気持ちを花に託す

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【今日も元気に お客が増える!】 296
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・30

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  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   僕の冠動脈は、一部細くなっています。
   また、細くなりやすい状態が続いています。
   対策のひとつが、過食を戒めることであり、
   血液の流れをよくするための食事をすることです。

   血液サラサラと聞いて何を思い浮かべますか。
   数人に尋ねました。玉ねぎ、ポリフェノール、
   きのこ、水、緑茶、ニンニク、海藻など。
   みなさん、よくご存じで驚きました。

   僕は恵まれています。いい運命です。
   ありがたい出会いにあふれています。
   血栓(けっせん/血がかたまり血流が悪くなること)
   を防ぎ、サラサラになるための飲み物、食べ物に
   恵まれているからです。先日、とってもいい食事を
   してきました。この報告は、後日。   

   
  今日の内容
  *気持ちを花に託す(おたより本文)
  *「待て」の指示(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   気持ちを花に託す

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 アフリカのスワヒリ語をご存じですか?

 僕ですね、ひとつだけ知っています。スワヒリ語を。

  「プンダミリア」

 です。

  「シマウマ」

 という意味だそうです。

 京都のプリザーブドフラワー専門店『プンダミリア』の
 木下志磨子さんに教えてもらいました。


 木下さんは、いつもメルマガを送ってくれます。
 「伊勢丹でイベントを開催中です!」とか
 「秋色になってきます。洋服もお花も」など、
 おじさんである僕を対象としていないことが明らか(笑)

 京都の税理士、谷口薫先生に紹介していただき、
 木下さんを取材したのはもう数年前。

 プリザーブドフラワーを売らずに、
 プリザーブドフラワーを京都で一番売っています。

 その木下さんの先日のメルマガ。
 おじさんの僕でも、(あ、これ、いいな…)と
 思うものがありました。

 世間では、「ほのぼの」とか「ほんわか」とか、
 「じ~んときた」とか「感動した」と言うのでしょう。

 僕は思います。こうやって、みんな
 “本当の売り物”を見つけていくんだなって。

 よろしければプンダミリアのメルマガをお読みください。


 (ここから)

 お花で気持ちをつなぐ・・・



 先日、(といっても1か月ほど前ですが)

 男性のお客様がおひとりでお見えになりました。

 結婚記念日に奥様にお花をプレゼントしたい。
 こういったお客様はたくさんいらっしゃいます。

 しかし、続けてこのお客様はこういいました。

 「今日注文しておいたお花を、お店のテーブルの上に
  置いといてください。結婚記念日の日になんも言わずに
  奥さんつれてきますから、メッセージカードを書いておいて
  読んでみたら、実は・・・・!的な感じで渡したいんです」
と。

 わーロマンチック!
 でも、奥さんすぐ気付くんじゃないかな? とか

 花屋になんも理由なしで行こうって言われて

 ちゃんとついてきてくれるかな? とか
 いろいろ考えていました。

 それで、私たちスタッフはいろいろ考えて
 テーブルきれーーーに片づけて
 そのお花をポツン、と置いておきました。
 (といっても豪華なものですが)

 約束の時間になってそわそわし始めて・・・

 ついにお客様がいらっしゃいました!

 奥様は「わーかわいいなぁ・・・」と言いながら
 店内をじっくり眺めるも、
 全然お花の存在に気付いてくれません。

 
やっぱり、だめかも。。。とおもいましたが
 旦那さんがこちらをちらりと見て、
 「もうちょっとまって」の合図を。

 私は知らんぷりして接客をしました。

 赤ちゃんを連れていらっしゃったので赤ちゃんのお話とかしたり、
 奥様が赤ちゃんに
お花のヘアピンをオーダーくださったりして
 じっくり店内を見ていらっしゃいました。

 なのに、ぜんぜん、まだまだ気づかない!

 そこで、旦那さんは
「このはなきれいいやなぁ~」と
 奥様にそのプレゼントのお花をお見せすると
 やっと、そのメッセージに気がつきました!

 
「えーーー!?え????え?!?!?」と
 びっくりなさって
旦那さんが一言。
 「いつもありがとう。これからもよろしくな」と
おっしゃった瞬間!
 
