4月を迎える前に

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 【今日も元気に
お客が増える!】 199
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110331

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     

   毎月月末は、1ヵ月を振り返ってあなたにお礼。
   送ってくださったメールやおたよりを紹介いたします。
   今月もたくさんのおたよりをいただきました。
   ありがとうございます。

   メールを送ってくれたあなたにはもちろん、
   読んでくださっているあなたにも心からお礼を申し上げます。
   ありがとうございます。
      

 今日の内容
  *4月を迎える前に(おたより本文)
  *(村上
透ものがたり/休み)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  4月を迎える前に
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★

 ★おたよりではありませんが、
  あるメルマガの【編集後記】に
  こんなすてきなメッセージがありました。

 (ここから)
 ブータンの丘に登り、何も音がしない時間。

 お客様が「ブータンの風、優しいですね。」
 「昔の夕暮れって、こんな感じでしたね。」

 体が感じたことを思い思いに口にされます。

 とてつもないスピードで社会が、経済が前に突き進み、
 そこから落ちこぼれて行く人にならないよう必死で
 食い下がっている自分が、ブータンへ来て
 「本当に大切なこと」を考える。

 国民の、国民の、と空虚に連呼するどこかの国の
 議員は別にして、

 「生きる意味」
 「人の役に立つ意味」
 「大切にするべきこと」
 を真剣に、誰かに依存するのではなく、
 周りに流されるのでもなく、自分自身で考える。
 そんな時間をお客様と一緒に持ちたいです。

 もっともっと、人のお役に立つ人生を送りたい。
 私はブータンで決意しました。

 お風邪など召しませんよう。
 ブータンは寒いですが
 人の心と民族衣装がとても温かいです。
 昨日から全員で民族衣装「ゴ」を来て観光しています。
 肌触りが素敵です。日本人は結構似合います。

                  高萩徳宗

 (村上より)
 落ち着く文章と思いませんか。そうです、
 ベルテンポ・トラベル・アンド・コンサルタンツの
 代表である、たかはぎのりとしさんが発行する、
 「ベルテンポ・高萩徳宗からのメールレター」
 3月3日号の本文ではなく、編集後記の転載です。

 お客さまと一緒に旅行して、
 考える時間を、お客さまと共有する。
 こんな魅力的な文章が書けるのは、
 魅力的な体験、生き方をしているからですね。
 あこがれの高萩さんと一緒にセミナーができること、
 うれしく、ありがたく感じています。
 
http://www.beltempo.jp/seminar/2011.3club.seminer.html

 高萩さんのメールレター(メルマガ)ですが、
 3月
29日号がとてもいいんです。あなたに紹介したいと思い、
 転載の承諾をいただいています。
 「メールレターの転載、どうぞどうぞ」と快諾。
 4月4日に紹介いたします。


 ★北陸のNさんから。
  3月4日のメールレター「天の時、地の利、人の和」を
  読んでのおたよりです。


 おはようございます。

 こちらも雪です。
 昨日も、今日も車が田んぼに落ちていました。
 みんな春気分でしたから油断して当然でした。

 今日もいい言葉ありがとうございます。
 自分が努力せず、3つがそろわないと
 愚痴ばかりこぼしています。

 反省です。

 私も労働組合の専従役員の時、胃潰瘍になりました。
 ほんとに汚い胃になってました。
 考え方もさわやかでなかったです。


 大勢の人にわかってもらおうともがくと、
 気の弱い私などは一発アウトでした。


 身の丈にあわないことを引き受けて成長する人もいるし、
 私のように押しつぶされる人間もいます。

 自分らしい姿で接することができたら良かったと
 今だから思います。

 久しぶりに胃潰瘍時代を思い起こさせていただき、
 ありがとうございます。


                 北陸のNより

 (村上より)
 Nさんありがとうございます。こういうユーモアというか、
 余裕あるコメントを僕も書ければなあと思います。
 頭がいい方、経験を無駄にしていない方ですね。


 ★たくさんの人に人気の志賀内泰弘さんから。
  プチ紳士、ギブアンドギブの志賀内さんだからこそ、
  こうやって謙虚になれるんですね。


 最近よく
 「天の時」を考えます。

 天は
 いつ私に微笑んでくれるのだろうと。

 でも
 すぐに「いかんいかん」と首を振ります。
 感謝が足りんなぁ。

 こうして
 生きていられることに感謝が足りない。

 いつも
 いつも
 天は見守っていてくれるのに。

 すべての時間が
 天の時だと思うように
 心のベクトルをグッと引き寄せるこの頃です。

              志賀内泰弘より。
 (村上より)
 いま思い出しました。かなり以前、志賀内さんから
 いい話を聞かせていただきました。
 なんとか4月中に紹介しますね。

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油屋の底力

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110330

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     

   昨日、札幌のスタンドで車の給油をしました。
   「
30リットルまでですがいいですか?」とスタンドのお兄さん。
   僕には十分です。給油できるだけありがたい。車を使うのは
   ヤマト運輸か郵便局か、ヤマダ電機に行くときくらい。
   
30リットルもあればしばらく動けます。

   スタンドは、出し惜しみをしているのではありません。
   製油所からの輸送が途絶えているそうです。
   「油が入ってこないんですよ
」とお兄さん。
   「それなのに
30リットルもいいんですか?」と僕。
   札幌は恵まれています。被災地へ運びたいほどです。

