているのですかと。

 聞いて納得しました。
 基本的なことは忠実に実行しています。


 商品の特性を打ち出しています。
 店の存在を知らせる範囲設定をしています。
 どんなお客に来てほしいか、どんなお客が得意か、
 理想の客層をある程度描いています。

 地域特性を十分、考慮しています。
 出前に応じる蕎麦屋ではなく、
 昼食時にサラリーマンで混む蕎麦屋でもない。

 必要にして十分な営業をおこない、
 来店客の名前を知る努力を積み重ね、
 丹念にハガキを書いて、顧客との関係性を深めている。


 これだけまじめに勉強し、
 いいと思うことを続けている蕎麦屋です。

 味もいいに違いない。

 って、一般的な店の評価と流れが逆です(笑)
 ふつうは「おいしい店」→「経営もいい」です。

 『さんじ庵』も、もちろん「おいしい店」です。
 おいしい店であり、経営もいい店です。

 しかし飲食店は、必ずしも
 「おいしい店だから経営もいい」とは言えません。
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