私たちスタッフも、奥様もじーーーんと、感激して涙が・・・・。

 奥様も、サプライズで用意してくださったことに感激してくださり、
 
旦那さんも、その思いが伝わったことにとても喜んで頂きました。

 ただ、お花をプレゼントするのではなく、
 その気持ちを
お花に託してプレゼントするという意味では
 究極の「気持ちをプレゼントする」演出だったと思います。
 
私も勉強させられました・・・。

 本当に、幸せそうなご家族で
きっとそのお花を囲んで
 幸せな生活を過ごして下さるのかと思い、
感激しました。

 お花で人と人との気持ちを結ぶ、つなぐ。

 私の一番のテーマですが、
お客様のアイディアによって
 より一層その
大切さを、教えられた日でした。


(ここまで)
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魂がきれいであること

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 295
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・26

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   福島県郡山市で初めてセミナーをしました。
   主催者である三部(さんべ)会計事務所さんは
   きれいで、明るくて、広くて、立派な事務所。
   311の震災で旧事務所が半壊。建て直したとのこと。
   「明るい事務所ビルでいいですねぇ」と言えても
   「建て替えることができてよかったですねぇ」とは
   言えない現実に直面しました。

   三部会計事務所が事業案内の筆頭に掲げる
   「経営支援」という思いと、
   東北の中小企業のお客が増える支援を、という
   お客が増える★プロダクションの思いが合体し、
   熱気あふれる3時間半セミナーとなりました。
   熱心に受講してくださった経営者のみなさん、
   ありがとうございます。

   郡山に来たからには、と訪ねたところがあります。
   『久米正雄記念館』と、宮本百合子をはじめとした
   郡山ゆかりの作家に関連した展示を見せてくれる
   『こおりやま文学の森』そして『郷さくら美術館』です。
   『安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ』だけは
   行けませんでした。『安積艮斎記念館』があるのに…。
   「安積艮斎(あさかごんさい)」という先生については
   いずれまた郡山を再訪した際に勉強します。   

   
  今日の内容
  *魂がきれいであること(おたより本文)
  *2年目も自信なし(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   魂がきれいであること

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 聞きに行きたいのに行けないストレスを、
 メールレターに書くことで軽減する。

 そんな自分勝手なねらいで書いた前号ですが、
 「勉強になりました!」
 「松屋さんの話を聞いてみたくなりました!」と
 何人もの方におっしゃっていただき、ひと安心(笑)

 経営の原理、原則を勉強する。
 中小企業の経営ルールを勉強する。
 小さな会社の経営のやり方を勉強する。

 それが基本です。まずすべきことです。
 そのうえで、事例を研究する。

 ランチェスター経営の竹田陽一先生は、
 「事例を30も40も研究する必要がある」と
 言い続けています。


 事例研究で最適の方法は、
 直接、会社を見学したり、
 直接、経営者に会いに行ったり、
 直接、話を聞いたりすることです。

 それができない場合、あるいは
 継続的にできない場合に、

 活字を読むことで、
 音声を聞くことで、
 映像を観ることで事例情報を吸収する。

 そのために「お客が増える!」が存在していますが、
 やむにやまれぬ事情をお持ちでないかぎり、
 6月3日のランチェスター経営大阪セミナーへの
 ご参加を勧めます。僕の代わりに…。


 といっても、僕のように参加できない方が
 いらっしゃるものです。そんなあなたに、
 今回は割烹松屋の一面を紹介します。

 念のため、先に申し上げておきます。

 松屋のこだわり11箇条は、
 よくある“・・・箇条”とは明らかに違う
 と、僕は思います。


 本当の売り物を見据えた商品戦略が見えてきます。
 価値観を共有できる客層戦略が反映されています。
 売り込まないことがわかる営業戦略だとわかります。
 一度来店したあとの顧客維持戦略を重視しています。
 店としてどうあるべきかの組織戦略も感じさせます。