   雪国に住んでいるので、冬場は自転車に乗れません。
   もう少しで雪がとけます。路面があらわれたら、
   できるだけ自転車で動きます。もう少しです。春は。
      

 今日の内容
  *油屋の底力(おたより本文)
  *(村上
透ものがたり/休み)
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  油屋の底力
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 昨年の
10月5日、「ゴミをどうぞ」という
 メールレターをあなたに送りました。

 滋賀県でガソリンスタンドを経営する、
 油藤(あぶらとう)商事の青山裕史専務のことを
 書いたメールレターです。

 青山専務はガソリンなどを販売するほか、
 バイオディーゼルを精製し、
 自社のスタンドで販売しています。

 家庭や企業から使い終わった天ぷら油を集め、
 軽油とほとんど同じ成分の油をつくっています。

 全国的にガソリンが高騰したり不足しているいま、
 大忙しだろうな
と思い、油藤商事のサイトを見ました。

 同社のホームページでは、青山専務の動きがわかります。
 本業もさることながら、地域のさまざまな行事に参加し、
 社会的な取り組みも奔走しているようすが報告されます。

 青山専務個人のスケジュールも公開され、
 僕が専務に会いにいくときも、予定表を見て連絡をします。

 トピックスのコーナーを見ると、3月
14日付けで
 「東日本巨大地震に関して」と題したコメントがあります。


   (ここから/前略)
   石油製品を扱う事業者として、報道で
   ガソリンがガソリンスタンドにないという状況に
   本当に心を痛めております。

   弊社に出来ることとして、
   
12日土曜日に滋賀の石油会社さんのご協力により、
   千葉の企業に軽油を
20,000L融通させて頂き、
   また本日
14日月曜日には、群馬の企業へ軽油を2,200L
   融通させていただきました。
   (ここまで/後略)


 そして、次のトピックスにハッとしました。
 「仙台に軽油を届けました」とあるのです。

 しょせん僕にはできないこととわかっています。
 こうやって動いてくれる人がいるから助かります。

 言ったところで意味ありませんが、
 お礼だけでも言いたくなります。
 青山専務にお礼を言いたくて、すぐメールを出しました。

 「お忙しい毎日を送っていることでしょう」と
 メールを差し上げたところ、こんな返信をいただきました。


  (ここから)

   実は、現在被災地関連で走り回っています。
   本日は群馬県にガソリンを持って行きました。
   また弊社WEBブログをご覧くださいね。


   来週は、2回目の仙台行きです。
   前回と同じオーダーですが、その後被災地に入り、
   重機の軽油配送をしようと思っております。
   ガソリンがないというのは、
   ガソリンスタンドを経営している者として
   他人事ではありませんし、
   「できることをやろう」という中で私にできることは、
   ローリーで燃料を運ぶことです。
   油屋の底力を見せつけたいと思っています。

  (ここまで)


 すぐ、青山専務が書いているブログを読みました。

 「緊急支援物資輸送中」という幕を貼ったトラック、
 滋賀県から一緒に宮城県へ向かったコープのトラック、
 現地で荷物を降ろすようすなどを撮った写真も
 ブログに載っており、緊張感をおぼえました。

 文字だけですが、青山専務のブログを載せます。
 新聞には載っていない、協力者の一面がわかります。
 油屋の底力をごらんください。

 そして、あなたも、いまの仕事であなたの底力を。
 僕も、きっとまだまだもっともっと、あるはず。
 底力を出します。

 青山専務は、いま、燃料輸送で仙台にいます。
 仙台行きは2回目です。現地で重機に配達しています。
 ボランティアです。おつかれさまです。
 ありがとうございます。

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感謝と仕事

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110328

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     

   3月
22日のメールレターで「僕は仕事をします」と書きました。
   祈るだけではなく、しっかり仕事をします、と。
   「売り手よし、買い手よし、世間よし」の世間を
   東日本ととらえ、三方よしを成立させたいと申し上げました。

   僕の書き方に
戸惑い迷いのようなものを感じたのでしょう。
   何人もの方から、「それでいいと思いますよ」「賛成です」
   といった励ましをいただきました。ありがとうございます。

   今日のメールレターは、そのなかのひとり、
   「村上の主張は間違ってない」とおっしゃってくださった
   神戸の経営者からのものを紹介します。
   僕に送ってくれましたが、日本中の方に読んでいただきたく。
      

 今日の内容
  *感謝と仕事(おたより本文)
  *(村上
透ものがたり/休み)
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  感謝と仕事
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★

(転載ここから)

 学生のころ、こんな言葉を聞きました。

 「想像力さえ持っていれば、
  地球の反対側にいる人でも、
  救うことができるのですよ」

 そこで苦しんでいる人のことを考え、想像し、
 同じ思いを共有すること、それさえできれば、
 自分にできることがわかるはず、
 という意味だと私は考えます。

 今回の地震と津波で、全てを失い
 避難所で暮らすしかない被災者の方たち。

 テレビでは毎日のようにその様子が伝えられて、
 確かに見るたびに胸がつまります。

 ただ、被災者にはいろんな人がいる。

 テレビでは報道されない、義援金も届かない、
 だけど確かに被災している人もいるわけです。

 自宅は半壊、もしくは異常なし、
 だけど出勤の足もなく普段の生活はできない人や、
 計画停電により、事業が行き詰まる中小企業の経営者や社員、
 農作物の輸送ができなくなった農家の人達だってそう。
 被害が広範囲なだけに、

 被災者はほんとうに、多岐にわたると思うのです。

 阪神大震災のとき、
 初めてこのようなことが言われましたよね。

 「被災者に、『頑張って』と声をかけてはいけない。
  追い詰められて、ストレスが倍増するから。
  だから『頑張りましょう』と言いましょう」って。

 これは、他人事ではないのです。
 「頑張りましょう」
 すべての人が前を向いて、
 頑張りましょうという気持ちを持たなければ、
 被災して苦しんでいる方が元気になれるわけがない。

 いま、避難所で寒さに震える、
 家族をなくした子供たちが救えなくても、
 被災の程度の比較的軽い、
 まだ体力のある企業や人を支援することで、
 周りから復興の手助けをすることができるかもしれない。
 それならできることがあるかもしれない。
 それを考えるのもひとつの支援。

 いまできなくても、
 これからできることを考えるのも、
 立派な支援だと思います。



 神戸の震災の時、揺れで目覚めたのか、
 それとも地鳴りで目覚めたのか、
 それはもう私自身にもわからないのだけど、
 
 目覚めたら、もう揺れていました。
 揺れている、というか、
 
 まるで巨人が家を持ち上げて、
 おもちゃの鈴を振るように力任せに揺らしているような、
 
 縦にも横にも、とにかくいたぶられているような揺れでした。
 
 揺れを感じたのと同時に、
 部屋に少しついていた電気はパッと消えて、真っ暗な闇。
 
 何も見えない中、何かが落ちる音、
 家具が倒れるような音がして
 それが一番の恐怖だったように思います。
 
 そのなかで、何を考えたか。
 
 それは、
 「死にたくない」、ということ、それだけ。
 
 悲しいとか、恐怖とか、それよりも
 ただ「イヤだ、死にたくない、でも死ぬかもしれない」と、
 それだけ。
 
 それだけに、
 あの朝、突然に命を奪われた、何千人という人のことを思うと、
 いまでも胸が痛いのです。
 
 
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日本復興の先兵となれ

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110324

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     

   柴原薫さんが書くメルマガが好きで、毎週読んでいます。
   柴原薫さんは、南木曽木材産業株式会社の社長です。
   3月
17日に届けてくださったメルマガを紹介します。

   埼玉県新座(にいざ)市に立教新座高校があります。
   渡辺校長先生が卒業生へ送ったメッセージを紹介します。

   このメッセージを
   人とホスピタリティ研究所代表の高野登さんが紹介し、
   その紹介を受けて柴原社長が紹介し、
   柴原社長から教えていただいた僕が紹介するという流れです。

   立教新座高校の渡辺校長によるメッセージには
   不思議な力を感じました。
   僕はもちろん卒業生本人ではありませんが、
   涙を流しながらでも、大きな声で「ハイ!」と
   返事をしたくなりました。
   読んでおきたい、日本人による日本語の文です。
   長い文です。時間だいじょうぶでしょうか。
      

 今日の内容
  *日本復興の先兵となれ(おたより本文)
  *(村上
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  日本復興の先兵となれ
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 いつもありがとうございます。
 今週もメールマガジン【木曽は山の中新聞 第
030号】を
 お届けいたします。

 ◆今週のテーマは、坂村真民『一寸先は光である』

 少しでも多くの方に日本の森、
 林業について知っていただこうと思い、
 「木」の付く木曜日にメールマガジンを発行しております。

             南木曽木材産業(株) 柴原薫

 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 □木曽は山の中新聞
030号 【2011317日(木)】
 □■
---------------------------------------------

 南木曽木材産業(株)柴原薫 http://nagiso.co.jp/

 ≪ 目次 ≫

 
[ 1 ]坂村真民『一寸先は光である』


 南木曽・山からの贈り物本舗
 → 
http://nagiso.shop-pro.jp/
 -----------------------------------------------


 [ 1 ]坂村真民『一寸先は光である』

 3月
11日のその時刻、私は
 来客を送るために南木曽駅にいました。
 そこで、大きな、そして、
 ゆっくりとした揺れを感じました。

 しかし、その時は、
 まさかこんな大きな震災になっていたとは思いませんでした。

 言葉の軽さと、一言の言葉の重さをかみ締めながら、
 多くの東北にいる友人たちの安否を思いました。

 むやみな電話とメールは辞めて、
 ただ、ただ、一途に祈った、祈った。。。

 そして、坂村真民先生の

 「一寸先は光である」

 の詩を口にした。
 他界した人の冥福と生きている人の生きる力を信じて!