 濱田憲司社長自身のため、
 料理人をはじめスタッフ全員のため、
 そして、お客のため、
 この11箇条は大きな意味を持っていると思います。

 『松屋のお客様へのこだわり11箇条』です。
 とても大きな意味を持つ一面です。


 (ここから)

 『松屋のお客様へのこだわり11箇条』

1 本物の旬の食材にこだわります。

  私たちは旬の本物の食材を使用しています。
  ワタリガニをはじめ海の幸、山の幸など
  上質な食材にこだわります。

2 絆にこだわります。

  私たちは安さや早さを売り物にしていません。
  損得感覚のお料理は作りません。
  そういうことにはきょうみがありません。
  量より質にウエイトをおいています。
  大切な方や、ご家族の団欒など
  「絆」を深めれるお手伝いをしたいと思っています。

3 日本の「和」の文化にこだわります。

  私たちは料理屋として、日本の文化や歴史を大切にしています。
  特に日本の「食文化」については、地域の風習や
  お祝い事での特徴などを大切にしていきたいと考えます。
  料理屋として「日本の和」は
  私たちが継承して伝えて残して行きたいと思います。

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「べき」と「べからず」

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 294
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・22

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   久しぶりに甲府市を訪ねました。
   が、甲州ワインを飲まず、信玄餅も食べず、
   甲府城趾も訪れず、武田信玄の像も拝めず。
   かろうじて「ほうとう」はいただきました。
   「ほうとう」の語源を調べましたが、諸説あり。
   諸説あってもかまいません。つくづく便利と実感。
   語源をネットで調べられる現代って楽です。

   蓮田市を初めて訪れました。埼玉県蓮田(はすだ)市。
   人口は約6万3000人。蓮田駅の一日あたり乗降客数は
   約4万3000人。埼玉県県内1位の大宮駅は47万3000人。
   蓮田駅は県内で44位。それでも駅前にヤマダ電機。
   量販店や大型店と呼ばれる店がない地域はない、と
   言っていいほど大手は進出し、地域は参入を許しています。
   中小が苦戦を余儀なくされるはず。
   でも経営はやり方しだい。   

   
  今日の内容
  *「べき」と「べからず」(おたより本文)
  *売れる営業マンが与える影響(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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   「べき」と「べからず」

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 「聞きたいのに聞けないセミナー」があります。
 「行きたいのに行けない」セミナーです。
 日程上の都合がつかず、参加を見送るセミナーです。