 親友の、人とホスピタリティ研究所代表高野登さんから
 メールをいただきました。

 下記、ご紹介いたします。

   
*   *   *   *

 皆さま、日々、いかがお過ごしでしょうか。
 お怪我などございませんか。

 東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまには、
 心よりお見舞いを申し上げます。

 テレビや新聞等の報道でしか分かり得ませんが、
 原子力発電所のことなど、本当にこれまでの想定を
 大きく超えた出来事が続いています。

 心がざわつき、平常心を失い、
 買い出し等に走ってしまうのが大衆心理だとは分かっていても、
 ほとんど被害の無かった東京のスーパーから物が消えていく。
 これは尋常なことではありません。
 日本人の互助の精神はどうなってしまったのだろうと、
 悲しくて心が潰れそうになる時があります。

 そんな中、自らの命を挺してまでも、
 現地入りされて活動を続けていらっしゃる皆さまには、
 心からの感謝と尊敬の念でいっぱいです。

 さて、友人から教えて頂いたのですが、昨日、
 卒業式を中止した立教新座高校の渡辺憲司校長が
 卒業生に送ったメッセージに、とても励まされました。

 こんな時だからこそ、己の立ち位置を確かめよ、
 魂を奮い立たせよという、渡辺校長の渾身の力、思いが
 伝わってくる素晴らしいメッセージです。

 すでにご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、
 皆さまにお裾わけさせて頂きたいと思いメール添付致します。
 お時間のあります時に。

 精一杯の祈りを込めまして。

 高野 登

   
*   *   *   *

 卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。
 (校長メッセージ)
2011.03.16

 卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。

 諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。
 その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。

 また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、
 生徒諸君とともに感謝を申し上げる。

 とりわけ、強く、大きく、本校の教育を支えてくれた
 保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、
 心からの御礼を申し上げたい。

 未来に向かう晴れやかなこの時に、
 諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。
 このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、
 配布予定の学校便りにも掲載した。

 その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。
 しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、
 濁流と化し、数多の人命を奪い、
 憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。
 これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた
 浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。
 しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、
 どうしても以下のことを述べておきたいと思う。
 私はこのささやかなメッセージを続けることにした。

 諸君らのほとんどは、大学に進学する。
 大学で学ぶとは、又、大学の場にあって、
 諸君がその時を得るということはいかなることか。
 大学に行くことは、他の道を行くことと
 いかなる相違があるのか。
 大学での青春とは、如何なることなのか。

 大学に行くことは学ぶためであるという。
 そうか。学ぶことは一生のことである。
 いかなる状況にあっても、学ぶことに終わりはない。
 一生涯辞書を引き続けろ。新たなる知識を常に学べ。
 知ることに終わりはなく、知識に不動なるものはない。
 大学だけが学ぶところではない。
 日本では、大学進学率は極めて高い水準にあるかもしれない。
 しかし、地球全体の視野で考えるならば、
 大学に行くものはまだ少数である。
 大学は、学ぶために行くと広言することの背後には、
 学ぶことに特権意識を持つ者の驕りがあるといってもいい。

 多くの友人を得るために、大学に行くと云う者がいる。
 そうか。友人を得るためなら、
 このまま社会人になることのほうが近道かもしれない。
 どの社会にあろうとも、よき友人はできる。
 大学で得る友人が、すぐれたものであるなどといった保証は
 どこにもない。そんな思い上がりは捨てるべきだ。

 楽しむために大学に行くという者がいる。
 エンジョイするために大学に行くと高言する者がいる。
 これほど鼻持ちならない言葉もない。
 ふざけるな。今この現実の前に真摯であれ。

 君らを待つ大学での時間とは、いかなる時間なのか。
 学ぶことでも、友人を得ることでも、
 楽しむためでもないとしたら、何のために大学に行くのか。

 誤解を恐れずに、あえて、象徴的に云おう。
 大学に行くとは、
 「海を見る自由」を得るためなのではないか。
 言葉を変えるならば、
 「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。
 現実を直視する自由だと言い換えてもいい。

 中学・高校時代。君らに時間を制御する自由はなかった。
 遅刻・欠席は学校という名の下で管理された。
 又、それは保護者の下で管理されていた。
 諸君は管理されていたのだ。
 大学を出て、就職したとしても、その構図は変わりない。
 無断欠席など、会社で許されるはずがない。
 高校時代も、又会社に勤めても時間を管理するのは、
 自分ではなく他者なのだ。
 それは、家庭を持っても変わらない。
 愛する人を持っても、それは変わらない。
 愛する人は、愛している人の時間を管理する。

 大学という青春の時間は、
 時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。
 池袋行きの電車に乗ったとしよう。
 諸君の脳裏に波の音が聞こえた時、
 君は途中下車して海に行けるのだ。
 高校時代、そんなことは許されていない。
 働いてもそんなことは出来ない。
 家庭を持ってもそんなことは出来ない。

 「今日ひとりで海を見てきたよ。」

 そんなことを私は妻や子供の前で言えない。
 大学での友人ならば、黙って頷いてくれるに違いない。
 悲惨な現実を前にしても云おう。
 波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。
 荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。
 時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。
 自分の夢が何であるか。海に向かって問え。
 青春とは、孤独を直視することなのだ。
 直視の自由を得ることなのだ。
 大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。
 自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。
 流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

 いかなる困難に出会おうとも、
 自己を直視すること以外に道はない。
 いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、
 それを直視することの他に我々にすべはない。
 海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。

 真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。
 貧しさを恐れるな。男たちよ。船出の時が来たのだ。
 思い出に沈殿するな。未来に向かえ。
 別れのカウントダウンが始まった。
 忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時の
 この卒業の時を忘れるな。
 鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。
 愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。

 教職員一同とともに、
 諸君等のために真理への船出に高らかに銅鑼を鳴らそう。
 「真理はあなたたちを自由にする」
 (
Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ
 ヘー アレーテイア エレウテローセイ ヒュマース)
 ・ヨハネによる福音書
8:32

 一言付言する。

 歴史上かってない惨状が今も日本列島の多くの地域に存在する。
 あまりに痛ましい状況である。
 祝意を避けるべきではないかという意見もあろう。
 だが私は、今この時だからこそ、
 諸君を未来に送り出したいとも思う。
 惨状を目の当たりにして、私は思う。
 自然とは何か。自然との共存とは何か。文明の進歩とは何か。
 原子力発電所の事故には、科学の進歩とは、何かを痛烈に思う。
 原子力発電所の危険が叫ばれたとき、
 私がいかなる行動をしたか、悔恨の思いも浮かぶ。
 救援隊も続々被災地に行っている。
 いち早く、中国・韓国の隣人がやってきた。
 アメリカ軍は三陸沖に空母を派遣し、
 ヘリポートの基地を提供し、
 ロシアは天然ガスの供給を提示した。
 窮状を抱えたニュージーランドからも支援が来た。
 世界の各国から多くの救援が来ている。
 地球人とはなにか。地球上に共に生きるということは何か。
 そのことを考える。

 泥の海から、救い出された赤子を抱き、
 立ち尽くす母の姿があった。
 行方不明の母を呼び、泣き叫ぶ少女の姿がテレビに映る。
 家族のために生きようとしたと語る父の姿もテレビにあった。
 今この時こそ親子の絆とは何か。
 命とは何かを直視して問うべきなのだ。
 今ここで高校を卒業できることの重みを深く共に考えよう。
 そして、被災地にあって、命そのものに対峙して、
 生きることに懸命の力を振り絞る友人たちのために、
 声を上げよう。共に共にいまここに私たちがいることを。

 被災された多くの方々に心からの哀悼の意を表するととともに、
 この悲しみを胸に我々は新たなる旅立ちを誓っていきたい。
 巣立ちゆく立教の若き健児よ。日本復興の先兵となれ。

 本校校舎玄関前に、
 震災にあった人々へのための義捐金の箱を設けた。
 (3月
3110時からに予定されている
 チャペルでの卒業礼拝でも献金をお願いする)

 被災者の人々への援助をお願いしたい。
 もとより、ささやかな一助足らんとするものであるが、
 悲しみを希望に変える今日という日を忘れぬためである。
 卒業生一同として、被災地に送らせていただきたい。

 梅花春雨に涙す
2011 年弥生15 日。

              立教新座中学・高等学校
                  
校長 渡辺憲司


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 効率や採算性が重視される時代になっても、私たちは頑なに、
 家づくりのすべてを提供しております。なぜなら、これが一番、
 お客さまに安心していただけるからです。植林して、間伐し、
 製材して、家を建てる。すでに私たちは五十年近く、同じことを
 続けております。家は一生の財産。お客様の夢を、柱一本から
 実現できることが、私たちの誇りです。

 代表取締役 柴原

 
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 [柴原のブログ] http://blog.nagiso.co.jp/

 〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻1187
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 ★村上です。
  お読みいただき本当にありがとうございます。
  一寸先は闇ではないんですね。
  一寸先は光なんですね。
  柴原社長、ありがとうございます。
 
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仕事、支援、三方よし

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 195
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110322

 このメールレターは、
 お客が増える★プロダクションとご縁のある方に贈ります。

  
本文の無断転送、無断転載を積極的におすすめします。
  (転載される際は、気前よく全文まるごとお願いします!)


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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     
   祈ることしかできないのではなく、
   仕事をして、時間やお金、きっかけをつくり、
   手伝いにいくことならできそうです。
   やらなければなりません。だから、仕事をします。

   いまこそ商売しっかり、ビジネスしっかり。
   「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「世間」を
   「東日本」に置き換えることならできそうです。
   健全な利益を東日本へ送ることで三方よしを成立させたい。
      

 今日の内容
  *仕事、支援、三方よし(おたより本文)
  *(村上
透ものがたり/休み)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  仕事、支援、三方よし
★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★

 
10日間、考え続けました。
 いろんな方からのメルマガを読ませていただき、
 いろいろなことを考えざるを得ませんでした。

 被災地で仕事をしている、
 何人かの方からメールをいただき、
 考えざるを得ませんでした。

 阪神淡路大震災を経験された方から話をうかがい、
 考えざるを得ませんでした。

 考えることができるだけ、
 ありがたいことだと思っています。

 屋根の下で考え、仕事で出かけ、
 ホテルのベッドで寝ることができることに、
 罪悪感のようなものを感じます。

 
10日間考え続けましたが、当初思ったことは
 この間、変わりません。

 いままで以上に、お客さまのことを思い描き、
 みんながしあわせに楽しく暮らせるよう、
 いい仕事をしていこうと思っています。

 売ったり売り込んだりせず、
 喜ばれる仕事をして、お金をいただき、
 募金をして、荷物を送り、
 聞きたいと思ってくださる話をしにまいります。

 しあわせなことに変わりなく仕事ができる僕は、
 仕事によって生み出された時間とお金を、
 もともと持っている体力をつかって、
 復興のお手伝いができればと考えています。