 残念なんてレベルではありません。
 涙をのんで…ではなく、酒を飲みたいくらいです。

 行きたいけど行けない悔しさ度第1位のセミナーが、
 6月3日開催の「ランチェスター経営大阪セミナー」

 割烹松屋の濱田憲司社長が発表し、
 ランチェスター経営の竹田陽一先生が登壇します。


 割烹松屋について、ご存じですか。
 これまでメールレターで3回、紹介しています。

 2009年5月11日 「断つことを決める」
 2009年9月 3日 「30人より2人がいい」
 2011年7月11日 「捨てるが勝ち」


 割烹松屋について3回も書かせていただいたのは、
 濱田社長が実行している経営が好きだから。

 取材させてもらい、松屋の取り組みを知り、
 濱田ファン、松屋ファンになったのです。


 取材できたのは幸運でした。
 ランチェスター経営大阪の井上秀之さんに
 「濱田さんは経営の原則に忠実です。素直です」
 と紹介していただいたおかげです。

 濱田社長は、取材の際、「やめる」という表現を
 何度も口にしました。


 「これをやめました」
 「あれもやめました」
 「思い切ってやめました」


 濱田社長の言う、「やめる」ことを、
 「捨てる」と言い換え、表現させてもらいました。

 それをレポートにまとめたのが、

 『「変える、絞る、捨てる」ことで
   赤字から経常470万。売上1.5倍の
  「わたりがに」専門店』

 お客が増える! No.5 割烹松屋の事例です。


 わたりがに割烹松屋の事例レポートを読み、
 「新しいことを始めるだけではなく、
  ムダなことはバッサリやめます」
 という経営者が増えました。

 わたりがに割烹松屋の事例を僕のセミナーで聞き、
 「商品戦略も大事だけど、
  客層戦略の重要性とやり方がわかりました」
 という社長が増えました。


 6月3日、ランチェスター経営大阪のセミナーで
 割烹松屋 濱田憲司(はまだけんじ)社長の話を
 聞いてみてください。

 
http://www.preseminar.com/250603

 思い切った言い方をしますが、
 竹田陽一先生のセミナーは、別の機会に
 受けることが可能です。

 しかし、濱田社長の話はなかなか聞けません。
 割烹松屋に客として行けば聞けそうなものですが、
 現実はそううまくいきません。

 わたりがにが水槽で動いているのに目を奪われ、
 カニをさばいたり、魚をおろしたりしている光景に
 見入ってしまったり、料理が運ばれたら、
 食べるのに忙しく、話を聞くひまがありません(笑)


 6月3日、僕は参加できないのです。
 6月3日開催のことを知った時点で、
 すでにほかの約束がありました。

 仕事の約束は約束。先約を優先。
 6月3日の参加はあきらめます。

 僕の代わりに、あなたが聞いてきてください。

 でも、僕と同じように、当日、ほかの用事があり
 どうしても参加できないということがありますよね。
 遠くて行けないという方も多い。

 そういう方は、どうぞ
 「お客が増える!No.5」をお読みください(笑)

 
http://www.okyakugafueru.com/colum/yomujirei.html

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塗装の目的

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お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
【今日も元気に お客が増える!】 293
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・16

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   「日本一薄い和菓子」を買いました。
   熊本の土産物売り場で見かけたのです。
   「日本一厚い和菓子」なら買いませんが(笑)
   薄いというところに技術あり?と感じさせます。
   日本一ということは、ほかに存在しないはず。
   僕のように、「1位」「一番」にひかれて
   モノを購入する人はかなりいます。

   まんが制作集団、株式会社画屋(かくや)の
   10周年記念パーティに出席しました。
   代表の小川満広さんとは11年の付き合い。
   今後、会社案内や商品案内の方法として
   マンガ小冊子の活用効果は高いと感じました。
   僕の名刺のイラストも小川さんに描いてもらいました。
   
http://www.kakuya.com/index.html   

   
  今日の内容
  *塗装の目的(おたより本文)
  *バカで有名に(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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    塗装の目的

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 「塗装」の意味をご存じでしょうか。
 広辞苑にはこう載っています。

 「建築工事などで、建物の装飾・保護などのため、
  ペイント・エナメル・ワニスなどの塗料を
  刷毛や吹付で塗ること」

 また、こういう意味もあります。

 「建物を雨や風、雪や砂、
  低温や陽射しから守る」

 沖縄県宜野湾市の金城亨さんは考えました。
 広辞苑は開かず、自分なりに考えてみました。


 いままで、塗装工事や防水工事を
 何百軒と手がけてきたけど、
 お客さんって、どうしてペンキを塗ったり、
 防水したりするのだろう…。

 見た目がきれいになるから。
 外観が美しくなるから。
 塗装をすると家が長持ちするから。
 ペンキを塗ることでさびにくく、
 劣化しにくく、建物を保護するから。
 防水により雨漏りを防ぐことができるから。

 塗装をしたり防水をしたりすることで
 建て替えをせずに済み、建物が守られる。

 建物が守られるということは、
 その家で快適な暮らしを続けることができる、
 ということを意味するのではないか…。

 快適な暮らしを続けられるということは
 その家で暮らす家族の思い出をつくっていく
 ことであり、その家でつくられてきた思い出を
 守っていくことになるのではないだろうか…。


 家族の思い出がキーワードになる……。


 塗装とは? に始まり、
 家族の思い出に行き着く。

 なかなかいい考えですよね。金城さん。
 「手段」と「目的」との違いが
 導かれる、いい展開です。考え方が。


 「100パーセント僕が考えたわけではありません。
  お客さんにヒントをもらったんです。
  あるお客さんがこう言ったんです」
 と、金城さんはお客の言葉を教えてくれました。

 『ペンキを塗ったら、新築のときと同じように
  新しくなった感じがするね』

 『取り壊してしまったら、前の家じゃなくなるけど
  リフォームして塗り替えれば、ずっと家が残るね』

 そんなお客の話がずっと頭にあったと言います。
 金城さんはあらためて、僕に教えてくれました。

 「塗装するということは、
  建物を守るということです。
  建物を守るということは、
  その家の家族の生活を守るということ、
  大切に住んできた家での暮らしを守り、
  その家でつくられてきた思い出を守るということ。
  そして、これからつくられる思い出を
  ずっと守り続けていくということだと思いました」
続きを読む...

営業に向かない社長

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【今日も元気に お客が増える!】 292
~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・11

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   昨日、福岡空港で声をかけられました。
   「村上さん! こんにちは!」とさわやかに。
   目と目が合い、僕もあいさつをしようと
   思った瞬間でした。先に声をかけてくれたのは
   株式会社トゥトゥモロウの坂田智裕社長。
   クリーニングのあり方を革命的に新しくした、
   つまり革新ビジネスモデルをつくった坂田社長。

   うれしいものです。1年半ぶりくらいに会ったのに、
   目が合ったとたん、名前で呼びかけていただけるのは。

   でも、ちょっぴり恥ずかしかった。
   僕はそのとき、空港内のコンビニで買った
   110円の梅おにぎりを食べていたからです。
   おにぎりを持ったまま立ち上がり、モゴモゴ。
   「坂田社長、先日、日経に載っていましたね」と
   気の利いた挨拶もできず、ただモゴモゴ。

   でも、僕を見かけたら、みなさんもどうぞ
   声をかけてください。お気軽に。
   たとえ貧乏そうに握り飯を食べていたとしても。
   貧乏なのは隠しようのない事実ですので(笑)

   
  今日の内容
  *営業に向かない社長(おたより本文)
  *スピーチ後半(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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    営業に向かない社長

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 警察に何度も何度もお世話になり、
 検察庁にもお世話になり、
 学校に迷惑をかけ、親にも心配をかけてきた
 沖縄県の金城亨(きんじょうとおる)さん。

 腕っぷしは強く、道路交通法もなんのその。
 サラ金だって返済できなければ親が払ってくれる。

 小学生の頃、「ケンカはやっていい」と
 父親に言われたことはありますが、
 それはあくまでも子どものケンカのこと。

 にもかかわらず、話を聞くかぎり、
 どこまで親を困らせるんだ……と思うほど
 心配をかけ続けてきました。


 そんな金城さんの目が覚めたのは、
 留置場に迎えに来てくれた母親の姿を
 目にしたときです。

 まわりの人に、「すみません。すみません」と
 何度も頭を下げて謝る母親は小さくなっていました。

 プロボクサーを目指した金城さんです。
 腕は太いし、大柄で体格もいい。

 その大きな男、金城さんの目に涙があふれ、
 しばらくとまりませんでした。


 心を入れ替えて面接を受けたのは塗装会社。
 塗装がメインですが、鳶(とび)仕事もあり、
 左官工事も防水工事も請け負う会社です。

 少なからず危険をともなう仕事ですから
 給料が高め。そこにひかれて就職しました。

 大きな会社でした。
 2、3人で、あるいは3、4人でひとつの班をつくり、
 全社で10班に分かれて現場を受け持つ会社です。


 金城さんはがんばりました。
 1年目は見よう見まね。言われた通り作業し、
 注意されたことは二度としない。

 やがて仕事ぶりが認められ、職長に。
 金城さんはリーダーとして後輩社員を教育し始めます。


 社長もいい人でした。

 段取りに手落ちがないかどうか厳しく、
 塗装前の下地の処理に厳しく、
 必要な厚みに達するまでの塗装に厳しく、
 予定通りに作業を進めることに厳しく、
 現場ごとの最終利益に厳しい社長だったからです。

 手抜きは不可能。毎日、社長が現場を見にきます。
 ゆるんだ気持ちでおこなった仕事は見抜かれます。

 その代わり、社長が立てたスケジュールより
 早く工事が完了すると高く評価されました。

 工事完了後の利益が20パーセントを超えると
 とても高く評価されました。

 基本に忠実な仕事をおこなえば、
 予定工期より一日か二日、早く終わるものです。

 早く終われば終わっただけ利益が生じます。

 「会社に必要な利益は20パーセントだ。
  超えた分は、おまえの手当だ」

 金城さんはいつも意気に感じ、
 部下に分配し、さらに仕事に精を出します。


 そんな金城さんに社長は安心したのでしょう。
 「もうすぐ30だぞ。そろそろ独立しないか。
  おまえならもう一人でやっていけるぞ」

 認められたことがうれしく、独立を決意。
 会社を辞めた金城さんですが、ひとつ問題が。

続きを読む...