 いま、不自由な生活を余儀なくされている、
 被災地の方で、避難生活をされている方で、
 このメールレターをお読みの方はいらっしゃいますか。

 レターパック(従来のエクスパック)に入るもので、
 「こんなものを送ってください」というものがあれば、
 どうかおっしゃってください。

 ガソリンや灯油は送ることができませんが、
 けっこういろんなものを送ることが可能です。

 また、現実的には一家族になると思いますが、
 札幌でよければ、僕の仕事場をつかってください。
 一軒家です。僕は一部屋あれば仕事できます。

 北海道でも自治体として受け入れるとのことですが、
 僕の場合は役所を通さず、非公式のルートです。
 日程さえあえば、できるだけ近くまで迎えに参ります。

 キャップライト(ヘッドライト)や電池を送ります。
 食べ物もおっしゃってください。
 代わりにできそうな仕事がありましたら、どうぞ。

 そんなこと言うな、と思われるかもしれませんが、
 復興には長い時間がかかるかと思います。

 表面上、元の暮らしに戻るまでに何年もかかります。
 気持ちのうえでは、何年どころではありませんよね。

 わかったようなことは申し上げません。この件に関して、
 黙っていろ、ということであれば黙ります。
 村上に、「とりあえず打診してみるかな」
 ということがあれば、言うだけ言ってみてください。

 僕に無理なことでも、なんとかならないか、
 メールレター読者のみなさんに呼びかけてみます。


 多くの方から、「こんなのご存じですか」という
 メールをいただきます。

 感動する話、日本人はすてたものじゃないという話が
 とても多くの方に読まれているようです。
 同じものが、すごい速さで飛び交っているようです。

 震災時の会社対応といった、経営者向けの情報も
 数々提供されています。

 このメールレター読者の約9割は経営者です。
 社長向けの情報を、いただいたメルマガから
 紹介します。

 こんな状況で、そんなこと考えられないと
 思われるかもしれませんが、現実的に、
 動かなければならない会社があることも
 事実のようです。


★新労社が贈る、人事のツボ!
2011年3月 第114号より
(深石先生、転載の承諾を得ていません。
 なにとぞお許しいただきたくお願いします)


○ 震災対策の助成金特例措置

大震災で雇用が危ないとなりましたら、解雇等を考える前に
雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)を使い、
従業員の方を休業させるようにしましょう。
そこで以下のような特例措置が設けられました。

東北地方太平洋沖地震被害に伴う経済上の理由により、
事業活動が縮小した場合に雇用調整助成金が利用できます。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a09-1.html

内容はリンクの通りですが、
特に注目したいのは以下の点です。

・ 支給要件緩和地域 
 青森、岩手、宮城、福島、茨城の
  5県は要件緩和。 

 ⇒ 3ヶ月の売上低下を1ヶ月で見よう、というもの。
   口蹄疫の時のように、売上低下見込みで、
   
616日までは前倒しで支給申請できます。
   今後、東京本店の支店などに拡大されるかも知れません。

・ 計画停電の影響による売上減少も、受給対象となります。

 ⇒ 上記の5県のように、1ヶ月の売上では見ず、3ヶ月で見ます。
   ただし、停電が長引けば5県以外に緩和の可能性があります。

・ 上記5県以外でも、既にこの助成金を使っている事業所は、
  計画停電などの影響で休業しても受給目くじら立てられることは
  ありません。

 ⇒ フツーは天災はダメなのですが、停電の可能性が消えませんので、
   計画の変更は早めに出しましょう。

なお、この地震のための新しい書類の様式も出ました。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a04-1.html

また、助成金の届出期限の特例も設けられました。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/dl/110317-1.pdf

地震の影響で支給申請を期限までに提出できなくても、
その事情が止んでから7日以内、あるいは1ヶ月以内に
その理由を示した書面を提出すれば、
期限までに提出したとみなしてくれる、というものです。

割とスパンの長い助成金は、1ヶ月で認めてくれるようです。

ご相談は以下にどうぞ。
助成金については
雇用助成金相談室

http://nlsroumu.com/jk/

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お客が支持するもの

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 お客が増える★プロダクションが贈る メールレター
 【今日も元気に
お客が増える!】 194
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110314

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     
   今回の地震、北海道内にかぎらず、本州の方でも
   「こんなこと、村上に頼みにくいな
」と思うことがあれば
   どうぞご遠慮なくお申しつけください。非常時ですから。

   「いま北海道ですか? だいじょうぶですか」と
   電話をくださった方々が多数いらっしゃいます。
   だいじょうぶです。電話がつながりにくくてごめんなさい。

   「いま、どこにいるんですか? 取材先ですか」と
   メールをくださった方々、ありがとうございます。
   昨日は札幌にいました。こんなときなのに、
   家の前の雪かきや氷割りなどをおこない、雪焼けしています。
   どうしても一人、仙台市内で連絡がとれない友だちがいます。
      

 今日の内容
  *お客が支持するもの(おたより本文)
  *狭い部屋に同居者が(村上
透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  お客が支持するもの
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 一昨年(
2009年)の10月、
 「あなたの会社は何屋ですか?」という
 メールレターを書きました。

 京都のフットクリエイト、
 桜井寿美(さくらいとしみ)社長を紹介したものです。

 このレターは、その後、何人もの人に
 「考えさせられました」というコメントをいただきました。

 そして、ときどき聞かれるのが、
 「桜井社長って、どんな方ですか?」ということ。

 桜井社長は忙しい方です。日中はなかなか会えません。
 おととしのメールレターにもこのように書きました。

   日本靴医学会、日本フットケア学会に所属し
   専門的研究を重ね、病院や自治体に働きかけ、
   受験勉強をして大学に入学しなおし
   研究内容を新聞に寄稿し、
   講演活動に奔走する日々が、
   いまもって続いています。