元ウーマクーな経営者

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~2013・04・08

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   今回のタイトル、「元ウーマクーな経営者」は
  「もと ウーマクー~」と読みます。
   沖縄の方言でウーマクーという言葉があります。
   現在はウーマクーではありませんが、
   以前、バリバリのウーマクーだった経営者のことを
   書いたものです。

   僕が会う経営者に「ふつうの人」はいません。
   みなさん“ふつうじゃない”人です。
   周囲の人が「あの人、変わってる」と表現する人です。
   「ちょっとほかにいないタイプだ」という人です。

   そのなかでも、とびきり変わった社長がいます。
   “変人の最上級”と言っていい経営者がいます。
   その社長と2人でおこなうセミナーがあります。
   7月11日です。草津で開催です。
   関西のあなた、予定をいれてください。
   関東のあなたは、7月8日の予定を入れてください。
   7月8日は変人社長ジョイントセミナーではありません。
   僕、村上単独のセミナーです。まあ、僕も変人ですが。

   
  今日の内容
  *元ウーマクーな経営者(おたより本文)
  *スピーチ前半(村上透ものがたり)
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    元ウーマクーな経営者

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 世の中には、一人でがんばっている事業主がいます。
 大勢います。600万人くらいでしょうか。

 有限会社や株式会社にしなくても、
 ほとんどの事業を個人で行うことが可能です。

 個人事業主でも、お客が増えていれば
 「お客が増える!」の取材対象となります。

 ですから、
 「会社じゃなく、一人でやっている塗装屋さんですが
  もしよろしければ取材先としてご紹介しますよ」
 と、連絡をいただいたとき、喜んでうかがいました。

 おそらく、日本で初めて『経営を学ぶ学校』をつくった
 當山達男先生からの紹介でした。

 沖縄県宜野湾(ぎのわん)市で塗装と防水工事をしている
 『美らリフォーム』の金城亨さんを紹介してもらいました。


 「美ら」は「ちゅら」と読みます。
 「美ら海水族館」の「ちゅら」です。

 「ちゅら」は、きれい、美しい、清潔といった意味。
 「ちゅらさん」は美しい人、きれいな人。
 「ちゅらかーぎ」は美しい、かわいい(「かーぎ」は顔の意味)。

 ということは、『美らリフォーム』は
 きれいなリフォーム、美しいリフォーム、
 きれいな塗装、美しい塗装をしてくれるわけです。


 「金城亨」さんは、
 「きんじょう とおる」と読みますが、
 金城さんは2007年(平成19)に独立しました。

 初年度の塗装工事の受注は………………2件。

 「苦しいという言葉では言い表せないほど
  つらく、せつない日々でした」と金城さん。

 売上がないのですから、お金がない。
 奥さんに渡すお金がないせつなさでした。

 独立した32歳まで、「勉強をしたことがなかった」
 という金城さん。経営の勉強を始めます。

 経営の勉強って、これほど成果があるのか…と
 驚くほど、美らリフォームは成長しました。

 2件の受注が10件台になり、20件台に。
 数十万円の売上が500万円台、1000万円を突破、
 まもなく2000万円になるところまで増えました。

 どんな勉強をすると、そのように伸びるのか。
 そこを聞きたくて取材させてもらいましたが、
 経営の話より少しばかりおもしろい話があり、
 ついつい質問し、聞き込んでしまったのです。


 金城さんは「ウーマクー」だったといいます。
 沖縄の言葉で「わんぱく」「やんちゃ」です。
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病院だって顧客維持対策を