 桜井社長は、一般の入試を受けて国立大学へ進学。
 大学における研究テーマは、
 「糖尿病と靴」「高齢者の転倒予防と靴」。

 「高齢者の転倒予防」など、けっこう狭い分野です。
 しかし、そこに「靴」をかけあわせることで
 さらに狭くて深い研究テーマになります。

 朝から講義を受けて、自分の研究分野の相談を
 教授に相談したりして帰宅するのが暗くなってから。

 つまり、いつも社長が不在というわけです。
 にもかかわらず、お客が増え続けています。

 お店では桜井社長のご主人が接客をします。
 足型をとったり、足圧を計測したり、
 糖尿病やリウマチなどの病歴について尋ねたりと
 
靴のサイズ以外のことを調べたりヒアリングしたり。

 桜井一男さんは言います。
 「当社は靴屋ではありませんからね(笑)」

 桜井社長も言います。
 「そもそも靴屋の視点を持っていませんでした。
  それが幸いしました」
 「資金が豊富で大量の仕入れが可能、陳列する
  場所も広く確保できたなら靴屋になっていた
  かもしれません。でもそれはかなわなかった。
  だからよかったのかも(笑)」

 購入客が年間
400人ほどだった靴を売らない靴屋は、
 年間
1000人以上が購入するお店に変わりました。

 人の目には靴屋に見えるお店ですが
 靴屋ではないのだとしたら、
 いったい何を売っているのでしょう。


 「この会社は何を売っているんだろうか」
 と考えてしまう会社は案外多いものです。

 というより、僕が取材する会社は結果的に
 
同業者とは違ったもの(こと)
 お客に支持されているところばかり。


 沖縄の会社、パーソナルフードサービスも
 弁当を宅配しているのに弁当配達会社ではない。
 そうとしか思えません。

 同社は一日2回、約束した時間内に
 昼食と夕食を届けています。

 糖尿病や心臓病、高血圧の症状を抱えた方、つまり
 カロリーや栄養素を制限された人のための弁当です。

  
Aさんには、ひじきとコンニャクを入れてはいけない。
  
Bさんには、ご飯なし。一日1600キロカロリー厳守。
  
Cさんには、オクラと揚げ物禁止。
  
Dさんには、ご飯140グラム、胡椒アレルギーあり。

 届ける弁当は一人ずつ違います。
 献立は同じですが、糖分だけではなく塩分も
 タンパク質もカリウムもなにもかも個別。
 社名どおりパーソナルなフードを提供しています。

 生活習慣病の方は年齢がさまざま。
 高齢者が多いとは限りません。

 それでも一定の割合でお年をめした方はいます。
 一人暮らしの高齢者には必ず声をかけ、手渡しします。
 弁当配達より毎日の安否確認が日課と言えます。
 
 新城美一社長は、取材時にこう話してくれました。

 「お客さまの2割くらいは一人暮らしですから、
  こちらも必ず声をかけます。弁当の配達以前に
  安全確認が第一。毎日、元気な様子を目にして
  安心し、それからお弁当を渡します。だから
  手渡しが原則です。お年寄りの方は配達員を
  待っているんです。飴を持って配達員が来るのを
  待っていてくれます。夏なら冷たいものを用意
  してくれています」


 新聞配達は朝と夕方来てくれますが、
 声をかけて会話をする時間はありません。
 郵便や宅配物は、毎日届くとは限りません。

 朝と昼、必ず声をかけてくれる存在は、
 パーソナルフードサービスの配達員だけ。
 そう言って間違いないと思います。

 こんな深い関係は、ほかにはないんじゃないか。

 からだのことを考えれば、同社以外の弁当は
 考えられない。だから契約しているのでしょう。

 しかし、単に弁当の善し悪しだけではない。
 そう思えてなりません。

 パーソナルフードサービスが支持されるのは、
 弁当以外のこと。つまり、本当の売り物は
 ほかにあるということです。

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損得よりも

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2011・03・08

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上 透です。

     
   「お客が増える!」のレポートを読んだ方から、
   「当社は“何屋”かを考え直したい」
   「ウチの“”本当の売り物って、なんだろうと思いました」
   という報告? 相談? 告白? をいただきます。
   僕も、とても重要な視点ととらえています。

   セミナー案内のコーナーでも紹介していますが、
   次の日程、場所で一緒に勉強しませんか。
   3月17日は金沢で。
   4月6日は静岡で。
   4月8日は大阪で。
   4月9日も大阪で。
   4月30日は福山で。
   この5ヵ所は、「本当の売り物」について、がっちり勉強できます。
   つまり、他社に差をつけ、お客を増やすことができるのです。
      

 今日の内容
  *損得よりも(おたより本文)
  *古本で部屋が狭くなる(村上 透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★      
  損得よりも
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 どこでどう調べるのか、ダイレクトメールが届きます。
 あなたも、受け取ることが多いのではないでしょうか。

 知っている人からの「新商品のご案内」ならともかく、
 知らない会社からの売り込みDMには、ときどき閉口。

 おしなべて「うちの商品はどうだ!」というもの。

 「こんなにすごい商品なんだぞ」
 「これは安い! まいったか!」
 「当社はこんなに立派なんだ!」

 という、びっくりマークの連続ものばかり。
 (ちょっと誇張気味)