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   退院しました。ご心配かけました。御免候。
   とりあえず薬をのんで発作を抑えるとします。
   冠動脈を広げる薬です。心臓の収縮をおさえて、
   心臓を休ませる働きもあるそうです。

   ベテラン先生と若い先生の2人が担当してくれました。
   ベテラン先生は診断、指示、戦略の担当です。
   若い先生は冠動脈造影のためのカテーテル挿入や
   ペースメーカーの挿入など戦術面の実行リーダー。

   2人の言うことが異なります。
   ベテラン先生は「これダメ」「あれダメ」派。
   若い先生は「ちょっとくらいなら大丈夫っすよ」派。
   戦術は戦略に従うべきなのに、従っていないのか…。
   で、僕が頼りにするのが“大丈夫っすよ派”。

   「お酒? あ~問題ないですよ。飲み過ぎなきゃね」
   「コーヒー? 少しなら問題ないっすよ。一日一杯かな」
   「ストレス無理? そうですよね。無理っすよね」
   ふぅ~。コーヒーセーフ。コーヒー飲んでストレス抑えなきゃ。
   と、退院直前に現れたのは研修生。超若いまじめ男性医師。
   「すべてダメです。いけません。守ってください」
   う~む。研修生を応援したいが、若い先生についていこう。

   
  今日の内容
  *病院だって顧客維持対策を(おたより本文)
  *おまえは考えるな(村上透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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    病院だって顧客維持対策を

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 見舞い、付き添い、ご用聞き(洗濯物を届けるなど)。
 5歳、6歳の頃から、つい最近まで
 北海道各地の病院に出入りしていました。

 帯広、池田、芽室(めむろ)、釧路、旭川、札幌。
 小さな病院から札幌医科大学付属病院、札幌市立病院、
 北海道大学付属病院など大きな病院まで数多くです。

 のんきなもので、病院は“(人のために)行くところ”であり、
 “(自分が)入るところ”などとは考えもしませんでした。


 そんな僕が突然、入院することになった病院は、
 「独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター」

 以前は「西札幌病院」でしたが、3年前に建て替え、
 名称も新しくなった、きれいな病院です。

 以前から親戚の見舞いで何度も訪ねたことがあり、
 (この病院、悪くないな…)と思っていました。


 何度も発作に追われ、札幌に戻りすぐ病院に。
 「すぐ入院してください」と循環器の医師に言われ、
 「仕事道具を取りに戻ってもいいですか」とお願い。

 とりあえず、いざというときのために
 ニトログリセリンをもらいました。

 パソコン、取材ノート、ハガキなど
 仕事に必要なものをバッグいっぱいに。

 洗面器を100円ショップで買い、
 タオルと洗面用具、パジャマ、下着も。

 身の回りの持ち物バッグより、仕事道具のバッグが大きく、
 せいぜい一週間の入院なのに大荷物(笑)


 無料の駐車場がじつに広く、いつ行っても
 車が止められないということがありません。
 駐車のための待ち時間がいつもゼロです。


 初めて入院する僕は、当初、不安な気持ちがありました。
 親が入院しているときは、しょっちゅう泊まり込み、
 月の半分は病院で過ごすほど慣れ親しんでいるのに、
 自分が入院となると、根拠のない不安感が生まれました。

 しかし、取り越し苦労でした。杞憂(きゆう)でした。

 『入院のご案内』は18ページのカラー冊子。
 これは病院全体の「しおり」ですが、
 僕が入院する「3-3病棟」でも独自の
 『入院生活のご案内』を発行しています。

 入院患者の不安を解消するため、いろんなことが
 ていねいにわかりやすく書かれています。


 入院すると、看護師が病棟内を案内してくれます。
 白衣をまとったホテルマンのようです(ちょっとおおおげさ)。

 『入院診療計画書』をもらいました。担当医師からです。
 治療計画や検査内容、日程の計画を示されます。

 続いて『看護計画表』も発行してくれました。
 プロになって4年目の看護師が作成したそうです。
 「看護問題」「患者目標」「観察内容」「「お手伝いする内容」
 「説明すること」など5区分17項目が記載されていました。
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