 気持ちはわかります、と言いたいところですが
 もらう側のことをもう少し考えていただきたい。

 「こんなにすばらしい商品、ほかにありません」
 「こんなサービス、当社だからできるのです」
 「これ以上安くできません」

 この3つのどれか。これでは飽きます。
 結局、どのDMも同じ内容に感じます。
 異質ではなく同質。それでは意味がありません。

 だから、先週、いただいたおたよりにほっとしました。
 茨城県下妻市の坂入誠社長からの封書です。

 僕宛の住所と宛名は手書きでした。
 自筆というだけで(売り込みではない)とわかります。

 はたして封筒の中身は……。


 初めてのパターンでした。
 会社のことも商品やサービスのことも書いていません。
 「私はこんなに立派な社長です」とも書いていない。

 「当社には、こんなすばらしい社員がいます」

 それを教えてくれた手紙でした。

 朝日新聞の「声」という読者からの欄に
 ある業者のことを書いた投稿がありました。

 坂入社長のもとで働く社員のことが書かれたのです。
 社長にはそれがうれしくて、新聞記事の写しも一緒に
 送ってくれました。

 でも、決して「社員を売り込んだ手紙」ではなく、
 「うれしいことがあったので知らせたくなりました」
 というお手紙です。

 お読みいただければ、僕もうれしく思います。


 (ここから)

 春の訪れももうすぐです。
 いつも感謝しています。坂入誠です。
 ご無沙汰をしております。
 皆様お元気でお過ごしのことと思います。
 当社の社員のことが先日朝日新聞に掲載され、
 社長の私もうれしい限りですので、
 そのまま原文をのせさせて頂きます。

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「天の時、地の利、人の和」

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 【今日も元気に
お客が増える!】 192
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20110304

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  こんにちは。お客が増える★プロダクションの村上
透です。

     
   昨日、3月3日は朝、夕方、夜と3回、雪かきをしました。
   朝、起きたら、
25センチくらいの雪。
   夜は
15センチくらい積もっていました。
   あら、今朝もまた少し積もっています。
   今日も雪が降りそうな空模様。
   札幌市北区新琴似だけかもしれませんが。空が読めたら


   本州からのおたよりには花粉の話がちらほら。
   梅の写真もいただきました。なのに、こっちは雪かき。
   小さい国なのに、こうも違う。だからいいんです。
      

 今日の内容
  *「天の時、地の利、人の和」(おたより本文)
  *胃潰瘍と十二指腸潰瘍(村上
透ものがたり)
  *この日、ここで、あなたに会えませんか(セミナー案内)


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  「天の時、地の利、人の和」
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 実力がある人に限って、自分の力を否定します。
 自分の力ではない。周囲の人のおかげです、と。

 遠慮深いとか謙遜しているというのでもない。
 おそらく、自分が求めるレベルがかなり高く、
 その目指すところから見れば、まだまだという
 ことではなのでしょう。


 三重県員弁郡(いなべぐん)の株式会社サンアリックス、
 吉原泰和社長もまた、「私なんか
」と慎み深い。

 サンアリックスは、会計ソフトや顧客管理システムなど
 ソフトウェアを開発し、販売している会社です。

 サンアリックスという社名を聞いたことがありますか。
 正直言って、僕は聞いたことがありませんでした。

 会計ソフトというと、何社ものメーカーがありますが
 サンアリックスの存在はまったく知りませんでした。

 知らなくても無理はありません(と思います)。
 三重県と岐阜県を中心に、特定の業界向けソフトを
 開発し、販売している会社だからです。

 僕が三重県に住み、お寺の住職か保育園の園長、
 あるいは医者だったら知っていたでしょう。

 そうなんです。サンアリックスは、
 寺院や保育園向けの顧客管理システムや
 シルバー人材センターの業務システムなど、
 公益法人が使いやすい運営上のシステムが専門です。

 話をうかがうと、当たり前のことに気づきます。
 寺院には、顧客に相当する檀家がいます。
 法要の記録も必要だし、会費や会計出納もあります。

 施主さんに年間行事の案内を出したり、寺院によっては
 墓地販売の案内も送りたいところでしょう。

 公益法人だけれど、民間企業と同じように
 さまざまな業務が発生し、管理が不可欠。

 そのうえで、会計のやり方が一般の税務とは
 どうやら異なるようです(よくわからないのですが)。

 お寺だけではありません。保育園も同様です。
 ふだん意識しませんが、保育園は社会福祉法人ですね。

 保育園も、業務がじつに複雑で多岐にわたっています。
 話をうかがうまで知りませんでしたが、なるほど、
 園長もスタッフもやることがたくさんあるんですね。

 園児が、何時に何分に保育園から帰宅したのか、
 園児一人ひとりの時間を記録したり、
 給食の管理、アレルギーの記載、行事案内や会議など
 保育士も園長も理事長もたいへん重労働と知りました。

 シルバー人材センターも民間ではありません。
 社団法人の会計基準にのっとって会計処理を
 おこなわなくてはならないのだそうです。

 特殊法人はまだまだありますが、サンアリックスは
 寺院と保育園、シルバー人材センター、
 そして医師会などの特殊法人に絞っているのです。

 これこそまさに戦略。吉原社長の経営者としての実力。
 そう思うのですが、「いいえ、恵まれただけです」と。

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